アルツ・ジェンギンス夫婦の記録

重症アルツで亡くなった父の記録と現在100歳の母と高齢者みるきーの記録。

体調良くて安心した

2007-11-17 00:19:30 | 介護
2007年11月17日土曜 今日はベッドに座れた。 

今週はずっと寝たままで体調が優れないジェンギンスです。

病院の先生からの電話で、悪いらしいことを聞き、
もうだめかと思いましたが、
今日は思いがけず、いつものように元気でした。

朝、デイサービスに母を送り出し
(昨日転んで足の指が真っ黒であり、デイサービス用の
 手提げかばんが、まったく見つからず。。。
 ジェンの保険証も見つからず。。。。
 探し物ばかりの母スーザンです)

ジェンの靴を洗濯機で洗ったり
ジェンの刻みうどん山芋入りを作ったり
おいしい紅茶を入れたり
母の夕食のうどんを煮たり、
寒くて動けなかったり、
あれこれうだうだうろうろするうち
お昼になって、
昼ごはんも食べずに
ジェンのところへ出かけました。

電車下車駅で外出先から駆けつけた
チョコパンが待っていてくれました。
わたしのためにも、ドトールでアボカドソースの
サンドウェッチを買っておいてくれて、
ジェンギンスには、スープストックの
オマール海老とわたり蟹のスープ\610 を買ってきてくれました。
女の子は気が利くので、助かります。

病室には昨日たいそうに、死神がたくさん天井にやってきていたので
チョコパンも驚くと思いましたが、
今日は、死神は3人しか来ていなくて
ジェンは目を開けていい顔をしていました。

声賭けに反応はしますが、どうも返事がありません。
点滴の手をみると、赤くなって ぷよぷよ です。
ぷよぷよぷよなので、急いで看護婦さんを呼びました。
点滴のさしなおしですが、血管が細すぎて
筋だか血管だかわからない足なので、看護婦さんが苦労してました。
だから、夕方まで付き添うので
手に点滴をしてかまわないとお願いしました。

それで、ドアを閉めてお食事会が始まりました。
スープが温かいうちにジェンに飲ませました。
おいしそうに飲むので、私がベッドの上に乗り込んで
ジェンの体をおこし、わたしの小さな体でジェンを支えました。

スープをごくごく飲みます。
でも、おいしいとは言いません。
( あまくない )といいます。
おいしいかと聞くと、一応うなずいています。
トマトソース味なので、昔の味ではありません。

あまり食べさせると、いけないので
不二家の棒つきキャンデーをあげました。
これは、いいです!!
呑んでしまうので、もう飴は舐めれないかと思っていました
棒キャンデーなら、飲み込む心配がないです。
時間も持つし、こんどは、ちゅっぱちゃぷす を持参しようと思いました。

私は、ジェンを体で支えながら、サンドウィッチを食べていましたが、
ジェンが自分で座り始めたので
ベッドに腰かけさせました。
久しぶりに、ベッドに座ったジェンです。

昨日も喜んでくれた
すりおろしりんごを、小皿一杯だけ、あっという間に
平らげました。

でも、ジェンの食欲に任せたら
大変なことになるので
体にクリームを塗ったりして
気を紛らせました。

軍歌をきいたり、ハワイアンを聴いたり
チョピンをきいたり、
3人で船頭小唄も歌いました。
部屋の暖房をつけて歌ったのですが暖房を消してみたら
病院はとっても静かであり、
たぶん私たち3人の声は、病棟に響き渡っていたのだろうと
冷や汗がでました。

じゃんけんもちゃんとできたし、リズムも取っています。
掛け声をかけると、まねして合いの手も入れてくれます。
ご機嫌はとってもいいです。

時々、動いている私に、お辞儀をして挨拶をしてくれました。
チョコパンには 《 どなたですか? 》
って聞いています。
《チョコパンだよ》と、答えると
《うちにも、チョコパンて言う女の子がいます 》ってジェンが言うので
驚きました。

長いこと、道徳的ないいお話をしてくれました。
なんか、よく聞き取れないけど
(辛抱しなさい)とか、私を諭してくれました。
《 はい!! 辛抱します、ありがとうございます》と答える私です。

声がぜんぜんでないので
《大きな声を出してみな!》とかいろいろ言ったけど、
声帯がつぶれちゃってるみたいだ。
森進一バリの声だ。

4時半過ぎて、看護婦さんがパンツを取替えに来てくれました。
ぜんぜんぬれてないわ といいましたが
変えているうちに、当ててあるパットに排尿してくれました。

血尿がでてる といいましたが、いろが茶色くて
もしかしたら、アリナミンのせいかもしれないと
言っていました。

5時過ぎて、夕飯も出ないので
煮込んできた山芋入りの刻み煮込みうどんを少し食べさせました。
にんじんをうまいこと、ホキ出します。
5口くらいでやめておきました。
でも、口をあーーんて開けて、ほしがります。

紅茶を飲ませたり、浅田飴を舐めさせて
帰宅しました。

でも、こんなに元気で機嫌が良かったのに
夕方熱が38.6度もありました。
酸素量は正常です。
氷枕をして、布団をはいで、寝てもらいます。
熱があるとき、布団をかけてはいけない方法が
日本にもあるのだと感心しました。
寒気がしたら、布団をかけるのだそうです。


とりあえず、今日は安心。

看護婦さんが床屋さんの予約をしますか?
と聞いてきたので、
喜んで予約しました。

それまで元気ならお願いします と微妙なお願いの仕方を
しておきました。12月1日とか言ってました。

あすも、面会します。
毎日するつもりです。

できないできないと言っていても、
やればできることがたくさんあると思います。

自分がやりたくてハードな毎日を送っているときは、
ぜんぜん嫌じゃない。
ぜんぜん、苦労じゃない。
自分が元気なときは、ぜんぜん大丈夫。

充実したいい土曜日だった!!
ok

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1 コメント

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Unknown (hiro)
2007-11-18 12:51:22
お父様、まだまだ、大丈夫です。
良い一日を過ごせて良かったですね。
なんて、気の利くお嬢様でしょう。羨ましい限りです。ずっと、元気に通えるように、
私はみるき~さんの健康を祈っています。
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