洋楽レビュー/感想 2022。
他の2022年の「洋楽レビュー/感想」はこちら。
聞いてて癒される「アンビエント」という音楽と、
トライバルなビートやパーカッションにスピリチュアルな感じもある「アフリカ要素」と
「車のクラクション音」や「多言語の会話する声」などの「街の喧騒」という、
アンビエントとは対極にある「耳障りな音」を合わせて、
ミニマル且つ執拗に反復させるような曲構成の、
聞いていると「ラゴス」に迷い込んだような錯覚に陥る
奇妙でマジカルでダークでスピリチュアルで深遠な
エクスペリメンタル/ダークアンビエント作品。
なおタイトルの「6°30’33.372”N 3°22’0.66”E」は
「緯度経度」を表していて、
「Google Maps」に貼り付けると、
ナイジェリア最大の都市のラゴスの街の大通りが表示されます。
作品内に収録されている「街の喧騒」はこの周辺で収録したようです。
「ストリートビュー」で現地がどういう場所か見てから聞くと、
尚更、興味深く聞けると思います。
◆Emeka Ogboh - 6°30’33.372”N 3°22’0.66”E
ナイジェリア出身のサウンド&インスタレーション作家である、
「Emeka Ogboh」の3作目となる作品で、
前作同様にナイジェリアの都市「ラゴス」を舞台にしているのですが、
前作がフロア向けの「外向き」の要素もある作品だったのに比べ、
今作は完全に「内向き」の地元密着型のディープな作品になってますね。
聞いてて癒される「アンビエント」という音楽と、
トライバルなビートやパーカッションにスピリチュアルな感じのある「アフリカ要素」と
「車のクラクション音」や「多言語の会話する声」などの「街の喧騒」という、
アンビエントとは対極にある「耳障りな音」を合わせて、
ミニマル且つ執拗に反復させるような曲構成なんですが、
聞いていると現地に迷い込んだような「錯覚」に陥るし、
良い意味で変な「違和感」と「陶酔感」みたいなものがあって
奇妙でマジカルでダークでスピリチュアルで深遠で実に興味深い!
特に「何を喋ってるか分からない会話」と、
「車から出る様々な音」などの、
「生きた街の音」が入っているのが絶妙で、
一人で知らない町に迷い込んで聞いた事の無い言語が飛び交ってる事から来る、
「ドキドキ感」や「怖さ」や「孤独感」みたいのがありますし
アフリカ特有の儀式&呪術的な要素やダークな雰囲気もあるので、
「幻想的」で「神秘的」でもある。
そしてダークで刺激的だけどチルっぽさもあるように、
変な高揚感や緊張感と共に非現実感やトリップ感もあるので、
聞いているとどんどん引き込まれていく…
実験的で現代アート色強めで難解な作品なのは否めませんが、
曲の組み立て方の発想やセンスは「天才的」であり、
聞いてると感じる「現地に迷い込んだような錯覚感」は唯一無二ですし、
アルバムタイトルが「緯度経度」という発想も素敵で面白いし、
現地に住んでる人が聞くと感想が全く違うと思われるのも面白いように、
いろんな面で革新的で不思議で興味深い作品と言えると思う!名作!
昔の「Demdike Stare」が好きな人は普通に気に入るでしょうし、
アンビエントテクノ好きは聞かなきゃ損!
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聞いてて癒される「アンビエント」という音楽と、
トライバルなビートやパーカッションにスピリチュアルな感じもある「アフリカ要素」と
「車のクラクション音」や「多言語の会話する声」などの「街の喧騒」という、
アンビエントとは対極にある「耳障りな音」を合わせて、
ミニマル且つ執拗に反復させるような曲構成の、
聞いていると「ラゴス」に迷い込んだような錯覚に陥る
奇妙でマジカルでダークでスピリチュアルで深遠な
エクスペリメンタル/ダークアンビエント作品。
なおタイトルの「6°30’33.372”N 3°22’0.66”E」は
「緯度経度」を表していて、
「Google Maps」に貼り付けると、
ナイジェリア最大の都市のラゴスの街の大通りが表示されます。
作品内に収録されている「街の喧騒」はこの周辺で収録したようです。
「ストリートビュー」で現地がどういう場所か見てから聞くと、
尚更、興味深く聞けると思います。
◆Emeka Ogboh - 6°30’33.372”N 3°22’0.66”E
ナイジェリア出身のサウンド&インスタレーション作家である、
「Emeka Ogboh」の3作目となる作品で、
前作同様にナイジェリアの都市「ラゴス」を舞台にしているのですが、
前作がフロア向けの「外向き」の要素もある作品だったのに比べ、
今作は完全に「内向き」の地元密着型のディープな作品になってますね。
聞いてて癒される「アンビエント」という音楽と、
トライバルなビートやパーカッションにスピリチュアルな感じのある「アフリカ要素」と
「車のクラクション音」や「多言語の会話する声」などの「街の喧騒」という、
アンビエントとは対極にある「耳障りな音」を合わせて、
ミニマル且つ執拗に反復させるような曲構成なんですが、
聞いていると現地に迷い込んだような「錯覚」に陥るし、
良い意味で変な「違和感」と「陶酔感」みたいなものがあって
奇妙でマジカルでダークでスピリチュアルで深遠で実に興味深い!
特に「何を喋ってるか分からない会話」と、
「車から出る様々な音」などの、
「生きた街の音」が入っているのが絶妙で、
一人で知らない町に迷い込んで聞いた事の無い言語が飛び交ってる事から来る、
「ドキドキ感」や「怖さ」や「孤独感」みたいのがありますし
アフリカ特有の儀式&呪術的な要素やダークな雰囲気もあるので、
「幻想的」で「神秘的」でもある。
そしてダークで刺激的だけどチルっぽさもあるように、
変な高揚感や緊張感と共に非現実感やトリップ感もあるので、
聞いているとどんどん引き込まれていく…
実験的で現代アート色強めで難解な作品なのは否めませんが、
曲の組み立て方の発想やセンスは「天才的」であり、
聞いてると感じる「現地に迷い込んだような錯覚感」は唯一無二ですし、
アルバムタイトルが「緯度経度」という発想も素敵で面白いし、
現地に住んでる人が聞くと感想が全く違うと思われるのも面白いように、
いろんな面で革新的で不思議で興味深い作品と言えると思う!名作!
昔の「Demdike Stare」が好きな人は普通に気に入るでしょうし、
アンビエントテクノ好きは聞かなきゃ損!