最後に登坂距離18.7km/高低差945m/平均勾配5%で、
残り2kmを切ってから最大勾配14%の急勾配区間も登場する1級山岳アルト・デ・カピレイラを上る、
今大会最初の本格的な山岳ステージで山頂フィニッシュのコースで行われた、
「ブエルタ・ア・エスパーニャ2015 第7ステージ」のレースレポ/感想。
◆ブエルタ・ア・エスパーニャ2015 第7ステージ(山岳ステージ)
リンデマン、キター!!
逃げに入って最後の1級山岳に入り、
メイン集団からの突き上げで、
協調体制が崩れて逃げ集団からアタック合戦が始まったりで、
どんどん選手が脱落していき、
残り2kmを迎える頃には、
リンデマンとコシェヴォイとキュザンの三人になり、
キュザンやコシェヴォイがアタックしたりと一進一退の攻防が繰り広げられる中
終盤に前輪がコシェヴォイの後輪に接触してキュザンが落車したので、
最終的にはステージ優勝争いは、
リンデマンとコシェヴォイの二人に絞られた形になったのですが、
残り200mくらいでリンデマンが渾身のアタックをして抜け出し、
見事にグランツール初ステージ勝利を果たしましたよー!
途中で一回離された時は優勝争いから脱落したと思われたのですが、
一定のペースを保って追いつき、
それからも自分から動かず冷静に状況分析して自分のペースで走り、
最後に溜めていた力を爆発させて勝つという、
冷静さと粘く強さが光る見事な走りでの勝利でした。オメー!
逆に前の選手のタイヤに接触して落車して、
惜しくも勝つチャンスを失ったキュザンは残念だったね…リベンジ出来るといいな
そして注目された総合争いは、
モビスターとアスタナとティンコフのハイペースの強烈な牽きもあったとはいえ、
予想以上に終盤まで大きな動きが無いまま進んだのですが、
残り1km手前くらいにフルームが徐々に遅れだした所で、
アルが羽が生えて空に飛び立つかのような、
キレのあるアタックを敢行して、
見る見るうちに後続と差を広げていき、
最後には逃げに居たキュザンをかわして、
3位でゴールするという動きはあったものの、
ドュムランが集団内で遅れずにゴールしたように、
他の総合有力候補は力を出し合うようなことなく、
チャベス含めて大きく遅れる事無く一緒にゴールしたので
チャベスが無事にマイヨロホを守りましたし、
終盤失速したフルームとランダとヴァンガーデレン以外は、
大きな差(と言っても30秒くらいですが…)は付きませんでした。
今日見た感じだとアルの走りは明らかに一人別次元な感じで、
ぺダリングが実に軽やかだし強く見えたので、
現時点では彼が総合最有力に映りましたが、
バルベルデとキンタナのモビスターコンビも、
遅れる事無く上位に居るように非常に強力で怖い存在ですし、
最後は集団内で一番積極的に走っていた、
今大会絶好調のチャベスや、
ロッシュやホアキン辺りも不気味ですし、
今日遅れたとはいえ得意の個人TTが長距離ですし、
まだ山岳ステージは多くあるので、
フルームにもチャンスは残されてるだけに、
まだ最後まで誰が来るか予想しにくいですね…
やはりブエルタは暑くて熱いぜ!w
しかしドュムラン凄いな!
フルームやランダやヴァンガーデレンが遅れてるのに、
集団内で遅れる事無くゴールしましたよ!凄い&強い!
ぶっちゃけ今日は遅れると思ってましたwサーセンww
前日にチャベスがもしかすると総合優勝するかもしれないと書きましたが、
ドュムランも今日のステージ大きく遅れませんでしたし、
個人TTスペシャリストなだけに、
まだ大穴の域は脱しませんが、
もしかするともしかするかもね…
少なくともフランク兄さんよりは期待出来ると思うw
ちなみに今日惜しくもポイント賞を失ったサガンですが、
明日のステージでの優勝してのポイント賞奪取期待してますよー!
