アルツ・ジェンギンス夫婦の記録

重症アルツで亡くなった父の記録と現在100歳の母と高齢者みるきーの記録。

アレコレ在りすぎ

2007-10-16 17:13:39 | 介護


こんどの危機は乗り切るでしょうか。

いつまでも生きていて欲しいけれど、

生かしておいたら苦しみしかないのかも知れません。

でも、生きていてくれることが、

私達を幸せにしてくれるのです。





2007年10月16日 火曜



母のデイサービスの場所で会議をしました。

いままで、デイの人ともお話ししたことがないので、初めてです。

私とかつて父のケアマネだったかたに

母のケアマネになっていただき皆さんと会議です。

新宿御苑にあるデイセンターに行きました。



なんども、電車に乗ろうと考えましたが

不便なのでチャリで行ってしまいました。

チャリは早く着くので、20分くらい早く着いたので、新宿1丁目の街を散策しました。



かつて、24時間呆けて電話をしてきた

父の友達の経営している会社が

大きなビルになって近くにありました。



その友達は呆けているから電話を奥様がかけてきて、

父に代わるんだけど、

呆けた人の言いなりで、何て非常識な奥様だと思っていましたが、

20年後には私の父が電話魔になって

母がダイヤルしていました。



他人を理解してあげることは

いつになっても、できないものです。

その立場にならないと

理解出来ないことだと思います。



さて、会議では

母も交え、私から特に言うこともなく、



「 ☆自分で支度ができるので、

   自分で起きて支度をして、楽しみに車を待っていてくれるので

   とても助かります。



 ☆ 気が気でない性格なので

   そわそわして申し訳ありません。



 

 ☆ いままでずっと父の介護で

   大変な生活でしたが、

    今では家で寝てばかりなので

   デイに出れることは、母にとって

   とても良いことです

  

 ☆デイサービス中に眠ってしまうので

  驚かれていると思いますが

  あまりに、寝てしまうのは

  脳が萎縮する時だって言うのは

  有ることでしょうか?」



デイの所長さんからは、



  「 ここに来ているお年よりは

   みなさん、自分でできないかたが多いのですが、スーザンさんはなんでも自分でおできになり、すべてのレクにも積極的に参加し楽しんでおられます。

他のお年寄りを見守っていてくださるので、リーダーとなって ←出た!ここでもリーダー!

行動してくれることがデイとしては助かっているくらいです。



多少の物忘れもございますが← エエッ?

デイに参加されることで現状を維持してほしいと思います。 」



母に関しては、いまのところ心配もしていないので話すこともありませんが

つい、父の特養の話しとか、拘束の質問をしてしまいました。



この日、デイでは、お部屋で運動会でした。

1時半から選手宣誓やご挨拶があって

パン食い競争から始まりました。



母のスーザンは一番に参加です。

スタッフが一人ずつ付き添って

遠くから走ってきて、パンを食いちぎって戻ります。



手を使わずに歯で取るのは難しいですが、適当にスタッフが手を添えて助けてくれます。



元気の良い大声のスタッフさんがいると活気があってとても良いです。

介護士さんになる人は

大声がでて、元気に笑えて、上品でない人がむいていると思いました。

ホントです。



運動会を見学していたら、突然運動会の最中だというのに、母がわたしとケアマネの席にやってきました。

手に折りたたみ傘を持っています。



「 雨が降ってきたから、これを持って行きなさい 」



ええ~!!



「 私は持ってきたし、なんで傘を持ってるの、誰の? 」



母の傘らしいです。

傘はまったく必要がないのに

もしも、帰りに降ってきて、遠くで車を下ろされたら必要だから、カバンに入れてあるそうです。



私が傘を持っていると知った母は、

今度はケアマネに、差し出していた。



ケアマネも、母のリーダーシップが

実感出来たと思う。



そんなわけで、1時から2時まで

お邪魔して帰宅。



||||||||||||



10月17日 水曜



父ジェンギンスが9月10日くらいに特養の入所を断られて、

その特養から電話有り。



「 入所病院にジェンギンスさんの様子をお聞きしましたら、

 先日と変わっていないということでした。

 しかし、

 もう一度、面接をしたいと思うので

 9月25日木曜の朝10時に

 面談をする事になりました。 」



個室でないとジェンギンスの

異常行動は対応出来ず、その特養施設では無理であると聞いていたのに、

なぜ、もう一度面接をしてくれるんだろうか。



わたしは、誰かに入所を特別に

頼んだのだったっけ?

と、自分に聞いてみたが、

ソリャ、関係者各位に断られたことは伝えたけど、

不明。



しかし、



この日午後、

ジェンギンスの孫のチョコパンが

一人でジェンギンスの面会に行ってくれました。



ジェンギンスは

先週の金曜から発熱のため完全拘束されて

絶食で点滴生活。

水曜も、部屋で拘束でした。



食事は水曜昼から食べ始めたようですが、



絶対安静のため

部屋から出てはいけないし、

歩かせても行けないそうです、

したがって、

面会中にトイレに行きたいと訴えても

駄目だって。



おむつにさせてくださいというのです。



チョコパンは面会中、拘束を外すように頼んでジェンギンスをベッドに座らせてあげました。

だって、1週間も寝返り出来ず

同じ姿勢でお腹をきつく太いベルトで縛られているなんて、かわいそうです。



ジェンはトイレに行きたくて

我慢して立ってるっていうのに

連れていってくれないなんて、ひどい!!



個室にはトイレがあるのに

使えないように水を止めてしまってあるし、

ひどい!!



チョコパンは、男の必死で汗を垂らして

頑張っている介護士さんに頼んで

ジェンをトイレへ誘導してもらいました。



そしたら、

女の看護婦さんに見つかって

介護士さんが叱られてしまいました。



絶対安静でトイレ誘導も禁止なんですって



ジェンギンスは

肺炎だそうです。

そんなに悪かったなんて

ぜんぜん、知らなかった。

伝えてくれないから。

でも、伝えてくれても

私達は心配するだけで

病院に駆け付けることも

できません。

お任せ出来て幸せです。

良い施設なんじゃないでしょうか。



拘束がとっても気になる。



拘束をしない特養に

入所できたら

ある面幸せかも知れない



でも、いまの病状が回復しないと

特養なんていってる

場合じゃ無い。



ジェンギンスを見ていると

もう、

いつ死んでもおかしくないくらいの

形相をしている。



数年前になくなった

ジェンそっくりのお姉さんの

死に顔より

死に顔になってる。



きょうの木曜午後

1時間半だけ

ジェンに会ってきます。



穏やかなジェンに会ってきます。






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