アルツ・ジェンギンス夫婦の記録

重症アルツで亡くなった父の記録と現在100歳の母と高齢者みるきーの記録。

木曜めんかい

2007-10-11 11:19:38 | 介護

ジェンギンスの写真を撮りわすれたので

帰りにお庭で写しました。
遠くに見えるのが礼拝堂。
中庭はバラが色とりどり咲いています。
セミがまだ鳴いていました。
ぎんなんが落ち始めました。


今日は木曜日で、私の仕事は4時からというゆっくりの日です。
従って、ジェンギンスの所へいつもは行くのですが、
どうも、忙しいし、する事が山ほどあるので、もしも、きょう病院へ行かなかったら

部屋の片付けもできるし、
たまった書類整理もできる
レーザープリンターも買いに行かないと
FAXやコピーができなくて仕事に差し支えているし、
練習しないといけない、ものも沢山ある。

メリーのインシュリン注射が1日に2回あって、食事時間も内容も見直さないといけないので、今まで母任せだった
犬がすっかりわたしの仕事になり
負担でたまりません。
一生涯、月に3万円以上かかる犬を

よその人々はいったいどう始末付けているんでしょうか。
教えて欲しいです。


そんなこんなで
面会を大きく迷いましたが
ジェンギンスのために
頑張って行きました。



母は笹塚図書館へ電話をしてから
出かけていったのですが、図書館は休みだったそうです。
よく聞けば、留守電でそう言っていたのを
聞き取れなかったそうで、ヤレヤレです。

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ジェンギンスはいつもの長いすでおとなしく座っています。
眼が半分閉じて、眠いのかだるいのか分かりません。
話しもしないし、ぽけーっとしています。
怒りんぼのSSさんは、一緒じゃなくて
ほっとしました。
どうやら、お部屋で寝ているみたいです。


ジェンギンスの腕は親指と中指で○を作った太さしかありません。
皮を引っ張ると、くしゃくしゃの皮が長く伸びます。
そうやってつまんで遊んでいたら、
お風呂だと呼ばれ、介護士さんに笑われました。


ふらふらと歩いて風呂場へ行きました。
ずっと座っているので、ふらふらよろよろです。
ジェンがお風呂の入っている間
病院のケアマネージャと話ができました。
平日に私が面会にいかないので、なかなか会えませんでしたが、やっと会えました。



★ 特養の施設からは3人の担当者が

  来て、ジェンと一緒に面談をした

  けれど、異食があるときいて、

  担当者さんたちは、初めから

  お断りの雰囲気が出ていた。



★ 次回の順番待ちをしていても

  あの調子では受け入れてくれないんじ

  ゃないか



★ 次回で症状が変わっていれば受け

  入れてくれると言っても

  それって、進行して寝たきりになれ

  ば受け入れるってことになるし

  入所は無理じゃないかとおもう



★ こちらの病院にいるかぎり

  介護者の見守りがあるから

  異食はさせないし、

  ベルトで固定はしているけれど

  歩き回る心配もないので

  家としては、ジェンギンスさんについては、問題が無いのでどうぞ居てください。



★ ジェンギンスさんは、面倒をみたくなっっちゃうほど、いいおやじさんです。



★ SSさんも、同業者だったそうで

  しつこいくらい面倒をみてあげているから、負担にならないといいんだけれど。

   ```````````````````````

たぶん、先日断られた特養は

12月に申し込みを取り下げて、
あらたに、渋谷駅にできた別のユニット式の豪華な新築特養に申し込むことになるだろう。
遠くて高いけど、気持ちの良い施設が良いだろう。



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さて、ジェンは風呂から出てきて
わたしが髪をドライヤーで乾かし
おやつの時間です。

巨砲を7粒くらい。。すごく喜んで食べました。
カステラ一切れ
ミルクティ
もみじまんじゅう半分。
もみじまんじゅうって言うのは
むかし、葬式まんじゅうっていった
白い楕円形のまんじゅうです。
ジェンは、昔から葬式まんじゅうがすきなので、ジェンの葬式にはでっかいまんじゅうを付けてあげるね。。と

よく言ったものですが、
もう、まんじゅうの習わしは消えてしまいました。
葬式の時、近所のこどもにキャラメルなどを配る習慣も消えてしまいました。

そして、いまや大きな葬式は消えようとしています。
家族だけの葬儀が増えました。
そして、香典返しは、葬式当日に配られるのが多くなりました。


短時間でお腹がいっぱいになり
ジェンギンスは、また、半開きの眼になってぽけーっとしています。
なんか、いまにも死んでしまいそうです。
「 おじいちゃん! 大丈夫?

 苦しいの?死んじゃうの?

 ねえ、死んじゃうの? 」って
しつこく聞いたら、首を振っていました。

でも、いつ死んでもおかしくないっていうほど、死にゆく人になっていました。

楽に死ねるなら
死んでもいいよって思います。
生きていたら、つらそうです。



お酒に酔った人は
腕が折れていようが大けがをしていようが、痛みを感じないで平気で歩いていますが、
認知症は、悲しみや痛みや喜びを

普通に感じるのでかわいそうな面があります。
痛みも悲しみも感じなくなると良いのになぁと思います。

ぼーっとしたジェンギンスを置いて
3時に急いで帰宅しました。


おやつだ薬だあれやこれやと
落ち着かない私でした。

次回は日曜に面会します。

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