ブエルタ・ア・エスパーニャ2015第7ステージ結果
1位 ベルトヤン・リンデマン(オランダ、ロットNLユンボ) 5h10’24”
2位 イリア・コシェヴォイ(ベラルーシ、ランプレ・メリダ) +09”
3位 ファビオ・アル(イタリア、アスタナ) +29”
4位 ジェローム・キュザン(フランス、ユーロップカー) +34”
5位 ラファル・マイカ(ポーランド、ティンコフ・サクソ) +36”
6位 エステバン・チャベス(コロンビア、オリカ・グリーンエッジ)
7位 アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター)
8位 ナイロ・キンタナ(コロンビア、モビスター)
9位 ルイス・マインティーズ(南アフリカ、MTNキュベカ)
10位 ニコラス・ロッシュ(アイルランド、チームスカイ)
11位 ダニエル・マーティン(アイルランド、キャノンデール・ガーミン)
12位 ホアキン・ロドリゲス(スペイン、カチューシャ)
13位 ドメニコ・ポッツォヴィーヴォ(イタリア、AG2Rラモンディアール)
14位 トム・ドゥムラン(オランダ、ジャイアント・アルペシン)
15位 ミケル・ニエベ(スペイン、チームスカイ) +45”
16位 アメツ・チュルカ(スペイン、カハルーラル) +51”
17位 クリス・フルーム(イギリス、チームスカイ) +1’03”
18位 バルト・デクレルク(ベルギー、ロット・ソウダル)
19位 ダニエル・モレーノ(スペイン、カチューシャ)
20位 フランク・シュレク(ルクセンブルク、トレックファクトリーレーシング)
21位 サムエル・サンチェス(スペイン、BMCレーシング)
22位 ミケル・ランダ(スペイン、アスタナ)
28位 ティージェイ・ヴァンガーデレン(アメリカ、BMCレーシング) +1’25”
マイヨロホ(個人総合成績)
1位 エステバン・チャベス(コロンビア、オリカ・グリーンエッジ) 27h06’13”
2位 トム・ドゥムラン(オランダ、ジャイアント・アルペシン) +10”
3位 ダニエル・マーティン(アイルランド、キャノンデール・ガーミン) +33”
4位 ニコラス・ロッシュ(アイルランド、チームスカイ) +36”
5位 アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター) +49”
6位 ホアキン・ロドリゲス(スペイン、カチューシャ) +56”
7位 ナイロ・キンタナ(コロンビア、モビスター) +57”
8位 ファビオ・アル(イタリア、アスタナ)
9位 ダニエル・モレーノ(スペイン、カチューシャ) +1’18”
10位 ドメニコ・ポッツォヴィーヴォ(イタリア、AG2Rラモンディアール) +1’19”
マイヨプントス(ポイント賞)
1位 エステバン・チャベス(コロンビア、オリカ・グリーンエッジ) 66pts
2位 ペーター・サガン(スロバキア、ティンコフ・サクソ) 61pts
3位 アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター) 56pts
マイヨモンターニャ(山岳賞)
1位 オマール・フライレ(スペイン、カハルーラル) 13pts
2位 ベルトヤン・リンデマン(オランダ、ロットNLユンボ) 13pts
2位 ワルテル・ペドラサ(コロンビア、コロンビア) 7pts
マイヨコンビナーダ(複合賞)
1位 エステバン・チャベス(コロンビア、オリカ・グリーンエッジ) 8pts
2位 トム・ドゥムラン(オランダ、ジャイアント・アルペシン) 17pts
3位 ダニエル・マーティン(アイルランド、キャノンデール・ガーミン) 21pts
チーム総合成績
1位 チームスカイ 81h31’23”
2位 モビスター +3’59”
3位 アスタナ +4’04”
ステージ敢闘賞
アメツ・チュルカ(スペイン、カハルーラル)
残り2kmを切ってから最大勾配14%の急勾配区間も登場する1級山岳アルト・デ・カピレイラを上る、
今大会最初の本格的な山岳ステージで山頂フィニッシュのコースで行われた、
「ブエルタ・ア・エスパーニャ2015 第7ステージ」のレースレポ/感想。
◆ブエルタ・ア・エスパーニャ2015 第7ステージ(山岳ステージ)
リンデマン、キター!!
