日々雑感 ~写真と思い~

今日と言う日は、二度と来ない。 
だから今日を大切に・・そんな私のデジカメ散歩 

* 法善寺横丁祭り *

2012年08月10日 | イベント

エアコンのいらない涼しい朝だった。  やはり窓を開け放れて吹く自然な風が心地いい。 

毎年8月10日、11日、法善寺横丁ではお祭りが開催される。
知らなかったのだが、1982年アスファルトだった横丁を南海電車の敷石を譲り受け石畳に復活したことを記念して始めたそうである。

昨年は義父の法事で皆で帰省、1昨年に続き、息子のお店にお礼方々差し入れを持参し覗く事にした。  
と言うのも土曜のお天気がよろしくなさそうな予報の為に、夫には卓球を遠慮してもらって今夜にしたのである。
次女は地元のお祭りに行ったので、5時まで仕事だった愛ちゃんを誘って出かけた。  道頓堀に着いたのが6時半だった。

すでに横丁は活気だっていた。 まずは水掛け不動さんへお参り。 

お祭りでは、各お店が手作りで夜店を出店しお客さんに楽しんでもらおうと趣向をこらしている。
杉玉のある息子が働くお店では毎年人情味をプラスした”横丁カリー” (我が家は何ヶ月ぶりに、昨夜カレーを食べたんだけど)

”袖触れ合うも多少の縁”と言うが、通ればそんな風な道の狭さ、横丁。  しかしそんな石畳の横丁は、ほんに人情味あふれた風情がある。

大将やおかみさん、お店の方お会いするのは1年ぶりである。  米寿の母や兄妹たちで満開の桜の旅に来て、一席をもうけて来て以来である。
「大きなったなぁ」大将はひろととゆいちゃんを見て 繰り返ししみじみ言われた。  ゆいちゃんは歩くようになって初めてかな。
「今日はお祭りやから」 2人にお小遣いをくれた。

息子がお世話になってはや17年になるだろうか。  大学へは行かず専門学校へ行き調理師の道を選んだ息子。
子供は社会によって育てられると言うが、「器の大きいすごい人」と尊敬し私たちに自慢さえする大将、風邪で寝込んでいる時など母親のように
お世話下さったおかみさん、男兄弟のいない息子が慕う兄貴のような先輩は偶然にもしまなみ出身だった。  
修行に来ても後輩が未だ出来ないらしい。  厳しい水商売、辛抱我慢でここまで来れたのも、そうした方々のお陰さまである。  
親の辛抱我慢や姿は、我が子を導き見せる親の後ろ姿として大切であると思う時、お店に縁を頂いたことをいつも有難いと思っている。

仕事途中だった息子は、子供を連れ仲間の出店へ連れて行った。  くじびき・・子供は大好き。  
ゆいちゃんは仕事中の白い服着たパパを見るのは初めてかな。  息子は5分ほどで、仕事に戻って行った。

おでんや”横丁カリー”コロッケやさつま揚げ・・それらを買って晩ご飯とした。
私は”夫婦善哉”のお店の前を何度も通っているのに、一度もお店の中に入ったことはない。 せめて・・屋台のあずき氷をゲット! 



1時間で引きあげ・・次女のいる夜店へ「行って見るかな?」 ひろとが「行く行く!」 明日からお盆休みだし・・。  夫は車で待機。
8時頃、広い公園で次女親子を探しながらぐるりを回っていたら、遠くにいるなつめたちをひろとが発見、走り出した。  合流。
幸運なことに、ちょうど子供たちにお菓子が配られる時間だった。  幸運にもみんなお菓子をもらった。

お菓子が配られた後は、大人たちの踊り。
30分ほどしてスーパーで涼をとりつつ、アイスを買う。  「(すぐに紐が切れる300円の) スーパーボールする~!」
かんたをはじめ孫たちの気をそらすにはこれが一番。

太鼓の音や歌・・盆踊りはまだまだ蒸し暑い夜空に響いていた。