還暦を迎えた年に作った”三月の詩”
お昼に次女が退院した。
「ママ、おかえり!」
なつめとかんたの声が一段と大きくはずんでいた。
「ママ、だいじょうぶ?」
目が一段と輝いているように見えた。
みんなでお昼を食べて送って行った時、4日間の出張を終えた帰宅したばかりの展君が迎えた。
「とうちゃん、おかえり~ひさしぶり~」(次女んちは展君がとうちゃんと呼ばせている)
嬉しそうだ・・家族4人が揃った。
「あ~やっぱりうちがいいなぁ」
夫婦してそう言っていただろう。
なつめやかんたも同じかな。
何処へ出かけても、旅をしても、嬉しい里帰りでも
帰った時に、言っていた、いつも。
「やっぱりうちがいいなぁ」
3人がみんな、ほっとするうちを築いている。
そんな子供たちの家庭に思いを馳せる。
私たち夫婦にとっては、その時がいわゆる ”至福のとき” のような気がする。