何もしない日

今日は日曜日。

父ジェンギンスの認知介護に明け暮れていた時は
暇なんてなくて、悲惨な日々だった。
そういえば、放尿対策で寝る前は玄関やキッチンのバリケードを作り、
ベッドまわりのビニール張り、
お風呂への侵入防御、
そして、ジェンギンスのパジャマ上下を縫い付ける作業。
後半介護は、オムツの取替え・・・それも、暴力で抵抗されたので
手を紐で縛って壮絶だった・・・

そこまでするべきだったのかと、今は思う・・・
今思えば、抵抗する父がかわいそうだ。
手を縛られて、何をされるのかと嫌な思いをしたことだろう。

認知の悲惨を体験したな・・
家での介護が長かったのでお互いに苦労した。
家が良いとか、施設がいいとか・・
とにかく、認知症という病気は家庭崩壊するほど
たいへんなのだと思う。

介護の後悔が多々あるくせに、
認知初期で口やかましい母との生活はくるしさの塊です。

認知症だからではなく・・
年寄りとの同居がくるしいのです。

全てのことを拒否し、
否定する母が家族を苦しめます。

今日だって、バレーボールの試合中、
イグザエルのメンバーの髭を罵倒し、
バレーボール選手のほくろを罵倒し、
選手の失敗を、バカヤローとののしり、
日本人の背の低さを罵倒し・・・

この母に育てられた私は、そのまま母の意志を受け継ぎ
性格の悪い人間に育ちました。
生まれて４２年・・今頃反省です。

～～～～～～～～～～～＾


今年も庭の花梨の木に実がなりました。
毎年、いらなくて通行人に持っていってもらったり、
腐らしたりしました。
今年は焼酎につけてみるかも知れません。

まだ黄色くならないんだけど、通行人が早く採ったほうが良いと
教えてくれたので、私が塀によじ登って木の枝を下にたらし
チョコパンがジャンプして実をもぎ取り・・必死の挙句
綺麗に取れました。

非常にたいへんなくらいに不思議なことなのですが、
花梨の木が２本あるうち、いつも一本に実がなります。
もう一本の木をみると、真っ赤なプチりんごがなっている・・・

りんごの木だったの？？？？
不思議・・わからない。。。
本当に、いろいろわからない・・
ジェンギンスに聞いてみたい。
いつもいつも庭の手入れをしていたジェンギンス・・
家族に何も伝えずに逝ってしまった。
おかげで、荒れ放題・・・
ケルヒャー買ったら、きれいにします！

それで、母は、いつものように買い物買い物買い物・・・

今日は、
トイレットペーパー（トイレに無くなっちゃったんだね）
みかん
うんざりの干ぴょうまき。
うんざりのヨーグルト。
うんざりのクリームパン。
ゼリーみたいなお菓子。
うんざりの２００円のカップラーメン（鮭いり）２個
高い甘栗
せんべい
キビ団子みたいなおかし。

今日は２５００円くらいの買い物か。
あとは、目薬や下剤や抗生物質（薬屋をだまくらかして購入する）を
隠し持っているんだ。
認知の母に薬を売らないで欲しい。
母は、この抗生物質と下剤のせいで死ぬぞ！

土曜日の母の夕ごはん



ご飯・具沢山きのこ汁・ほうれん草、きゅうりサラダ、黒豆
漬物、やきとり、豚ロース味噌づけの野菜煮

まいどご馳走です。
秩父名物のお土産だったロース肉の味噌漬けは
４２年間生きてきたなかで、一番柔らかい肉でした。

日曜日の母の夕ご飯は

ご飯・きんぴら・ほうれん草と椎茸の炒め煮・マグロ刺身・
漬物・辛子明太子

最近母の胃腸は調子がいいみたいだ。
でも・・・みかんの季節だから
そろそろ、胃痙攣が始まるかもしれない。

とにかく、記憶の出来ない母と一緒にいることは
苦しいのだけれど
そんな我儘を言ってはいけないのです。

・・いままでの育ててくれた感謝をわすれてしまうほど
母の口は・・・わるい