minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

大鹿村旅日記2 ~紅葉狩り編~

2014年10月26日 | 
来週から南米ツアー。其の前にこんなに素敵な日本を味わえた事を本当に感謝しています。

へんぴな場所だからこそ、大自然が美しいまま残っていて心暖かい人達が支えあって生きている。芳雄さんが惚れ込んでしまった、芸能の原点「大鹿歌舞伎」が300年も途絶えずに続いた村。ここに来れて本当に良かった・・・。

ライブ終了後に、宿泊先の「赤石荘」でディナー&宴会。ここのご主人は生まれも育ちも大鹿で、若い頃は東京へ出て行く!といって東京で就職していたそうですが、やはり、この村が恋しくなってもどって、この旅館を継いだそうな。もちろん、歌舞伎にも参加。「ここにいると面倒くさい事も多いのですが、お金がほとんどかからない。生きていく上で(自分にとって)何が必要なのか、東京に行ってみて初めてこの村の素晴らしさを再確認できました。」

南アルプスの山々を登ったり、娯楽の少ないこの村で歌舞伎の伝統芸能を伝えていく・・・。そして、なによりもここの旅館の食事と温泉が素晴らしいのです!


前菜は秋がたっぷり。


最後は鹿ステーキ!

ここには載せていませんが、このほかに川魚のお刺身、ニジマスの唐揚げ、イノシシ(ボタン)鍋、山菜づくし・・・・。もう食べきれません、というご馳走の数々。

さらに、翌朝6時に無料で観光案内をしてくださる、とのことでがんばって5時半起床。旅館からミニバスで山頂にあがり「パノラマ公園」でモーニングコーヒーをいただくという幸せ。残念ながら、雲が多かったのでご来光は観れなかったのですが、絶景をお楽しみください。









さらに、ここの温泉が気持ち良く、夜中は満天の星空を見ながら・・・さらに朝風呂、と3度も入ってしまったw。24時間入浴可能というのが有り難い。




ご機嫌宿をあとに、最後は「大鹿歌舞伎」の舞台、もちろん映画の撮影でも使われた「大碩(たいせき)神社」へ参拝。映画でみたよりも小さくてびっくり。一度、ここで行われる歌舞伎を見に来たいな~。









そして、ラストシーンや大雨の中で芳雄さんが奥さんを探しまわる印象的なシーンで活躍した橋。





大鹿村のすぐとなりにある、鹿塩(かしお)橋のたもとのおそばやさんで昼食。ここの手打ちそばも絶品。芳雄さんや蓮司さんたちも足しげく通ったそうです。






以上、大鹿村騒動記の観光案内でした~w。まだ観ていない方、ぜひご覧になってください。DVDには特典映像も沢山ついています。本当におすすめ~~~!!!素晴らしい日本、再発見の旅でした。ありがとう。














芳雄さん!! @大鹿村旅日記1

2014年10月26日 | 
前日までの雨が嘘のように、秋日和。行楽日和ということもあって、少し渋滞する東京から5時間かけて大鹿村へ。中央高速を降り、不安になるような細い山道をクネクネと行くと・・・大鹿村の役場が見えてきた。すぐ横には「交流センター」が。立派な建物!!やっと到着~~、素晴らしいお天気に恵まれました。芳雄さんありがとう。「日本で一番美しい村」と銘打つだけあって、本当に美しい山々に囲まれた集落。

「大鹿村」というだけあって、実は人口が約1000人に対して鹿が5000頭以上いるそうな。「多鹿村」にしたほうがいいという声もあるよう・・・w。









さっそく交流センターでセッティングを終えると、腹ごしらえ。映画の中で芳雄さんが経営していた「ディア・イーター」へ。「鹿(ディア)を食う人っていう意味だよ!」by 善さん(芳雄さんの役名)。鹿肉カレーが絶品。映画の為のセットだったこのお店をそのまま女将を務める由美子さんが引継いでいる。彼女は大鹿歌舞伎の中の看板女優でもあった。






デザートに「ポポ」というマンゴーのような、とても美味しい果物を頂いた。



プチ観光を終えたところで、いよいよライブ。街の人達が集まって、意外と若者たちが多かったけれど、芳雄さんが歌手であったことは殆どの人達は知らないそうで・・・。まずはライブの映像を2曲。そして、私たちが演奏をしたり、芳雄さんの思い出を語ってきました。

ひしひしと伝わってくるのは、この村の人達がいかに芳雄さんを愛しているか。

「みなさん、大鹿村騒動記のビデオって持っていらっしゃるんですか?」と聞くと「はい、一人3本づつくらいは持ってますよw。」と即答。流石です!!
ライブには可愛らしい子供たちも熱心に聴いてくれ、演奏後にはCDが沢山売れました。嬉しい~~~。

この芳雄メモリアルのイベント、翌日は阪本監督や女優の原田麻由(芳雄さんのお嬢さん)さんがかけつけ、上映会が行われる。毎年、この素晴らしい紅葉の時期にできる事を祈っています!

企画制作すべてにお世話になった一成くん、本当にありがとう!!スタッフの皆様、お疲れさまでした~。(紅葉狩り編へつづく)