アルツ・ジェンギンス夫婦の記録

重症アルツで亡くなった父の記録と現在100歳の母と高齢者みるきーの記録。

入所から1年 ★その①

2007-10-08 11:27:46 | 介護
作成日 | 2007-10-08



今の施設の欠点

×おやつが出ない!
メニューをみると、お昼にデザートや
お菓子や、ヨーグルトなどおやつ的な 
ものが付いているようだ。
糖尿病の人もいるので、おやつが出せないのでしょうか?
とにかく、午後になるとみんなお腹が空いて、かわいそう。

入所して、半年近く、面会以外の日は
ジェンギンスもお腹がすいてかわいそうでした
でも、チョコパンがお願いして持参したおやつを与えてもらいました。


そんなせいもあって、患者さんはみんな痩せてきます。
ジェンギンスは、ガリガリになって
体重を支えることができないみたいです。


×身体拘束

それはそれは、すごい身体拘束す。
スタッフのいい訳を聞くと、納得してしてし
まいますが、安全に預かって頂くために
家族は我慢するしかないのです。

ジェンギンスの拘束は寝る時のベルト固定です。
最初、ノロウイルス点滴治療のときにベルトで固定したのですが、
それが、いまなお、10ヶ月間続いています、
1月正月いらい、車椅子固定された人も居ます。

ベッド固定する事によって、
寝ないジェンギンスが動き回ることができないようになりました。
放尿の心配も要らないのです。
しかし、尿意をがまんするジェンギンスは、とってもかわいそ
拘束されたジェンギンスは、立てないので、
しかたなくベッド上で放尿するしかありません。
したがって、今度はさらに、放尿されないように、
つなぎ服着用ということになってしまいました。

この点は、入所ギリギリまで、私も母も苦労したものです。
入所して、なんのことはない拘束によって、放尿での
ぬれる心配がなくなったのですが、人権無視でしょう。

ジェンは、幸せなことに車椅子にすわらせられて、
固定三角ベルトで立つことも向きを変えることも、
動くこともできないという、拘束はされていませんが
入所者のほとんどが、椅子に固定されてしまっています。

徘徊して歩く人は、元気に歩けても固定です。
自分で歩ける人が、つぎつぎに固定されていって、
トイレ誘導の時あるかせてみると、ぜんぜん歩け無くなってしまっています。

車椅子にベルトで固定され、あげくに
車椅子が動かないように、さらに固定です
車椅子で自由に廊下を歩くこともできない人が沢山います。

介護士さんによっては、自由に動けるように見守ってくれたりします。
でも、介護士さんによっては、強くとじこめてしまったりします。

ベッドに寝たきりの人も居ます。
もしかしたら、起きたい人も居るのかも知れません。

よろよろになったジェンギンスですが、
ジェンギンスが固定されていないのは不思議です。
たぶん、面会にたびたびいくからではないかと思われます。

つなぎ服を夕方着せられて、そのあと、尿意を訴えても
排尿させてくれない介護士さんが居ます。

その点が、わたしは恐ろしくて聞けないのですが、
夕方4時に、介護服と寝るためのおむつがセットされますが
その後、寝るまでのトイレ誘導はないのでしょうか?

まさかと、おもいますがオムツに強制排尿でしょうか。

拘束に対し、不服は有ります。
ほかの、ご家族も不満に思っています。
でも、だから、骨折もせずに1年間過ごせたのでしょうか。

拘束して、ある面たいへんじゃないので、ジェンギンスを1年間も延長して
入所させてくれているのだと思います。

拘束がなかったらジェンギンスは、とても介護士さんに
迷惑を掛けます。寝ないし、夜中のトイレの回数は多いし
放尿はするし、お部屋はわからないし、よその人を起こしてしまうだろうし、



施設への要求

○ 入れ歯をどうして外したままで入れてくれないのでしょうか。
  そのせいで、全粥になっていることが、悲しいです。
  ジェンは、白いごはんが大好きなのです
  (スタッフに3回聞いたことがあるけど、入れ歯は入れてくれない)

○ 歩けなくなってきていることがかわいそう。
  初日にお願いしたリハビリをしてくれたらいいのに。

○ トイレに行きたくて立ち上がった時や、訴えた時、
  スタッフが気が付てくれると有り難い。

○ 3時のお茶は、もっと濃いとおいしいし、
  人によっては80CCでは足ないから、お代わりさせて欲しい。

○ 冷房が効き過ぎてレンタルの室内着では寒いこと。
  冬はレンタルの室内着1枚では寒いこと。

要望は施設に訴えたらいいとこれを読んだ人は思うでしょうが
介護者会議などで話しあわれ意見を強く主張する介護士さんの
考えが押し通され、拘束などが継続されたり、
さらに拘束が強くなっていくのです。



まとめ。

入所したことで、家族はホッとしました。地獄の介護でした。
ほっとしていたら、あっという間に1年も経ってしまいました。
入所前は健康にも問題がありましたが、元気な1年をおくりました。
健康管理の行き届いた、病院のお陰だと感謝します。

もう、家に帰ることや家族との別れのつらさも感じませんから、
入所しやすい時期だったのでしょう。

入所すると、家庭の温かさがまったく無くなります。
会話もないし、歩くこともない。
食事の時楽しい会話も聞こえてこないことでしょう。
耳や眼はちゃんと見えて、雰囲気を感じる父にとって、
施設での御食事など毎日の生活は、むなしいことでしょう。

元気に歩いていた父今ではよろよろになって、必死で歩いています。
骸骨のように痩せて細くなって骨になっています。

介護拒否はどのくらいあるんだろうか。
面会の時は、とってもいいおじいさんだ。

放尿はどの位するんだろうか。
夜はいまでも、朝方まで眠れなくて
お喋りしたり、歌ったりして過ごしているんだろうか。


母がいる時は、父を家に帰すことはできない。
仕事が有る時は、父を家に帰すことはできない。

父の生きている後少しの間だけ仕事なんか辞めて
家に呼んであげたい気持ちはあるけれど、わたしの仕事は
途中で辞めたら、復活できない、水もののしごとなので
生きていくために働かないといけない。

ヘルパーって、頼んだことがないけれど
いったいどういう費用で何をしてくれるんだろう
わたしが、仕事をしている間、ジェンをみててくれるんでしょうか。

でも、母にはもうジェンの介護はできません。
また、地獄になってしまいます。

1年を振り返って
面会にいって、喜ぶ顔が嬉しかった。
お庭でピクニックが楽しかった。
家族そろっての面会は、いい時間だった。
大変な部分を施設にお任せし、とても有り難い思いです。



地獄からの生還です
いま、私達家族は平和です。
母も、ジェンへのイライラがまったく無くなり、
ジェンを怒ることが無くなりました
でも、別の脳みそがこの頃母を怒らせます。

ジェンギンスの認知進行は
母が必死で遅らせてくれました。

わたしも、いま、母の進行を遅らせて
いま一人でできることがある大事な時期を、
1日でも長く延ばさないといけません。

しかし、付きっきりではないので
どうも、必死さに掛けてしまっています。
ひと頑張りできるでしょうか。







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