アルベルト・コンタドール

※サイクルロードレ－スネタです。

ツールとジロをそれぞれ2回ずつ、
ブエルタを3回の、
グランツール合計7回の総合優勝を挙げ、
史上5人目となるグランツール完全制覇達成者である、
偉大なサイクルロードレーサーの、
アルベルト・コンタドールが引退しちゃいましたね…

今年は勝利に恵まれず、
万全の体制で臨んだはずのツールでも満足する結果が出ず、
今期限りの引退を発表して臨んだブエルタでは、
胃腸の調子が悪かったようで序盤で早々に遅れてしまい、
「コンタドールももう駄目か…」と多くの人が思う中、
徐々に調子を上げていき、
往年を髣髴とさせるようなアタックに次ぐアタックを繰り返す、
積極果敢な走りで健在っぷりを見せつけ、
山羊しか登らない事で有名な魔の山アングリルのステージで、
遂に今年最初の勝利と現役最後のステージ優勝をするという…！
何という神展開！！
「俺の走りを目に焼き付けておけ！」とばかりに、
彼独特のダンシングを多用する、
軽快ながらも力強い走りで、
アングリルを駆け上がって行く姿は実に格好良く、
チームメイトや同郷のスペイン人は勿論、
他チームの他国の選手も思わずアシストしてましたしw
観客の声援もいつも以上に凄く、
みんなが望んだ最高の結果を実力で持って、
ラストレースで勝ち取った姿は、
凄く感動的でしたし、
実に感慨深かったですね…

思えばコンタドールは常に「逆境」と戦ってきた選手で、
レース中に突然意識を失って落車して、
一時は生死の境をさまよう重体に陥るという、
選手生命が終わってもおかしくない状態からのスタートですし、
グランツールを制覇してから望んだ2009年のツールでは、
同チームにランスが居たためダブルエース体制になり、
チーム内に派閥が出来て孤立してしまい、
コンタが遅れたのにチームの選手が、
誰も待たなかったりと、
満足行くアシストが得られない中で孤軍奮闘して、
「チームのエースは俺だ」という走りを見せつけ、
最終的にチーム内の信頼を勝ち取って
アシストもして貰い総合優勝したり、
翌年のツールではアンディシュレクが不慮のトラブル時にアタックした事で、
観客の大反発を受けて表彰式で大ブーイングされたり、
2012年のブエルタでは大きく遅れた状況から、
大逆転して総合優勝を果たしたり、
（元チームメイトのティラロンゴが献身的にコンタ牽くんだよね…）
落車に巻き込まれたり、
不測のトラブルで遅れた時に集団が待ってくれず、
途中から単独で怒りの走りをしてメイン集団に追いつき、
そのまま怒りのアタックしたステージがあった、
2015年のジロでは苦しみながらも総合優勝したりと、
いつも「逆境」を物ともせず結果を残してきましたもんね。
何回「バキューン！」と彼に撃ち抜かれた事かw

ツールとブエルタのダブルツール達成のフルームも凄いけど、
最終日のテレビ中継もコンタさん大きく取り上げてたしw
今回のブエルタの主役は、
ぶっちゃけコンタドールだった気がする。
…つーかフルームだけでも強いのに、
スカイはチーム力高過ぎだってww
あそこまで来るとチートだよあれww
あと最後ポイント賞を本気で獲りに来て獲っちゃいましたし、
ますますフルームアンチが増えるだろうなww
ステージ4勝してポイント賞獲れなかったトレンティンは
きっとヤケ酒飲んでるよw

しかしコンタの積極果敢さは凄いよね…
少しのチャンスでもあるならアタックしたり、
別に差を広げなくてもいい状況でのアタックなんかは日常茶飯事でしたし、
以前にレース前に「今日は攻撃しないよ」と言ってたのに、
隙見つけてアタックして「嘘つきwwwwwww」っていう展開もあったし、
「守って走り勝つ」なんて言葉はコンタの辞書には無いもんな。

本当に偉大で記録にも記憶にも残る凄い選手だったわ。
長い間お疲れさまでした。


去年にカンチェとホアキンが引退しちゃいましたし、
これで自分が見始めた時に居た＆出始めたスター選手は、
バルベルデさんとカヴェンディッシュを残すのみか…



PS
今年のグランツールはジロが一番面白かったね…Jスポの中継無かったけどw
フランドルも無かったし来年はどうなることやら…頑張れJスポ！


PSのPS
ブエルタが終わって時間取れそうなので、
ブログの更新をちょっと増やそうと思ってます。
まずはルーチェの新作の感想になります。
「GAME」の頃のPerfumeみたいな雰囲気と
あの夏のOPの「Sign」っぽい雰囲気がある、
「ゲーマーズ！」の第9話のEDに使われていたカップリング曲が超良いよ！
次に唯ちゃんのソロアルバムの感想書いて、
音楽メモと洋楽レビューになる予定です。