アルツ・ジェンギンス夫婦の記録

重症アルツで亡くなった父の記録と現在100歳の母と高齢者みるきーの記録。

母がショートを断った

2009-02-25 10:02:46 | 母の介護
いつもは用事が無くて、だるくて横になっている母ですが、
今日は、4時半に歯医者の予約が入っています。

カバンを出したり、診察券を出したり、お金を出したり
自分でちゃんと準備していました。

四時半に寝坊せずに家を出れるのか心配でしたが
行けたようです。わたしは仕事中でした。

おまけに、歯医者の後、メリーの散歩にも行ったようです。
メリーは、私が放置してあるので
散歩も行かず、体調も大変悪く、瀕死です。

夜、母に会うと
母の目はパッチリと開いていました。
いつもは、 「 目が開かない!! 」と言って
目を閉じたままなのです。

なにか行動をするっていうのは
筋肉が生き返るもんだと思いました。

夜遅くには
メリーの巣作りに忙しい母です。
あちこちに段ボールをおいて、風をよけるように
段ボールを立てかけ、
玄関の外は、ゴミ屋敷です。

コートも着ないで当分居なくなったので
きっと段ボールを拾いに行ったんだと
想像しました。

私が階下にいる間は
私は何回も母を追いかけて
メリーの餌を片づけている状態で、
わたしは、監視に忙しいです。
でも、老人と別居してたら老人が何をしでかしているか
解らないことだし
おたがいに、知らぬが仏のほうが平和な事でしょう。

そして、
支援センタから、母の電話に電話がかかってきたらしい。
3月の初めに、ショートステイのキャンセルが出たから
利用しませんか?といういお誘いです。

母は、断りました

そして、私にその話をしてくれた時も
ショート施設の文句を山ほど聞かされ、

「 キャンセルが出たのは、あそこに泊って
  呆れた人が もう行かない って思ったんだよ
  フロは×××
  食事は×××
  会話は××× 」

もう、聞いている方が胃潰瘍になるくらい
同じ文句が続きます。
デイサービスがどんなに、いいフロで、いい食事で、楽しいかも
山ほど聞かされます。

かわいそうな思いをさせてしまいました。
ここまでいわれちゃ、行かせられません。

まだ、自分のことがじぶんで出来る母には
ショートステイは向かないと分かり、
だからといって、認知が進んだ父には
ショートステイは向きませんでした。
家族がしてあげれるような手厚い介護は
施設ではしてもらえませんから
ほったらかしです。

入所者さんのそばに、
落着いて座っている介護職の人って
いないもんかと思います。
あちこち動かずに
じっとしてみんなを見守ってくれる
介護士さんが欲しいです。

昨年、高額の有料老人ホームを
7軒くらい見て回りました。
どのホームも、お年よりは自室で過ごしていました。
高額老人ホームは、たいていみんなの集まるロビーが
狭いです。(食堂じゃなく談話室のこと)
つまり、集まらないのです。
各階は、管理のため鍵がかけられ、自由になるのは
自分のフロアだけです。
どんなにお庭が広い老人ホームでも
外には出れないし、買い物もなにもかも
出来ない生活なのです。

老後は、夫婦で老人ホームに入ると考えて
家を売って入居したものの
おそらく、この生活はむなしいと私は思う。

網走刑務所だな。

冷暖房完備の新築マンションで
温かい食事とフロとたまにあるレク。

わたしは、高額有料ホームが
網走刑務所に見えてきた。

母が今回利用した施設も
高額有料ホームと変わらない
地元の特養施設です。

施設を利用するたびに思います。

言っちゃいけないことだと
解っていても
思うんです。

姥捨て山  なんです。


昔は施設がなかったから
山に捨てたんですね。
昔から、年寄りは大変な生き物だったんですね。

いまは、施設に捨てるのです。

自宅で頑張って、すごく頑張ってお年寄りを
見ているご家族って
ほんとうに、すばらしくいい人たちだと思います。

人は最期になると
一人じゃ生きれないのです。
でも、家族も自由に生きている時代となったので
最後は家族じゃない人に託されるのです。

子供を育てるのも
年寄りを看取るのも
家族だからこそできるんだな

夫婦は他人なのに家族なんだろうな~

ちがうか・・・
あれこれ・・・ちがうか・・・・


私、全身に蕁麻疹が出ました。
生まれて初めてです。
どこが悪いんでしょうか!!
なにが起こったんでしょうか!!


