日々雑感 ~写真と思い~

今日と言う日は、二度と来ない。 
だから今日を大切に・・そんな私のデジカメ散歩 

* 久しぶりに 船 de 釣り *

2012年11月03日 | 風景・お出かけ

 

港区と住之江区を結ぶ全長980メートルの港大橋を望む、秋の一枚。  

次女と火曜日買い物に行き、ランチしていた時USJの話になった。
そう言えば私の年間パスの期限って・・お財布からカードを出して見ると2012年11月4日になってる~! 「わーー、えらいこっちゃ!」
夜に夫に話した。  夫も同じなので行くとしたら、土日しかない。 
クリスマスツリーが変わるので、みんなで見て、それから何度行ったかなぁ、一度天保山の渡船で行った、夫は仕事仲間のOB会でおっちゃんたちと行った。
もとはとれていると思うが、もったいない話だ。  夏は暑いし敬遠していたら・・もう期限!  「よし! 土日はUSJやで」夫行く気満々。

だったのに・・
金曜船長から電話が入った。  笑顔になって「いいね、いいね! それで何時?」 (はは~ん、釣りやな?) 
船長は息子さんの野球にかけて、ここ2年ほど釣りはご無沙汰だった。 それくらい、有望な息子さん、一段落したのだろう。
昨夜卓球の後夫は飲み会へは参加せず帰宅した。  結構飲んで11時半に帰宅して3時頃車を出せば飲酒運転になる。 
早々と夫は10時半に寝た。  3時に出るので、私は2時起きだ。  こたつで寝ることにした、TVを見たりしながらあまり寝ていない。
早く起きるのには何の抵抗ない、2時であろうと5時であろうと夫は必ずご飯を食べて行くので、その用意がいるが不足も何もない。  
私はもともと朝型人間、車で出かける時よりも、船の方がいっそう気あいが入る。  

首より深いところでは泳げないし、立ち泳ぎが出来ない私は船はある意味怖い。  若き最初の頃とは違い、少しは慣れたが、自分が泳げない人間
だから、夫にもし何かあったら絶対に不機嫌で見送ったら悔やむ事になる。  だからおにぎりや食事の用意も全く苦にならない。 
私がこんな気持ちでずっと(100%では無いが)今に至っているのには、訳がある。  

夫の会社の社長さんはルーテル教会の信仰深いクリスチャンである。  
独身時代、社長さん宅へ下宿していた夫に会いに行った時、赤ちゃんだったお子たちも食事の時、胸の前で十字架をきりアーメンなんて言っていた。
ご夫婦と子供さん4人、仲の良いご家族だった。  将来はあのような温かい家庭を築きたいなぁと、訪ねるたびに思っていた。
結婚して8日目、社長さんが牧師さん4名をお連れして我が家へ訪ねて下さった事があった。 23歳の私には、もったいない素晴らしい方たちだった。 
仲人さんだった社長さんが式の時、出席者の方々にメッセージを書いてもらってプレゼントして下さったウェディングブックがある。  
その1ページに牧師さまたちが、メッセージを残して下さったのである。
その時の1人の牧師さまが書いて下さっていた言葉・・

 憤ったままで 日が暮れるようであってはならない  エペソ4ノ26  

この言葉は有難かった。 言いかえれば、夜に夫と気まずい雰囲気になっても、朝にはごめんなさいとは言えないまでも、気持ちを切り替えるのである。
駐車禁止で会社の前に車が置けなくなった時まで、毎日会社へ車で通勤していた夫である。  
朝、不機嫌な思いのままで万が一事故でもしたら私の責任であり後悔する、そんな気持ちがあったので、その言葉を守るように心がけていた。
夫が学生時代バイクで事故るとき、たいていは何かあった時で、デリケートと言うか、お互いにもめた後また事故、運悪く高校の修学旅行の前で、
行けなかった。  そんな夫だからもめごとは禁物なのだ。
寝具関係の仕事の夫が用意してくれたお布団がWだったこと、ひとつ布団で寝ることも、その言葉を守る事を助けてくれたかも知れない。 

だから釣り・・気持ち良く送りだす、だせる。   なんちゃって、でも年々・・・・元気で、留守がいいって「行ってらっしゃ~い!」てなことに?

そんな2年ぶりの夫の釣り、お世話になる船長のお兄さんと、急きょ加わった卓球仲間の4人。 きっと楽しかったに違いない。 気候もいいしね。
「せかっくやからカメラ持って行きよ」 そんな夫の写真の数々である。

 私も過去に何度かこの船で早朝から行ったことがあるので、清々しい夜明けの雰囲気は良くわかる。

何隻もの釣り舟。 これはかなり、気持ちがあがる。 
船長は船頭クラブに入っていて、共有のHPへみんなが釣果をアップしたり、船上から無線で魚の具合を話したりしていた。

明石海峡大橋の下を通過するとき、私もこの絶景を何度か撮ったことがある。
船でしか撮れない最高のアングル。

爽快、爽快!

どれだけ気持ちいいか・・分かるかなぁ~分かんないだろうなぁ~

まるで戦場・・そう船上での戦い。

釣りの日は釣れたらいいけれどまれに坊主の時があって、待つ身としては釣果が気になる所。
夫も「今、ここや・・魚あるで~」なんて電話をして来てくれるのに、今日は電話が無い。  万が一と、鍋の用意はしてあるのだけど。
しびれをきらして5時半こちらから電話をした。 
「後30分くらいで着くわ」 「魚はどうなん?」 「はまちがあるで、7本釣れた」 ならば電話してよ~って思ったんだけど。

釣ったのは・・夫以外の皆さんだった。  夫は持たせてもらって写真を撮った。
船長が3匹、お兄さん1匹、急きょ参加の友人2匹、カメラの夫は坊主・・。
写真では嬉しそうに笑っているが、もう1枚載せられない写真、3人で撮っているが夫だけ微妙に笑えてない写真がある。
一番嬉しそうな顔をしているが、無理に・・ひきつっていたんと違うかな、分かる・・気持ち分かる、電話出来なかったのも。  
この写真夫の笑顔、何度見ても吹き出してしまう私。 

ご厚意で夫は2本もらった。 出世魚ブリの成長過程、ツバス・ハマチ・メジロ・ブリ。  70センチ、4キロ、メジロだそうである。
1本の4分の1を2人でお刺身に。 コノシロは塩焼きに。  塩焼き、ふわっと美味しくて上品な味、たまらない。
夫も釣っていたら、もっと食事時テンションが上がったに違いないが、それでも船長さまさま2年ぶりの船釣りだった。
船釣りのときは、釣れてなくても顔を見たらほっとするので、私はそれで充分にいいんだけど。 
だってサバが1匹でも、「これ、ちゃちゃっとバッテラにして」って簡単に言う夫だから。

「さぁ、明日はみんなでメジロパーティーや、大きすぎて・・あいつにやってもらおう」 明日朝、息子に電話をするつもりらしい。
お疲れさん! 心身ともに。