【週刊】企業理念

こちらへ。「企業理念と戦略の図解」 https://note.com/missionstatement

Vol.17 マイクロソフト

2005-07-30 | Weblog
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 Vol.17 マイクロソフト
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  日経リサーチは、「企業ブランド知覚指数(PQ)」の
  調査結果をまとめた。

   1位 マイクロソフト     829点(前年2位)
   2位 トヨタ自動車      812点(前年3位)
   3位 キャノン        786点(前年4位)
   4位 ソニー         770点(前年1位)
  (2005/7/26 日経産業新聞から)
  
  私の好きなソニーの順位が下がったのは、残念です。
  ビジネスマンの支持を大きく落としたことが原因の
  ようです。

  今回は、総合ランキング1位のマイクロソフト様から
  学ばせていただきます。
  



━━━━━━━━ Webからの引用 (ここから)━━━━━━━━━
  

        マイクロソフトのミッション:


   世界中のすべての人々とビジネスの持つ可能性を、
                   最大限に引き出すための支援をすること

(出所:http://www.microsoft.com/japan/mscorp/mission/ 2005/07/30)


            Our Mission

  At Microsoft, we work to help people and businesses throughout
  the world realize their full potential. 


   (出所:http://www.microsoft.com/mscorp/mission/ 2005/07/30)


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここまで)━━━━━━━━━


【企業理念育成のヒント】

 1995年、今から10年前にビル・ゲイツ氏が書いた
 「ビル・ゲイツ 未来を語る」を再度読み返して見ました。
 今、読んでみると、10年前に述べられたことが現実化
 していることに驚きます。

  
 ■マイクロソフト成功の秘訣

  「いちばん重要だったのは、わたしたちが持っていた
  最初のビジョンだったと思う」

  「コンピューティングパワーが安価になれば、いたるところに
  コンピュータが普及するだろう。それを活用するための
  すばらしい新ソフトが出てくるに違いない。わたしたちは
  その可能性を信じ、前者(マイクロコンピュータ)に賭けて
  会社をはじめ、まだだれも手をつけていない後者(ソフトウェア)
  を開発しはじめた。」 
  
  
   創業当時、理念は、表出化されていなかったのだろう。
   理念よりもビジョンによりモチベートされたのだろう。

  【わが社のビジョンは、社員が信じ、ワクワクし、
             モチベートされるほど魅力的だろうか?】

 
 ■笑顔

  上記したマイクロソフト社のホームページを眺めていたら、
  あることに気がついた。

  多くの『顔写真』が見受けられる。

  その顔すべてが、『笑顔』である。
 
  企業風土イメージが無意識に感じさせられる。

 【わが社のホームページに『笑顔』はあるだろうか?】
  

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 ●所感

  ビル・ゲイツ氏は、従業員(2005年4月時点 全世界で約6万人)
  にビジョンを示し続けた30年だったのだろう。

  Executive E-Mail「新たな仕事環境」2005年5月19日
  (http://www.microsoft.com/japan/mscorp/execmail/
  は、上記の理念(ミッション)に基づいた
  あらたなビジョンを示しているように見受けられた。

Vol.16 松下電器産業

2005-07-24 | Weblog
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 Vol.16 松下電器産業株式会社さまから学ぶ
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  先日、大阪の西三荘駅の近くにある「松下電器歴史館」
  (松下幸之助メモリアルホール)に立ち寄った。
  入り口をはいると「素直」というおおきく掲げられた
  2文字が目に入る。

  パンフレットには、「幸之助の心と足跡を資料や映像で展示
  しております。」と紹介されている。

  創業当時の作業場の様子や、製品の歴史も見ることできた。
  製品展示では、1920年(大正9年)に開発された
  あの二又ソケットから1979年(昭和54年)開発の
  ビデオデッキまで、電気製品の歴史を見ることができた。
  
  足止めされたところは、松下幸之助翁の講話を聞く事が
  できるコーナでした。この講話は、いくつかのテーマに
  まとめられとおり、すべて聞くには、一日がかりとなり
  そうでした。
  
  この日、約1時間程度しかこの場所にいることができず
  ものすごく、心残りでした。
  社員研修、管理者研修の場として再度一日訪問したい。
  そんなことを感じながら歴史館を後にしました。
  
  そんな訳で、今回は、松下電器産業株式会社様から学ばせて
  頂きました。

  

━━━━━━━━ Webからの引用 (ここから)━━━━━━━━━
  
            綱領


       産業人タルノ本分ニ徹シ
       社会生活ノ改善ト向上ヲ図リ
       世界文化ノ進展ニ寄与センコトヲ期ス


(出所:http://panasonic.co.jp/company/cc_0001.html 2005/07/24)

━━━━━━━━ Webからの引用 (ここまで)━━━━━━━━━


【企業理念育成のヒント】

 松下電器産業様の経営理念について調べていたところ、
 下記の文献が見つかりました。
 
 今週は、この文献から学習させていただきました。

 ----参考文献-------------------------------------------------- 
 「松下幸之助の人間観、自然・宇宙観と経営理念」
 (研究レポート PHP総合研究所研究本部 1997年 佐藤悌二郎)
  http://research.php.co.jp/kenkyu/report/pdf/journal/004.pdf
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 ■経営理念の確立

