minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

ヒターノの血

2012年01月15日 | ライブとミュージシャンたち


昔、チャノ・ドミンゲスpを教えてくれたのは大儀見元ちゃん。mingaの「Palpitante!」を録音している時だった。

私があまりにヒターノを意識した曲を演奏していたので、元ちゃんが「座長(元ちゃんは私の事をいつもこう喚ぶ)、きっと好きですよ。」と教えてくれたのがきっかけで、そこからCD聴きまくった。スパニッシュ系のピアニストってチックコリアくらいしか知らなかっただけに衝撃的だった。そしてCDの中でヒターノの歌が出てくると震えた。

遂に念願の生を聴けるんだもん、と家族3人でいそいそ。入り口で南博p君とばったり。やはりピアニストは聴きたいよね~。

迫力の演奏で大興奮。終了後に息子が通訳してくれてご挨拶。かなりテンパってスペイン語でしゃべろうとしたけど「Donde vives?」くらいしかできなかったよ~~~ん(涙)。だけど、彼はとても優しく「バルセロナです。スペイン語勉強しているの?」なんて言われちゃって・・・エヘヘヘ。なんだか言ってる事がよく解るな~って思ったら彼は英語で答えてくれ、息子もサポートしてくれていたのだった・・(汗)。

プレゼントしたmingaのCDを気に入ってくれたら嬉しいのだけど。とにかく鳥肌もののステージだった。マイルスのAll BluesやらImpressionやらがスパニッシュリズムに乗って・・・ああ、なんでこんなにゾクゾクするのかしらん。アンコールはモンクだった。私としてはもっともっとヒターノの歌手の声が入った彼のオリジナルが聴きたかったのだけれど。

ヒターノとどこかで繋がっているに違いない!と確信した一夜でありました。

Blue Note東京 Chano Dominguez

楽しいレコーディングもほぼ終了。

2012年01月15日 | ライブとミュージシャンたち
レコーディング2日目が終了です。これでほぼ完成したようなものだ。予算の少ない自主制作では録音はだいたい2日なのだ。一度でいいから、1ヶ月くらいかけて豪華スタジオでのんびり音作り、って奴をしてみたいよぉ(涙)。とにもかくにも楽しい2日間だった。みなさま、お疲れさまでしたああああ。

昨日のエピゾライブの疲れもあって、ほとんど眠れないままスタジオ入り。上の写真はスタジオ入り口。スタジオとは思えないが・・・狭い上にものがごちゃごちゃ置いてあって搬入も大変。大きなコンガを抱えた元ちゃんもやっぱりお疲れのようなので、搬入をお手伝いする。パーカッションって本当に重くて多くて大変だな~~~。

本日は残りの3曲。初っぱなからマイナーブルースの「Tokyo Gigante」。あまりに楽しいので3テイクも録ってしまったが、Rioと私の2管の為の曲とあってバリトンの太い響きが心地よかった。初めてのレコーディングなのに、ほとんどミスもなくよく頑張ったぞ。良い度胸だな。元ちゃんが「永田さん、本当にいつも良い曲書きますよね~~」と褒めてくれてトシキもご機嫌。今回は利樹の曲はこれだけなんだな。私のオリジナルばかりですみませぬ。

それにしても、息子の友人たちはみんなセンター試験の日だったのか。息子もミュージシャンになるためのセンター試験のようなもの。未来に向かって頑張れ、高校3年生!!




そして、問題は超難関?と思われた私の「El objetivo del viaje/旅の目的」。スピード感が勝負の曲なので、リハーサルもソコソコにすぐに本番。なんと、一発でOKとなった。ひえ~~~、ジャズメンはこうでなくっちゃ。

とんとんと予定曲が終わって、パーカッション軍団(コスマス&元)が楽しそうに私のブラジル曲にパンデーロやらトライアングルをかぶせて豪華に!!わ~い!!

ラストはみんなが帰ったあとに香織ちゃんと利樹とトリオで「Exils」を録音。これも楽しくて4回も録音してしまった。どれを選ぶか悩む・・・・。

そうこうしているうちに、みるみるうちに口唇ヘルペスが・・・。なんて解り易い体質なんだろ(涙)。しかし、録音が終わっていてよかった。

あとは色づけとTD、マスタリングと楽しい作業が待っている。ああ、早く完成しないかな。楽しみだああああ。腕の良いアナログエンジニア、Kさんや素晴らしいメンバーに感謝感謝であります。もちろん、音楽の神様にも! La vida Maraviolla!!!