minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

情熱の風邪

2015年10月29日 | ライブとミュージシャンたち
Pit inn 50周年記念&TReS [Viento Apasionado]発売記念ライブ2daysにお越し下さった皆様、本当に本当にありがとうございました。

初日のリハーサルからなんとなく体調が崩れはじめ(おそらくスタジオのクーラーにまともにあたってしまったのが原因)、2セットが終了するあたりでは、もう寒気でフラフラ・・・。それでも、ミュージシャンたちの素晴らしい演奏のおかげでなんとか無事に終了できました。温かな声援を送ってくださった皆様に本当に感謝いたします。


青木菜穂子piano タンゴピアノのプリンセス。彼女との出会いは昨年のブエノスアイレスだった・・・。


会田桃子vln 彼女とタンゴを共演できる幸せをひしひしと感じながら。

この日のために、念願のアルゼンチン国歌を書き下ろしたり、(やはり全曲やると8分くらいありましたw!)新しい曲を急遽、バイオリンの会田さんから教わって、突貫工事のようにアレンジしたり・・・と時間のない割にはやることはやり尽くした感じです。もう少しリハーサルの時間がとれたらさらに良かったのですが。次回はもう少し綿密にリハーサルしたいと思います!

NYトリオで来日中のフェローンが阿佐ヶ谷ジャズストリートのコンサート後にこちらに駆けつけてくれ、初めてRIOの演奏も聴いて感激してくれたのも嬉しかったな。熱であまり沢山会話できなかったのが悔やまれるが。













タンゴはリハーサルが重要な音楽。だからこそ、トレスが選んだジャンルでもあります。究極の緊張感の中に身を置く事はジャズメンにはたまには必要な訳でw。しかし、暗譜しても次から次に忘却の彼方へ・・・Oblivion。あああ。本当に自分の良いトレーニングだなあ。




そして、2日目はオリジナルがほとんど。新旧取り混ぜて、それでも、伊藤志宏pと外山明drは初顔合わせ。サウンドチェックからキレッキレの志宏p君。本番も当然ながら凄かった〜〜〜。外山くんのドラムも普通のドラムではなく、遠くで聞いていると、サバールだったり、パンロゴだったり・・やはりアフリカが根底に流れているから、「Nimba」の楽しい事!この曲はおいそれとはできるリズムではないのに、すましてさっと叩いてしまう外山くん、やはり天才だわ。


うひょ〜、愉しい愉しい!とリハーサルからキレッキレだった伊藤志宏pくん。


音楽に本当にストイックな外山明drくん。

自分の状態がベストでなかったので、本当に悔しい限り(ソロがいつも以上に短くてすみませんでした!!)でしたが、またリベンジ&チャレンジしたいと思います。

どうぞこれからも宜しくお願いいたします。


ちなみに、高熱が翌日も続いて(なんと38.9度!!)、顔のリンパが腫れ上がり、ヤバイ、また放っておくと入院騒ぎになるか?と思い、月曜の朝、慌てて医者に行ってお薬もらって1日安静にしていたら、すっかり体調は戻りました。

ただちょっと怖いのが、口唇ヘルペス。なんとなく、アンジェリーナがやって来る予感・・・・汗。もう「情熱の風邪」はこりごりだ。



写真提供:Pit Inn(鈴木寛路)、原田和男氏、大隅孝之氏