アルツ・ジェンギンス夫婦の記録

重症アルツで亡くなった父の記録と現在100歳の母と高齢者みるきーの記録。

点滴中

2007-01-02 12:09:12 | 介護
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12月31日に面会して、ジェンギンスは相当痩せていて、コレはどうしたらいいものかと家族会議もどきでした。
一昨日面会したばかりですが、
この正月休み中は頻繁に面会してジェンギンスに食べ物を与えなきゃ死んじゃうわ!とおもってきょう、私一人で病院へ行きました。


あったかいミルクコーヒーを作って、バームクーヘン買って、とりあえず。3時に少しでも食べてもらおうと思ったのです。

病院に到着したら、さあ、大変!
ゲリをしているとかで、点滴中でした。
病室で体と手を拘束されて点滴中。


話しかけると、「 のどがかわいたよ~水をください、水が飲みたいよ 」とあまりに言うので、看護婦さんに言いました。

すると、10cc位お茶を飲ませてくれましたが、吐くとイケナイからと言って、それしかくれませんでした。

わたしは、こっそりあとで水を本の少し飲ませました。



点滴は

ポタコール500ml

アミグランド500ml

の2本です。

合計1000mlだから、これで栄養も水分も足りているんでしょうか?
ジェンギンスはのどが渇いていてかわいそうです。

禁食だと、言われましたが、私は飴をあげました。
すごく喜んで「あと3つくらい口に入れてくれ」と言います。

寝ながら飴を舐めさせているので私はのどに引っかからないか心配で心配でたまりませんでした。

2階くらい、オエッ ってなったので
急いでパラマウントベッドの頭を上げました。

1時間で帰宅するつもりが5時間付き添いました。

看護婦さんは点滴を抜かれて血だらけの患者さんが多いので助かると言ってくれました。

痩せてしまったために、この病院は早々に転院しようかなどと思っていたところでしたが、とんでもありません!
この病気に対する迅速な対応は病院ならではです。
当直のお医者様が居てくれてすぐに点滴治療と看護婦さんの付き添いですから、病気の時は安心です。
手にはミトンをはめているのですが、ジェンは取りたくて取りたくてむしり取っていました。

胸に回された安全ベルトも結構きつくてデカイボルトで固定してあるのですが、たぶん細い体に当たって痛いと思います。

もっと、意識のないひとだったら良いのですが、ジェンはまだ意識があるのでつらいでしょう。


点滴中携帯電話のテレビやラジオをジェンと一緒に聞いていたのですが、
さすが2年も使用していると、即電池切れで使いモンニなりません。

寒い、寒いとジェンが言い、わたしの熱い手でジェンをあたためていたのですが、
そのうち、私の手の方が冷たくなるほど発熱してきました。

38℃になりました。
寒気が無くなったらアイスノンで冷やすと看護婦さんがいいましたが、

私が帰宅する夜8時になっても看護婦さんは来なくて、病棟には誰もいませんでした。

ホールも3名のお年寄りがポツンと立っていました。
って事は、ジェンギンスのお部屋にあと2人の男性が戻っていませんから、この2人が同室の人なんだと理解できました。



一人は紳士のおじさま。

一人はもうひと月以上歩きっぱなしのおじさま。

一人はリーダーをさがしているおじさん。

元気のいい人たちばかりです。

点滴が済むと、手にはめていたミトンは外してくれました。でも、手が自由になると、ジェンはオシッコを布団の上でしてしまいます。

面会時間はとっくに過ぎているのに私は、帰るに帰れません。
いったいいつになったら、ジェンは他の人みたいにリハビリパンツに用を足してくれるのでしょうか。
夜8時ちかくになり、ジェンの寒気も治まってきたようで、布団を剥ぐようになりました。 熱いのでしょうか。。。



わたしも帰らないといけないので、
「 帰るね! また明日来るね!バイバイ! 」 と声を掛けましたが
ジェンは目をつむって、黙っていました。 ずっと寝ていないので眠たくなったらしいです
いつまでも、元気なジェンだと思っていましたが、突然病気になるからびっくりです。
あすは、午後から夜まで付き添おうと思いますが、
しかし、わたしも神経質だから病棟のトイレは使えないし。。。

困ったなぁ、 あすは朝から禁水だ。

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