アルツ・ジェンギンス夫婦の記録

重症アルツで亡くなった父の記録と現在100歳の母と高齢者みるきーの記録。

新症状あらわる

2007-10-07 12:22:45 | 介護
500

10/7 新症状あらわる

作成日 | 2007-10-09

アクセス数 | 118        推薦数 | 0

カテゴリー | 日記 > 生活 > 美容/健康/コスメ


しつこいぐらいの世話焼きの母。

ジェンのことは、ぜんぶ自分が

しようとしてます。



ジェンの容態もおちつき、ジェンの日記を書くより、母の記録を残した方が良いんじゃないかとおもえるほど、もういろいろたいへんだ。




母はとにかく、早朝から眠ってしまうし

作業の途中で眠ってしまうから

先日も、目が覚めるまえにベッドから

転落した。

どうもベッド上で片付けをしていたらしいんだけれど、いつものように座ったまま眠ってしまい、いつものように後ろにこっくりこっくりして、転落だ。

あきれて、心配もできない。



今朝は、わたしの家族の立ち入ってほしくないいろいろに、首をつっこまれ、

無視して返事をしないでいたら

眠ってしまって、大いびきで死んだようになってしまった。

息づかいもへんだし、これはよく聞く

大いびきでもう目が覚めないアレだと思い、冷たい態度の私を反省し、

いつものように、自分の化粧にとりかかった。

いつでも救急車にのれるよう準備だ。



当分起きそうもないから、顔のマッサージを丹念にしながら観察して、

ちょっとした居眠りでこんなにいびきが出るモンかと母の人生の終わりを実感した。



たとえどんなに、変なことを言っても、しても

土足で人の家庭に踏み込んでも、

何度も同じことをいっても、いっぱいしかられても、

この人生の終わりの人に

冷たくしてはならないのだと

短時間で、マッサージしながら20分ほど反省しているうち、

急に目が覚めた母は、

急にさっきの続きの話しをし始めた。

ワープだ! タイムマシンだ!

