日々雑感 ~写真と思い~

今日と言う日は、二度と来ない。 
だから今日を大切に・・そんな私のデジカメ散歩 

* 母の日 *  

2010年05月09日 | 雑感

この記事を書いている今は、もうこの日を4日過ぎている。
母の日、早朝聞いていたラジオの男性アナウンサーが「以前は、母の日と言えばカーネーションでしたが、
いつもそれではありきたりで心がないような気もするし、最近は紫陽花や季節の花母親の好きな花を
贈ったりするようになりましたね」そう言いながら、母の日とカーネーションの薀蓄を語っていた。

(ありきたり? 心がない? なんて言うことを言うのよ~)、私はちょっと反発した。
女性アナウンサーなら、こんな言葉は言われなかったかもしれない、同姓として。
何十年たとうが私、他には何もいらない、母の日には1本でいいカーネーションが欲しい。
母親になって初めて子供たちがくれた赤いカーネーション、なぜか母親の勲章のようで嬉しいのだから。

とは言っても、以前の母の日に長女夫婦からもらったピンクのミニバラ、長男夫婦からもらったラベンダー、
次女夫婦からのミニカーネーション、また今年も咲いていて母の日の思い出に浸っているんだけどね。

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夫は卓球の市長杯で中央体育館、展君は野球で鳴尾浜、私は娘とゆっくりと主婦をしていた。
お昼前、息子家族がやってきた。  午後にはセイ君が中国出張なので長女がきた。

今年米寿を迎える母から電話があった。 プレゼントのブラウスや扇子に加え皆さんでと洋菓子を送った。
お茶をたてる兄夫婦を思い以前は良く和菓子を送っていたが、結婚した甥っ子(次男)のお嫁さんが
和菓子やさんへ勤めていた関係で、自ずと洋菓子を送るようになった。
「気いつかわんでもええのに、電話だけでええのに」と言いつつ、なぜか長々と便箋3枚になった手紙、
「あんたは文章が上手じゃけえ、もったいないことを書いてもろうて今お仏壇のお父さんに供えたんよ、
写真のござを敷いてみんなが座とる姿が一番幸せじゃね、親として本当に嬉しいわ」電話の奥で泣いていた。
(いえいえ・・上手ではないんよ、本当のことじゃから、今があるのはみんなお母さんのお陰なんじゃから、
この年になっても注意したり教えてもらったり励ましてもらっているなんて、こんな幸せなことないんじゃけ)
義兄夫婦や義弟との大阪城公園のお花見、子供や孫達とあちこちへ行った写真いっぱいコラージュして
A4サイズの両面12枚、近況報告方々ラミネート加工して送った。

母は年をとってから特に、結婚式やみんなから送られてきた写真、毎日見て寝るのが楽しみなのである。
そんな写真、いわゆる自分の子、孫、曾孫・・、5人の子供達の家族がみんな幸せに暮らしていること。
そんな写真は言い換えれば母の、生きてきたこと、子育ての結果であり財産なのである。 
3人の孫しか知らないで還暦を待たずに他界した父に、語りかけながら眺めているのだろうきっと。
そして心できっと、それぞれの家族へ(がんばれよ)声なき声でいつも応援してくれているような気がしている。

義母からも電話があった。 
「皆さんお変わりないですか。 いつもいつも色々と心づかいしてもらって、ありがとうございます」
義母がそんな仰々しい言葉でかけてきたことはなかったので、少しびっくりした。
兄嫁さんに聞いているデーサービスのことも話したが、週に2回は行っとるんですよ、それくらいはせんとね」
兄嫁さんは、友達がやめたので楽しく無いから2回を1回にしたんですよと言っていたが。
「けんつくさんは、今日は卓球の試合なんですよ」と言ったら、「そう、皆さんによろしくお伝えください、
元気でね、ありがとうございました」等と以前は口にしていた娘や孫の名前など出てこなかった。
(けんつくさんのお嫁さんが私って分かってるかなぁ、娘まで分かるかなぁ、電話で)
電話番号を押したであろう兄嫁さんが、「けんつくさんのお嫁さん、みくさんよ」等とそばで言ったかも知れない。

病を患う前までは、ゲートボール、ご詠歌、お花、カラオケなど、元気に楽しんでいた義母だったのに。
自然な老いとは思いながら、(私だって、そうなのだから)現実と、これから加速するであろう老いを思うと、
不思議な寂しい思いをした。 それと共に、兄夫婦に良くしてもらっている双方の母親である、
私は神戸の母のお世話をいつか・・と夫と話す今、気持ちを少しでも理解できるようにと家族のない、
神戸の婦人とはそんなめぐり合わせなのだと、そう思っている。

母・・生きてくれているだけで、慈愛の心、見えない力、大きな安心感で暮らせているような気がする。
私を生んでくれてありがとう、夫を生んでくださってありがとうございます。

夫から電話があって「どうやった?」 「優勝は優勝や、下へ落ちたけど。 飲むからUSJは行かれへん」
「優勝!? 下へ落ちた?よう分からへん」 それ以上言うのも邪魔くさそうなので聞くのをやめた。
試合は早く終わるだろうからみんなでUSJへ行こうと言っていた夫、新アトラクションに乗りたい一心。 
愛ちゃんが「ひろとが、もう行く気になっていて」 そっか、では・・3人の娘と女ばかりで行くことにした。 

6時半着、まずシティーウォークで食事をする。  

娘や愛ちゃんはパレード何度も見ているが、久しぶりに見たいと言うので、私は3度目。
ひろとやなつめの見る目も変わってきて、前よりずっと興味深々、かんた2度目、ゆいちゃんは初めて。



私は最前列で見たのは初めてで、迫力があった。 写真は初めてのとき撮ったので今回は見るのを優先。

当然ながら、毎日のことなのにショーを演じる人たちの表情はいつもいっぱいの笑顔や踊りやはりプロ。
この方たちには毎日でも、見る人は初めてや最後の人もいるであろう、みんなを満足させ楽しませる。

孫たちの目は輝いていた。  

 少々寒かったが、充分に楽しめた。
始まる前にスペース・マウンテンに乗りたいといっていたが、調整中で乗れなくてがっかりの娘たち。

帰宅すると、お酒臭い夫がお風呂上りほっとくつろいでいた。 意味が良く分からなかったが、
夫のブログのコメントのやりとりで、やっと状況が判明した。 
市長杯決勝に向ったメンバー、男同士の卓球への熱い心境、友情なるものを感じ、感動している。

3組の子供夫婦からカーネーション。 催促した訳ではないのに・・