↑ 2013/08/17 撮影…胞子嚢穂
2013/07/17 撮影
[ トクサ科トクサ属の常緑性多年草、シダ植物 ]
日本では、
本州中部~北海道にかけて、
山間の湿地などに群生します。
草丈は、30~100cm。
横走する地下茎から出た地上茎は、
濃緑色の棒状で径5mm、
中が空洞の円筒形で多数直立、
3~4cmごとにつよい節があり、枝分かれしません。
珪酸(けいさん)を含み、表面には溝があって、堅くざらつきます。
葉は小さく黒褐色で、輪生して茎の節に付き、
節を囲んで鞘(袴)を形成し、節の上部をかくします。
花期は、7~8月。
茎の頂に土筆(つくし)に似た胞子嚢穂を1個付けます。
観賞用として園芸品種も栽培され、庭に植えられます。
刈り採った茎を熱湯に浸し、日に干して乾燥し、
生薬の木賊(もくぞく)として
利尿・浮腫・止血・発汗、眼科薬などに用います。
充実する晩秋に刈り採った茎は、
塩湯で煮て干すと細工物などを磨くのに適するようになり、
漆器・木製品などの仕上げにも利用されます。
また木賊色(とくさいろ)とは、
染め色の名で黒みを帯びた緑色のことを言い、
襲(かさね)の色目にもなっています。
⦅表は萌葱(もえぎ)または経黄(たてき)・緯青(ぬきあお)の織色、裏は白⦆
名は、砥草(とくさ)とも書き、茎で物を研ぐことができることから
付いたそうです。
繁殖力が強く、
地下茎を伸ばして思わぬところに生えるので、
地植えから鉢植えに植え替えました。
2013/07/17 撮影
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2013/07/22 撮影…a 〃…b
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2013/07/29 撮影…a 〃…b
2013/08/06 撮影…a 〃…b
2013/08/17 撮影…a 〃…b
2013/08/28 撮影…a 〃…b
2013/09/19 撮影…a 〃…b
2013/10/19 撮影…a
2013/11/29 撮影…a 〃…b