テーブルの上のものをいじくった瞬間に

立ち上がって、よろけた。

起きてすぐ、立ち上がるのは絶対むりなのに、自分がよろけることに気付く前に

立ってしまうんだ。



咳き込むって分かっているだろうに

咳こむし、ついデイサービスの車がくると

走れないのに走ってしまうし、

わたしは、歳をとったら、落ち着いて行動したいと思います。



~~~~~~~~~~~

さて、昨日の土曜日はお天気もたいそうによくって、

母と2人でジェンギンスに会いに行きました。



10月の気候の良さは

ジェンが入所した頃を思い出し

つくづく良い季節だと感じます。



病棟にいくと

ジェンが居ません。

トイレ誘導の時間だったので

待っていたら

看護婦さんが

「 SS さんのベッドで寝てるかも知れないわ 」

言ってみたら、本当にぐっすり寝ていました。

さいきん、ジェンギンスに付きっきりで面倒を見てくれる怒りんぼのSSさんは、

ジェンをベッドに連れていって

寝かせてくれるらしいのです。



よぼよぼのジェンを気遣って

横にしてくれるとは、有り難いことです。



私達がジェンに声をかけても

ぜんぜん動かないので

看護婦さんがでっかい声で起こしてくれました。

トイレ誘導をしてもらって、外へ連れ出すことにしました。



外へ出ようとしたら SSさんが

「 おじいさん、コッチニ来てすわりなさい」って迎えにきてしまったので

なんとか、切り離して外へ出ました。



ジェンギンスは、やっとやっと歩いて

よぼよぼです。

このしせつで一番の年寄りにみえますが

実は、みんなの方が年上で、

90才を越えたひとがたくさんいます。

みんな元気そうです。



こんなに元気がないのに

特養にいっても

そう、迷惑はかけないように見えます。



いつものベンチに腰かけて

3人でおにぎりを食べました。

ジェンには一口ずつ、あげましたが

もっと欲しがって、大きいのをくれ!

って言ってました、

長野から送ってもらった

《しなのスマイル》っていうぶどうも大事に今日まで取っておきました。

母と2人で美味しそうに食べています。



たべたら、元気が出て

よく喋っていました。

内容は良くわかりませんが、いつものように、感謝することや、田舎のはなしや、

人道的なことを述べています。

話しを聞く限りとっても、いい人です。



ヨーグルトも世界一おいしいといって

飲んでいました。 スプーンをつかって

食べることは忘れてしまって、飲んでいました。



カステラを食べたり、レモンティを飲んだりするうち、もっと食べたい現象が始まってきたので、気分転換に外界へ散歩に出ました。



母と一緒に歩く時も

ジェンと一緒に歩く時も

すごくゆっくりですが

ジェンを車椅子にのせて

すいすいとあるこうとしたら、

母が居たんだった・・・



人のペースで歩くことは

とっても疲れます。

気分が疲れるのではなく

足や体が疲れます。

遅く歩くことって体力を消耗します。



散歩しながらカセットを掛けようと思ったら

電池が切れていて、音楽が聴けませんでした。

でも、ジェンギンスはいつもの習慣がわかっているのでしょうか

手拍子をしながら歩きました。



近くの児童公園に車椅子を止めて

子供のはしゃぎ声をしばし、聞きました。



ブランコにのる子供達の声は良い刺激です。

ジェンは

『 はい、頑張って! がんばって!』ってしっかりした声を出していました。

後ろの滑り台で声を出す女の子のほうを振り返ってみたり、ジェンの脳みそはまだまだ

活動していました。

週にたった一度の刺激じゃ

呆けても行くわと思います。



病院のお庭にもどり

池の畔で、鯉をみて過ごしました。



賞味期限がちかくなった

人形焼きを持ってきたので

甘党のジェンにあげたら

甘いものをあげるな!と母がうるさいったらありません。

うるさすぎてうんざりしました。

残りは鯉にあげました。



母がトイレに行ってくれたので

ジェンギンとお庭を散歩しました。

やっと、自分のペースで歩けます。

すいすい!です。

すると話しも弾みます。



私『 お婆ちゃんが後ろから来るかどうか

   見てみようか 』

ジェン 『 ふらふら 歩いているんだろ』



そういえば、よく父がむかし言ってました

「 ばあさんは、どこをふらふらほっつき

 歩いてるんだ!」



妻が家にいないと

機嫌がわるくなる亭主。。

こんな亭主は良くない!



4時になり病棟に戻りました。

トイレに行きたがったので

順番よりさきに、誘導して頂きました。

つなぎに着替えて元気に帰ってきました。



ジェンのお世話をしてくれるSSさんが、うるさいので、見えないようにロビーに帰ってきたのですが、

すぐに見つけて

「おじいさん、こっちへきて座りなさい」と

呼びに来ました。



おじさんの隣に座らせ

感謝の辞を述べました。



なんと、SSさんはジェンギンスより2つ若いだけでした。

しっかりしています。

そして、びっくりすることに

ジェンギンスとこのSSさんは

同じ会社にお勤めでした。

おじさんは新宿、ジェンは神田で

場所は違いますが

同業者でした。

たいそうにびっくりです。



このおじさんにジェンを託し

5時に病院を後にしました。



ジェンギンスの新症状というのは

とっても嫌なんですが

自分のベロを食べるような動作です。



ぜんぜん喋れないようなおばあさんが

よく口をもぐもぐさせたり

ベロを食べているようにムニャムニャさせたりしているのを、よくみかけましたが、

なんと、

ジェンギンスが、ベロを美味しそうに食べているように口を動かしていました。



はじめてみました。



一時的なもので有りますように!





たった、いま思ったけど

口の中に異物が入っていたのかも知れない。

例えば髪の毛とかが、くちにはいったら

ああいう動作になるかも知れない。。。

もっと、考えた介護がひつようだったな。



おやつと飲み物。

かゆみ止めに、水虫薬、

爪切りに耳掃除に魚の目取り。

ひっかき傷にはステロイド。



良いお天気が

みんなの気分を良くさせてくれました
コメント    この記事についてブログを書く
« 入所から1年 ★その① | トップ | 入所から1年 ★その① »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