minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

届け!「カナビスの輪」

2006年10月04日 | 
 「韓国の音楽は20年遅れています。ですから、フリージャズのような難しい音楽は聴衆に受け入れてもらえません。mingaのCDはとても素晴らしいと思いますが、今回はできるだけ判りやすい音楽を演奏してもらえないでしょうか。」

 いきなりミーティングと称して、このコンサートに出発する前に、プロモーターの社長が通訳のヤンさんを伴って、私の部屋にお願いにやってきた。よほど心配だったんだろう。「はい、判りました。任せて下さ~い。」と暢気にうなずく私。

 私たちの音楽はエネルギーで絶対に伝わる。下手にスタンダードを演奏するより、いつもと変らない演奏をした方がいいに決まってる。たった50分くらいのステージだからこそ、一曲もスタンダードを演奏せず、敢えてオリジナルだけで攻めてみよう、と心に決めていました・・・。

 ステージにあがった途端、1500人(推定)の観客が興味深げに、真剣に聴いてくれているのが肌にびんびんと伝わってきます。大舞台にあがるとこういう緊張と興奮が味わえるから素敵!

 1曲目のチルドレンのソロが終わるとやんやの拍手。韓国の聴衆がアフリカのアブドゥの歌に呼応し、会場で歌声が響いたときはちょっと涙が出るくらい感動的でした。通訳のヤンさんに金大煥perさんから教わった変拍子に曲をつけた事をステージで訳してもらい「この曲を韓国で演奏するのが夢でした。」と話すと会場から暖かな拍手が・・・。お陰で「カナビスの輪」も大成功!きっと天国の金さんにも届いたんじゃないかな。

 社長も大喜びで、スタッフ&出演者一同で打ち上げのあと、さらに社長が「もう一軒私たちと飲みに行きたいのですが。」
ハイ、もちろんお断りする訳がありませんw!!コスマスと利樹と3人、社長とヤンさんの5人でもう一軒・・・(結局毎晩朝帰り)。

 「韓国の音楽をなんとしても発展させて行きたいのです。これからもぜひ協力をお願いします!」熱く語る若社長、イエ~イ、頑張れ~!とそのたんびにマッコリ&韓国焼酎で何十回も乾杯させられ・・・とりあえず、めでたし、めでたしで釜山の夜は更けて行ったのであります。

金海フェスティバル

2006年10月04日 | 
 お天気にも恵まれ、夕暮れの美しいKimhae(金海)市のお祭り。

 コンサートや演劇などが、常設ステージで無料で観られる。露店も立ち並び、子供達でいっぱい。私たちもテントでちぢみを食べてから、いざサウンドチェックへ!


 観客は2000人くらいかな。飽きたら席を立つ、という勝手気ままな感じがいい。

もの凄い市場!

2006年10月04日 | 
 この写真は食用カエル。でも何よりも衝撃的なのは犬でした!ここはペットショップ?と思ったけど、実は食用の犬を売っていました。可哀想で写真は流石にとれませんでしたが・・・。そこを豚の頭のないものを2頭抱えて走っていくおじさんが・・・・!!スリもいたけど、活気の溢れる市場、韓国恐るべし!

Jazz Club MONK

2006年10月04日 | 
 釜山の学生街にある<MONK>は元オーナーがフランスのジャズの老舗を真似して造ったお洒落なジャズクラブでした。

 韓国のお客さんは非常にノリが良かったです。初めての曲でも手拍子したりQuimbaraもみんな歌ってくれました!CDが沢山売れたのはびっくり。ソウルからわざわざ駆けつけてくれたしげさん、本当にありがとうございました。

 本当はminga内ではいろいろと問題勃発でしたが、演奏も良かったので問題なし(きっぱり)。大満足のオーナーの小児科医のヤンさん達と朝まで飲み明かし、私もロンリコ75度2杯のお陰で熟睡できました~(苦笑)。MONK、最高!Yangさんに乾杯。