アルツ・ジェンギンス夫婦の記録

重症アルツで亡くなった父の記録と現在100歳の母と高齢者みるきーの記録。

近所の医師に説得された

2008-02-13 13:38:23 | 介護
2008年2月13日 水曜日 近所の病院長が会ってくれた

検診センターを大きくやっている近所のやや大きな病院のホームページに
先生にメールで質問出来る所があったので、
ジェンギンスの相談をしてみた。
そしたら、昨日わざわざ電話をくれて、呼び出された。

本来なら、メールで返事を返すんだけれど、
会って直接話しをしたほうがいいと先生は感じたそうです。

わたしの、愚痴が尋常じゃなかったのでしょうか。

今日院長先生と話したお陰で、ジェンギンスの命への執着が薄くなった気もします。

今の病院のやり方で良いのだと説得されました。

馬乗りになってまで痰吸引してくれて
口が傷ついてまでも、口を綺麗にしてくれて、
なかなかそこまではやってくれないのに
よくやっている方ではないですか。

アミグランド二袋じゃとうてい生きていける栄養じゃありません、
でも、高齢で胆管癌末期の上に、衰弱してきたのでは
これ以上の点滴を増やすわけにはいかないし
いま、栄養をふやしても太る訳じゃないし
食事が食べれるようにもならないでしょう。

食事制限はどこに病院にいってもする適切な処置です。
衰弱してきてからは、唾液でさえ肺炎になりますから
食べ物で肺炎になる危険は大きいです。
死んでもいいという条件で、そこまで覚悟出来ているなら
食べさせたいと交渉する方法もありますが、
食べたそうであっても、食べない方が良いでしょう。

栄養を摂りたいのなら、
胃ろう、気管支切開、中心静脈点滴の方法がありますが
認知症の場合難しい物があります。
胃ろうチューブを抜いたら途端に腹膜炎で死んでしまうし、
点滴も抜いてしまったら危険です。
そのためには、拘束もやむおえない処置です。

死ぬ最後の時まで食事を摂っている人は居ません。
さいごは、飢餓状態で死ぬのです。

高齢の癌末期にいたっては、今回の飢餓状態も
仕方がないことなのです。
長く生きて欲しいというのは、あなたの気持ちでしょう?
本人意志で気管切開をしてまでも長く生きたいというのなら
いいですが、本人は生きていてつらい事でしょう。
・・・・・・
・・・・・・

と、内容に関してはわたしも理解出来ていたことでしたが
直接説得されると
そうだな、って思いました。

ジェンギンスの担当医師は、ことばが少なすぎて
わたしに理解させてくれなかった。
説明不足だった。

お辞儀だけ深々とされてさ、
納得のいく説明は大事だ。
なにが、栄養は足りてるだよ!

足りないけど、こうだから・・・って言わないと
訴えたくなるじゃないか。

終末医療の段階で、最後の見守り・・・って事らしい。

しかし、その最後の見守りに入る時期の見極めが
早すぎてるんじゃないかと
私達家族は思うわけです。

今日の水曜は仕事で病院に行けませんが
電話で、高カロリー点滴について先生と話しをしようかどうか
迷っています。

やってもらった方が、後悔がないよな。
ジェンギンスも栄養豊かに死んだ方が気落ち良いだろうとおもうんだ。

そうすると、寝かせられちゃうかなぁ

それでもいいかも知れない。

もう、食べれないし、楽しみもないし、
わたしとしたら、健やかに生きていてくれればいいかも知れない。

とにかく、3月20日までいきのびてくれないと
わたし、死ぬほど忙しくて。

2時過ぎたら病院に電話しよう・・・


============================

いま、14時20分。

入院先の担当医に電話した。

高カロリー点滴は無理だって。

血管がほそいし、血圧が安定してないし、
意識も薄いので
今のままの方が長く生きるって。

信頼して任せるしかありません。

もう、秒読み段階に突入・・

秒じゃないか・・・

急変したら終わりと言うことだ。


今日は行けなくて残念です。
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4 コメント

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Unknown (kappa)
2008-02-13 16:18:43
そうか・・・
そういうことだったんですね。

ずいぶんひどいなと思ったけど、いろいろ考えた上の処置だったんだ。

きちんと説明してくれれば、家族としても理解したのにね。

お父様のお顔、日ごとに痩せていかれるのがわかります。

娘としては、がんばって付き合うしかないですね。
みるき~さん、体に気をつけてください。
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Unknown (hiro)
2008-02-13 23:23:59
丁寧にご説明を受けることができて、良かったですね。お医者様は、ご家族の心情を考えて、納得の行く説明をしてくれないと困りますよね。
高カロリーは、弱った体にはご無理だったのですね。
見守る事も本当にお辛いと思いますが、最後の最後まで、苦しまないといいですね。痛みがでませんように。
毎日心配でやっぱり、今日もここに来てしまいました。
生きていることの凄さを毎日お父様とみるき~さんから、学んでいます。
体に気をつけてね。
毎日日記をありがとうございます。
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Unknown (みるき~)
2008-02-13 23:36:57
ジェンギンスを死なせないという気持ちは、とことん通じて、こんなに限界まできても
なお、生きているって思います。
こんなに限界に来ても、コミュニケーションが取れて、苦痛も無さそうだから、
もしかしたら、幸せな最後かも知れません。
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Unknown (hiro)
2008-02-14 13:23:15
お父様は本当にお幸せだと思います。
こんな風に心からの介護をしてくれる娘さんとお孫さんが居てくれるのですもの。
父の最期の時に、私は、とてもとても、みるき~さんのように接する事は出来ないと思いますから。
でも、そういう人に育て上げたのも、お父様とお母様ですものね。頭が下がる事ばかりです。
ここでは、一杯泣いて・・・明日笑顔で面会にいらして下さいね。
痛みが無さそうで良かったです・・・
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