日々雑感 ~写真と思い~

今日と言う日は、二度と来ない。 
だから今日を大切に・・そんな私のデジカメ散歩 

* 三室戸にて (その二)紫陽花 *

2014年06月20日 | 花や木

 

 山門をくぐった眼下には・・五十種、一万株と言われる紫陽花の花の間を、縫うように歩く人々がとても小さく見えた。



 


青色の紫陽花がひときわ爽やか・・


久しぶりの一眼レフ、ボケてしまったがそれが お気に入りの一枚に・・。
今回はコンデジと両方を使った。


きれいに刈りこまれたつつじ園は二万株が花を咲かせ、シャクナゲも千本、五月はそんな花たち。  
季節になんらかの花で、参る人々を楽しませるその心意気が嬉しい。

 

 

 

 
初めて見る品種

 

 
長女は自分たちようにお守りふたつ、夫と私に足腰健全仏足お守りストラップをプレゼントしてくれた。
これには御釈迦様の足跡が刻まれていて、仏足石を踏む人は健脚となり、生き抜く勇気をいただくことでしょうとの注釈。

 

 
ここまで来たら平等院へ行ってみようと言うことになった。
まずは腹ごしらえ。 宇治橋のそばにある函館市場でお寿司をいただく。
平等院へは何度も来ている。 最近では二年前、姉のお見舞い娘や孫と、そして三年前母米寿の旅、兄夫婦、妹夫婦ときた。
見舞ったときは蓮の花が咲いていたが、今は何もない。

阿弥陀堂の阿弥陀如来さまは一時間待ち、パス。 お庭を一回りして終わり。
花がいっぱいの三室戸寺に行ってきたので、味気ない平等院だった。 鳳凰堂だけは変わらず十円玉と同じ絵の建物、紫陽花一つが目に入らなかった。
こちら、せめてさりげなく紫陽花の木でもあれば、どんなに心が和むであろうか。
今は緑の藤棚の近くの長い椅子にずらっと老人会の?方らしい団体さん座っておられる景色には圧倒された。 

 
蓮も水連もなし・・




宇治川沿いを歩いた時、お茶屋さんで初めて紫陽花の花を見た。 やはりこの季節には、紫陽花が似合う。
昼下がりではあるが、お客がいない様子なので入るのをやめた。
宇治橋近くのお店、『お茶にしませんか』の看板、京都らしい雰囲気やなぁ。 

三時、もういいだろう、足もそろそろ限界。  
長女夫婦のお陰で三室戸に来れたし、青葉の中の充実、満足な四時間の京都であった。


* 三室戸寺にて(その一) お寺と蓮の花 *

2014年06月20日 | 風景・お出かけ


昨日は神戸の夫人を見舞った。 明日はゆっくりしよ・・そう思っていた。
夜「明日、十時頃迎えに行くわ」と長女。  (あ! そうやったわ・・半分忘れていたかも・・)
セイ君がお母さんを三室戸寺の紫陽花を見に連れて行ってあげ、って。
何日か前に、予定のない金曜に連れて行ってあげるねと言ってくれていたのだ。 

一時間ほどで宇治市菟道滋賀谷21番地・・三室戸寺駐車場へ。  姉は過去に宇治菟道・・に住んでいたのに、その頃は私、知らなかったし。
もう十一時である、すでに何台もの観光バスや驚くほどの乗用車の数、他府県ナンバーの車が・・。 
来た人あらば,帰る人の列も。  一眼レフを持った方は大体、人の少ない開門をねらっていて出足が早い。

朱色の山門をくぐった右手下方向に、紫陽花が咲く庭が広がっているではないか。 紫陽花の間を縫うように観光客の姿が見える。
ブログの友kazuさんは、毎年のように行っておられて、一度行ってみたいと思っていた。
kazuさんの絵はがきのような美しい写真が(こんな風になってたんや・・)見下ろす紫陽花園を見て初めて理解できた。

「あれはお茶畑?」 まるでそのようにきれいに刈り込まれたつつじ園を見てか、後ろの方でそんな女の人の声がした。 


紫陽花の園庭への  案内も気になるが、「まずお参りやね」と言う事で、『ようおまいり』の石塔へ。
「石段大丈夫?」 足や膝を案じて娘が言ったが「大丈夫やで」スロープの方がいいとは思ったが、まぁいけるだろうと、石段を一段づつ登って行った。
西国観音霊場十番の札所、三室戸寺(みむろとじ)約1200年前・・と言うから、かなり古い。

二人で護摩焚き・・、お参り。 
勝運のお寺とも言われている。 若の花、貴乃花の手形があった。 平成十年若の花関は春場所直前絵馬を奉納し、見事優勝をしたと言う。
そして笑顔の・・頭は老翁、体は蛇、この宇賀神の像さん、耳をさわれば福が来る、髭をなっでれば健康長寿、蛇のしっぽをさすれば金運に・・
おばちゃんはなでなで・・白い石が黒くなっている部分が・・ここがなでなでの場所なんだろう。

本堂の前の御影石高さ150センチもあるうさぎさん、おなかの穴の中に手を入れれば分かるが、卵のような石を立てられたら開運、昇運。
娘も私も「立った!」


本堂の前には蓮が咲き始めていた。 蓮の写真をあまり撮ったことがないのでもっと期待していたが残念。
護摩焚きのお線香の煙がなびいていた。 これから八月初めにかけて百種二百五十鉢の蓮が見事にお寺を彩ることだろう。




まだ数少ない蓮だけど・・




本堂の右手には阿弥陀堂や鐘楼、三重塔、これらは江戸時代のものらしい。  新緑の緑と朱色の対比が、いっそう鮮やか。


蓮はこれから大輪の美しい姿を見せるであろう。  諦めきれずに咲いている花は見逃さずにカシャ!

さぁ、楽しみな三室戸寺の紫陽花へ・・