↑ 2011/04/22 撮影
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[ アヤメ科アヤメ属の多年草 ; アラビア・スペイン・イタリア・クレート島・西南アジア 原産 ]
幕末(1867年)に渡来しました。
草丈は、60~70cm。
太い根茎が分岐しながら横に這うように伸びます。
葉は、長さ40cm・幅4cm位の剣状で、白粉をふきます。
開花は、4~5月。
2~3本の花茎を出し、白い花を付けます。
3枚の外花被片は開いて垂れ、
内側に花柱が見え、付け根に黄色いひげがあって、
3枚の内花被片が内側に上向きに立っています。
観賞用として栽培され、花壇や切り花に用いられます。
中国原産のイチハツとは別種ですが、誤って「イチハツ」と呼ばれることが多く、
また別種の白色のジャーマンアイリスともよく間違えられます。
根茎を乾燥し、歯磨き粉やにおい消しとして用います。
名は、 イリスがギリシャ語の「虹」の意で花が虹のように美しいことと、
根に良い匂いがあるので付いたそうです。
別名 : ニオイアヤメ
以前から草庭にあり、
植え替えても丈夫でよく増えます。
2011/04/09 撮影
2011/04/11 撮影
2011/04/13 撮影
2011/04/16 撮影
2011/04/16 撮影
2011/04/19 撮影
2011/04/22 撮影
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2011/04/23 撮影
2011/04/24 撮影
2011/04/26 撮影
2011/04/27 撮影
イチハツ
[ アヤメ科あやめ属の常緑多年草 : 中国中央部~南西部・ミャンマー北部原産 ]
江戸時代に渡来しました。
草丈は、30~60cm。
葉は剣形で、幅3~4センチと広く、淡緑色で、
中央脈が隆起します。
開花は、4~5月。
花茎の先に、紫または白色の花を付けます。
花被片は6枚で、内花被片はが大きく平開し、
外花被片の基部にとさか状の突起があります。
火災・大風を防ぐとされて、よく藁屋根の棟に植えらました。
別名 : コヤスグサ
ジャーマンアイリス
[ アヤメ科アヤメ属の多年草の園芸品種 ]
地中海沿岸や中近東に自生する種類など、
多くの種類の交雑によって出来た園芸品種で、
欧米ではビアーデッド・アイリスと呼んでいます。
品種の育成は、
イギリスで始まり、ついでフランス、ドイツで行われ、
その後はアメリカが中心となっています。
草丈は、30~50cm。
太い根茎は分岐しながら横に伸びます。
葉は、剣状で直立します。
開花は、5~6月。
花茎は、普通花より高くなり、
先に2~5個の花を付けます。
3枚の外花被片は開いて垂れ、
内側に花柱が見え、付け根にひげがあり、
3枚の内花被片は内側に上向きに立っています。
花の色は豊富で、変化に富みます。
観賞用として栽培され、花壇や切花に用いられています。