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↑ 2020/06/00 撮影
2020/06/15 撮影
[ バラ科オランダイチゴ属の多年草 ]
本州宮城県~中部地方、九州の、
山深の草地に自生します。
草丈は、10~30cm。
全体に軟毛が生えます。
根茎は短く、紫紅色の細長い匍匐枝を地這うように伸ばし、
その先端に新苗を生じます。
葉は、根生葉を束生し、長い柄を持ち、3出複葉です。
小葉は3枚で長さ2~4㎝、幅1.5~3㎝の倒卵形、
先は鋭形または鈍形、基部は楔形(くさびがた)、
縁には粗い鋸歯があります。
花期は、5~7月。
株の中央から花茎を高く立ち上げ、径2㎝内外の白花を1~5個付けます。
花弁は5個で水平に開出し、萼片よりも長いです。
雄しべ・心皮ともに多数です。
萼片は5個で披針形、先が鋭尖形、
萼片よりやや長い副萼片は、5個で小さい線状楕円形、先は鋭形です。
果実は痩果で、花が終わると花床はふくらんで、
球形から卵円形の偽果となります。
肉質で赤く熟すと芳香を放ち、甘くなり食べられます。
その表面に粒状の痩果が散在します。
名は、白花で姿がヘビイチゴに似ることから付いたそうです。
森に生育することから森苺とも呼ばれています。
別名 : モリイチゴ(森苺)
この花を見ると、
草花がお好きで、イングリッシュガーデン風なお庭に、
白花蛇苺を伸び伸びと育てていらっしゃった
亡き友人のことを思い出します。
一緒に園芸店に行ったり、お花を交換したり、
気楽にお庭を行き来し、お茶をしたり、
良き日々を過ごしました。
2020/04/05 撮影
2020/05/04 撮影
2020/05/17 撮影
2020/06/15 撮影