  
コメント (5)    この記事についてブログを書く
« 漬物 | トップ | また、土曜がやってきた »
最新の画像もっと見る

5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (みるき~)
2009-02-28 00:35:16
★hiroさん、いろいろ忙しい毎日ですね。
 父が亡くなって、激動の忙しさは減りました。あとは、母とメリーです。 この2人が死にそうになると、私はあせって生き伸ばしてあげようと必死になります。
死の影が見えた時、私はやさしくなれるんだと思います。

ショートの見学結果を聞かせてくださいね。
認知の人は介護士さんがロビーに出しますが、自立のお年よりは、結構孤独なのかなぁと思います。
 母は、もう施設に入りたい!とか言ってたくせに、ショートに3日往っただけで、この文句だもの、年寄りの言葉は、信用なりません。 本当は家に居たいhiroさんのお母さんの気持ちが痛いです。
返信する
Unknown (hiro)
2009-02-28 00:07:55
みるき~さん、大丈夫ですか?
あれこれお話があるのですが、頭の中でまとまりません。
そういえば、私もある日突然体中に蕁麻疹が出来たことがありました。自分の入院があって、受験があって、落ち着いた頃にドォ~~~と。お岩さんになりました。お疲れやストレスがきっと溜まっているのだと思います。休めると良いのですが。中高年は無理が出来ない体になるって事なんですよね。思い通りに行かない体を何とかしたい私です。
そうでしたか。お母様のショートはダメでしたか?
母のショートの見学を4箇所行って来た所です。自分からショートの話を出したのでビックリでしたが、複雑な思いがありますよね。
自分の未来を想像して、父の未来(肺気腫は即悪くはならないけれど、良くはならないらしいです)を想像して、母の未来を想像していると、色々考える所があって、一人で出来る事の限界を感じる日々です。自分を保つ為の方法と親の今後をどう考えるべきか難題ですね。
返信する
Unknown (みるき~)
2009-02-27 10:06:55
★ よつばさん、たくさんのブログデザインを選んでいて決めるのに時間がかかってます。 私は飽きやすい性格らしい。
 ヒドイふくらんだ蕁麻疹は治まってますが、全身が赤くポツポツしてます。
 ずっと健康で生きていたいものですが、ある時期、こうやって体調が悪くなっていくんですね・・・生きてるってつらいです。


★dadaさん、 私は、両親を見送って、子供を嫁にやって、後かたづけをすっかり済ませて、もう私がいなくなっても悲しむ人がいなくなったら、死のうという計画があります。
自分で死ななくても、丁度そのころが寿命のような気がします。
 朝起きて、死んでいるかも知れないので、やっぱり、今からちゃんと片づけておかなきゃいけません。
 葬儀通夜は無しで、焼くだけの形です。一周忌も3回忌も法要無しです。 これからの日本を私は変えるのです。
 アノ世で、総理大臣になるのです。

返信する
Unknown (dada)
2009-02-26 21:39:16
、、、だから私はそこそこ年になったら、余命半年の病気の宣告を受けて、家族に惜しまれながら死にたいですが、
死に方は自殺以外選べないのが苦しいところです、、。
とにかく、今の世の中では、子供に面倒をかけないようにするにはお金を残すか、やはり自ら青木ヶ原の樹海へ行くか?でもボケたら青木ヶ原の樹海まで行けなくなります。途中で保護されちゃいます、、。汗。
そうですね、、。人は年寄りになると一人では生きられない、、。大人になると大人の悩みが出てくるのですね。
じんましん。私は子供の頃によく出ました。
体力が落ちている時だと聞きます。栄養バランスと休養なのですが、頑張りやのみるき~さんは無理してしまうのだろうな、、。
デイを増やせるといいですね。それはそれでいろいろ大変なのよね~、、。
どうにかして欲しいです。なんか世の中おかしいと思う、、。頑張りましょう♪
返信する
Unknown (よつば)
2009-02-26 20:36:44
みるき~さん、こんばんは。

ずいぶん変わりましたね。
可愛いです*^ー^*


>入所者さんのそばに、
>落着いて座っている介護職の人って
>いないもんかと思います。
>あちこち動かずに
>じっとしてみんなを見守ってくれる
>介護士さんが欲しいです。

私も全く同じこと思っています。
身体介護に走り回らない、お話し相手、遊び相手だけ、見守りだけの介護士さんが必要だと痛感します。
精神的なケアも大事ですから。

お話し相手になってくれる人が必要です。
お母さまもそういうところなら喜んでお泊りしてくださるでしょうに。。。
みるき~さんのように楽しくお年寄りの相手をしてくださる方がいるといいのにな~って思います。

じんましん、自覚症状のないストレス溜まっておられるかもしれないですよ。私も6年くらい前、慢性になって治るのに半年ほどかかりました。お薬飲んでたら出ませんでしたが、止めると出ました。
若い頃に出た時は子供が小さかった頃で、顔や耳にも出たのですが、注射で引いて、急性でした。
だんだん無理が体に出る年頃ですので、お互い自分の体も労わってあげましょうね。お大事に。。。
返信する

コメントを投稿