認知を気にして寝込む

５月４日月曜日・・連休のためチョコパン以外は休日です。

チョコパンの朝食準備のために私が階下に下りていくと、
階段の下に母がデイサービスに持っていく袋が置いてありました。

母に　「　今日はデイサービスの日じゃないよ、月曜だから。
　　　　　デイサービスはあしただよ　」

と、ちょっとした勘違いを教えてあげたのですが、
母は、もう気にしちゃって

「　わたしはどうして間違えたのかしら。
　　すっかりデイサービスの日だと思っていた。
　　どうしてかしら？
　　なんでいったい間違えたのかしら」

と、たいそうに気にするのです。

「　とうとう、頭がバカになってきたんだ。
　　すっかり、頭がおかしくなってきたらしい　
　　田舎からの電話と一緒になっちゃって
　　わから無くなっちゃったみたいだ。」

と、なぜか、そうとう気になるらしい。
田舎からの電話が、デイサービスからの確認電話だったと
勘違いしたってことらしい

私にしてみれば、犬に餌をあげたことを覚えていない方が
重要なのですが、犬の餌や、買い物は記憶もない。

きっと、母の頭は、もやもやしてわからない状態に突入
したんでしょうか・・・

母はベッドに入って寝込んでしまいました。

父のジェンギンスが、こんな状態の時
頭を抱えて嘆き悲しんでいたものです。

「　あたまが真っ白になっちゃた。
　　なんだか解らなくなっちゃた。」

亡くなる４年くらい前のことだったから
わたしは、そのとき、やさしくいたわってあげたと思う。
認知を受入れている時は、優しくなれるのだ。

わたしは、母がまだ認知症だとは思っていないので
なかなか優しくなれません。

認知症状がでて、手に負えない状態がやってきて
その状態の時から家族の顔が解らなくなる（楽になるということ）
までの数年間が、認知介護で一番大変な時期だ。

ショートステイに行っても自分の置かれた立場が
解らず、家に帰りたい時期が一番その人の人生の中で
かわいそうな時だ。

その、かわいそうな人には
残した大人の家族がたーーーくさん、居るであろうが
結局だれも見てあげることが出来なくて、
見てあげることが出来ないことを悲しんでいるのは
たいてい、一人か二人くらいで

親の最後を見てあげない人は
生まれてくるな！　とは、言わないけどさ、
人生の最後を豊かに見送ってあげることが
私の使命だ。

介護から逃げるな

良い言葉だ。わたしの格言だ。

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そして、母は夕べ田舎から電話があった内容を
わたしに確認してくるのです

「　◎◎ちゃんは、入院してるの？
　　だいぶ悪いっていったかね？
　　大したことないって言ったよね？　」

わたしに確認されても、私はそばにいただけで
電話は受けてないし、


年をとって、何回も同じことを質問してくるのは
回答を覚えてないわけで、

これって、最近のわたしにも多々在ります。

質問したけど、相手がなんて答えたか
ぜんぜん覚えてないんだ。
むかしから、人の話は聞くフリをして
聞いていないんだけど、
あぶないかな・・
人の話をきこうとしない根性が悪いな。

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そしてその夜は、昔からの友達と新宿で
３杯ほどお酒を飲んで３時間半ほど
お互いの生活と家族を語り合いました。

学生時代クソ真面目だった私は
この翔んでる彼女が大好きでした。

あの当時、朝シャンをして濡れる髪をなびかせて
学校に来ていた彼女で、
クラブの合宿では、お風呂で裸で岩によじ登って
男風呂を覗いていました。
一緒に歩いていると、急にドラマが始まって
物陰に隠れたり、風景をながめたり
それはそれは楽しく、彼女のお陰で
わたしは脱皮していきました。

アンナ事やコンナ事を話して、
アンナ事やコンナ事を考えました。

他人と暮らすのは大変なことなのに
みんな頑張って家庭を守っているんですね。

クソ真面目だった私なんか
今じゃ、冷血人間ですよ。


そんなわけで、
昔ながらの過去を隠せない友達と
いい時間を持ちました。
連休のお陰です。

帰りに新宿駅でチョコパンと一緒になり
帰宅しました。
旅行会社窓口は連休で久々暇だったそうです。
上司の嫌な言い方をする口調は相変わらずだそうです。


あすもあさってもまだ連休。
うれしい。。。