逃げに入って最後の1級山岳に入り、
メイン集団からの突き上げで、
協調体制が崩れて逃げ集団からアタック合戦が始まったりで、
どんどん選手が脱落していき、
残り2kmを迎える頃には、
リンデマンとコシェヴォイとキュザンの三人になり、
キュザンやコシェヴォイがアタックしたりと一進一退の攻防が繰り広げられる中
終盤に前輪がコシェヴォイの後輪に接触してキュザンが落車したので、
最終的にはステージ優勝争いは、
リンデマンとコシェヴォイの二人に絞られた形になったのですが、
残り200mくらいでリンデマンが渾身のアタックをして抜け出し、
見事にグランツール初ステージ勝利を果たしましたよー!
途中で一回離された時は優勝争いから脱落したと思われたのですが、
一定のペースを保って追いつき、
それからも自分から動かず冷静に状況分析して自分のペースで走り、
最後に溜めていた力を爆発させて勝つという、
冷静さと粘く強さが光る見事な走りでの勝利でした。オメー!
逆に前の選手のタイヤに接触して落車して、
惜しくも勝つチャンスを失ったキュザンは残念だったね…リベンジ出来るといいな
そして注目された総合争いは、
モビスターとアスタナとティンコフのハイペースの強烈な牽きもあったとはいえ、
予想以上に終盤まで大きな動きが無いまま進んだのですが、
残り1km手前くらいにフルームが徐々に遅れだした所で、
アルが羽が生えて空に飛び立つかのような、
キレのあるアタックを敢行して、
見る見るうちに後続と差を広げていき、
最後には逃げに居たキュザンをかわして、
3位でゴールするという動きはあったものの、
ドュムランが集団内で遅れずにゴールしたように、
他の総合有力候補は力を出し合うようなことなく、
チャベス含めて大きく遅れる事無く一緒にゴールしたので
チャベスが無事にマイヨロホを守りましたし、
終盤失速したフルームとランダとヴァンガーデレン以外は、
大きな差(と言っても30秒くらいですが…)は付きませんでした。
今日見た感じだとアルの走りは明らかに一人別次元な感じで、
ぺダリングが実に軽やかだし強く見えたので、
現時点では彼が総合最有力に映りましたが、
バルベルデとキンタナのモビスターコンビも、
遅れる事無く上位に居るように非常に強力で怖い存在ですし、
最後は集団内で一番積極的に走っていた、
今大会絶好調のチャベスや、
ロッシュやホアキン辺りも不気味ですし、
今日遅れたとはいえ得意の個人TTが長距離ですし、
まだ山岳ステージは多くあるので、
フルームにもチャンスは残されてるだけに、
まだ最後まで誰が来るか予想しにくいですね…
やはりブエルタは暑くて熱いぜ!w
しかしドュムラン凄いな!
フルームやランダやヴァンガーデレンが遅れてるのに、
集団内で遅れる事無くゴールしましたよ!凄い&強い!
ぶっちゃけ今日は遅れると思ってましたwサーセンww
前日にチャベスがもしかすると総合優勝するかもしれないと書きましたが、
ドュムランも今日のステージ大きく遅れませんでしたし、
個人TTスペシャリストなだけに、
まだ大穴の域は脱しませんが、
もしかするともしかするかもね…
少なくともフランク兄さんよりは期待出来ると思うw
ちなみに今日惜しくもポイント賞を失ったサガンですが、
明日のステージでの優勝してのポイント賞奪取期待してますよー!
