タイトルは私が歌える何曲かの中の好きな歌、長山洋子さんの”蜩 (ひぐらし)”の一節である。
なつめは展君が連れに来てスイミングへ行った。 かんたと昨日の「公園へ行こうよ」 約束を守るために近所の神社公園へ行った。
男の子が網を持って蝉を探していた。 まるで耳鳴りかと疑うような蝉の相変わらずの大合唱。
「ばぁばセミや、あっちもこっちも!」 木の下は穴ぼこだらけ、蝉の穴? あちこちに蝉の抜け殻や死がいが散乱していた。
詳しくは知らないが7年と言う年月を土の中で過ごし、地上へ出てきたかと思うと1週間で人生を終える。 なんて悲しい。
それを知ってからと言うもの、蝉の声は私には物悲しく聞こえて仕方が無い。
命を燃やす・・季節は短い・・ 夏の夕暮れ・・人恋しさに 焦がれ鳴きする蝉のようです
まさに・・
悲し過ぎるよな・・
そんな中、ご近所のブロガーさんが私も行く近くの公園で撮影された”セミの楽園”と言うタイトルの動画をアップされていた。
やっぱり私には辛いものがある、地上でのあまりにも短き命のすさまじさ、はかなさ。
でも最後のシーンに、ほっと心を救われた思いだった。 それは撮影者の優しさであろうと感じた。
お昼前、次女は退院した。 近いので通院になる。
恐らく、午後の湊かなえさんのサイン会へ行かせてあげようとの気持ちもあったのだろう。
夫がお昼帰宅したら、送って行ってやろうと言っていたのに、紀伊国屋さんに予約をと電話したら、100名で完了致しましたと言われた。 残念!!
展君が次女を迎えに行くので、2人を連れて帰った。 賑やかだった我が家が、夫婦2人の声だけになった。 どちらかが話さないと、シ~ン。
そう言えば孫たちは、ずっとなんだかんだと話しかけてくれて知らず知らず笑わせてもらったりした。 寡黙な夫婦の大いなる潤滑油だった。
夫はいそいそと明日のゴルフの用意をし、私はそれをゴルフバッグに詰めた。
「明日は、4時起きやで」 夫はそう言って早々と寝た。 一応携帯のアラームを4時前にセットした。