ブエルタ・ア・エスパーニャ2015第7ステージ結果
1位 ベルトヤン・リンデマン(オランダ、ロットNLユンボ) 5h10’24”
2位 イリア・コシェヴォイ(ベラルーシ、ランプレ・メリダ) +09”
3位 ファビオ・アル(イタリア、アスタナ) +29”
4位 ジェローム・キュザン(フランス、ユーロップカー) +34”
5位 ラファル・マイカ(ポーランド、ティンコフ・サクソ) +36”
6位 エステバン・チャベス(コロンビア、オリカ・グリーンエッジ)
7位 アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター)
8位 ナイロ・キンタナ(コロンビア、モビスター)
9位 ルイス・マインティーズ(南アフリカ、MTNキュベカ)
10位 ニコラス・ロッシュ(アイルランド、チームスカイ)
11位 ダニエル・マーティン(アイルランド、キャノンデール・ガーミン)
12位 ホアキン・ロドリゲス(スペイン、カチューシャ)
13位 ドメニコ・ポッツォヴィーヴォ(イタリア、AG2Rラモンディアール)
14位 トム・ドゥムラン(オランダ、ジャイアント・アルペシン)
15位 ミケル・ニエベ(スペイン、チームスカイ) +45”
16位 アメツ・チュルカ(スペイン、カハルーラル) +51”
17位 クリス・フルーム(イギリス、チームスカイ) +1’03”
18位 バルト・デクレルク(ベルギー、ロット・ソウダル)
19位 ダニエル・モレーノ(スペイン、カチューシャ)
20位 フランク・シュレク(ルクセンブルク、トレックファクトリーレーシング)
21位 サムエル・サンチェス(スペイン、BMCレーシング)
22位 ミケル・ランダ(スペイン、アスタナ)
28位 ティージェイ・ヴァンガーデレン(アメリカ、BMCレーシング) +1’25”
マイヨロホ(個人総合成績)
1位 エステバン・チャベス(コロンビア、オリカ・グリーンエッジ) 27h06’13”
2位 トム・ドゥムラン(オランダ、ジャイアント・アルペシン) +10”
3位 ダニエル・マーティン(アイルランド、キャノンデール・ガーミン) +33”
4位 ニコラス・ロッシュ(アイルランド、チームスカイ) +36”
5位 アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター) +49”
6位 ホアキン・ロドリゲス(スペイン、カチューシャ) +56”
7位 ナイロ・キンタナ(コロンビア、モビスター) +57”
8位 ファビオ・アル(イタリア、アスタナ)
9位 ダニエル・モレーノ(スペイン、カチューシャ) +1’18”
10位 ドメニコ・ポッツォヴィーヴォ(イタリア、AG2Rラモンディアール) +1’19”
マイヨプントス(ポイント賞)
1位 エステバン・チャベス(コロンビア、オリカ・グリーンエッジ) 66pts
2位 ペーター・サガン(スロバキア、ティンコフ・サクソ) 61pts
3位 アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター) 56pts
マイヨモンターニャ(山岳賞)
1位 オマール・フライレ(スペイン、カハルーラル) 13pts
2位 ベルトヤン・リンデマン(オランダ、ロットNLユンボ) 13pts
2位 ワルテル・ペドラサ(コロンビア、コロンビア) 7pts
マイヨコンビナーダ(複合賞)
1位 エステバン・チャベス(コロンビア、オリカ・グリーンエッジ) 8pts
2位 トム・ドゥムラン(オランダ、ジャイアント・アルペシン) 17pts
3位 ダニエル・マーティン(アイルランド、キャノンデール・ガーミン) 21pts
チーム総合成績
1位 チームスカイ 81h31’23”
2位 モビスター +3’59”
3位 アスタナ +4’04”
ステージ敢闘賞
アメツ・チュルカ(スペイン、カハルーラル)