 「経営理念は、真理というか、自然の理法にかなった、
  経営者の正しい人生観、人間観あるいは社会観、世界観
  に根ざしたものでなければならない」


 ■松下幸之助翁の「人間観」

 「まことに人間は、崇高にして偉大な存在である。
  お互いにこの人間の偉大さを悟り、その天命を
  自覚し、衆知を高めつつ生成発展の大業を営ま
  なければならない」

 「人間には、それぞれに異なる天分が与えられており
  これを見出し、伸ばし、存分に発揮して生きること
  が、「人間としての成功」だ」

 「人間はみずから自主的に、責任感をもってことに
  あたるとき、やり甲斐を感じ大きな成果をあげるものだ」

 「人間はだれでも自分の知恵や意見が採り入れられ生かされる
  ならば、仕事のやり甲斐なり喜びを感じるものだ」

 「人間は優れた本質をもっているが、一人の力には
  おのずと限りがある、だからできるだけ多くの
  衆知を集める事が大切で、それによってはじめて人間の
  使命・役割は達成される」


 ■松下幸之助翁の「宇宙観」

 「【宇宙】に存在するすべてのものはつねに生成し、たえず発展する。
  万物は日に新たであり、生成発展は自然の理法である」
 
 「ここでいう【宇宙】とは、星とか太陽といった天体だけでなく
  つまり単なる物質だけでなく、非物質的、心的なものも
  含んだ全体、われわれ人間をすっぽりと包み込んでいる
  物心両面の世界を指している。」

 「万物、万人、さらに宇宙全体が生成発展しているから、
  かぎりない繁栄と平和と幸福が与えられている」

 「万物はすべて【対立】しつつ【調和】しています。これは
  自然の理法であり、万物はこの理法にもとづいて
  生成発展している」
 
 「ここでいう【対立】とは、万物それぞれが個性とか立場
  を異にして独自に独立して存在している姿をいう」


 ■経営理念の意味

  1.企業は何のために存在するのかという存在の意義、目的。
  2.存在意義をもつ企業の、経営の進め方についての基本的な
    考え方。

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 ●所感
  
  松下幸之助翁の経営理念の根底にある人間観・宇宙観を
  調べていくと、あまりにも 観(人間観・人生観・社会観・
  世界観・自然観・宇宙観)が壮大であり、自分が小さく
  感じてしまう。

  今回は、松下哲学の表面を掬っただけだったが、機会を
  見て更に深堀していきたい。

  いままで、気付かなかった、

  『松下の経営理念には、松下幸之助翁の

    「人間観」と「宇宙観」 が根付いている。』

  ということを知ったことはちょっと賢くなりました。

  
  また、資料中の
 
  「PHP(Peace and hapiness through Prosperity)活動が
   おおきなきっかけとなって、松下の頭の中で漠としていた
   それらの考えが、徐々に整理され、熟成され、明文化されて
   理念・信念が確固たるものになった」

  この一文は、

  私が考えている

  「今を生きる中から生まれ育まれるものである。」
  
  に自信をあたえくれた。


Vol.15 ウィークエンドホームズ社

2005-07-16 | Weblog
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 Vol.15 株式会社ウィークエンドホームズ社さまから学ぶ
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  先日、株式会社ウィークエンドホームズ社 代表取締役
  森本剛様のお話を聞く機会があった。

  ウィークエンドホームズ社は、消費者向け建築ソリューション
  サービスサイト「Weekend-homes.com」において、サイト設立
  (2000年7月)以降の約5年間で、登録建築家数 約1,700社、
  取扱い案件数556件、取扱高200億円の実積を挙げている。
  ITと住宅とを結びつけた斬新なビジネスモデルで、日経ネット
  ビジネスのグランプリも受賞している。
   
  森本様はビール業界からコンサルティング業界に入り、
  5年間のコンサルティング経験ののちに独立し、この会社を
  設立された。とってもユニークなご経歴をお持ちの方である。

  今回は、「10年後の大企業」の第22位(週刊ダイヤモンド 2005/1/22号)
  である ウィークエンドホームズ社 さまから学ばせていただきます。


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここから)━━━━━━━━━
  
            企業理念

   太陽が生命の源であるように、ウィークエンド社は、
  住宅建築期 にある家族を育み、そこに暮らす子供たちが、
 未来を生き抜くエネルギーとなる「親と子の絆」を育むと同時に、
  建築家のライフスタイルが豊かになるための光となること。
      ひいては、人類格の向上に貢献します。

(出所:http://www.weekend-homes.com/company/president.html 2005/07/16)

━━━━━━━━ Webからの引用 (ここまで)━━━━━━━━━


【企業理念育成のヒント】


 ■創業者の想い

 『未来を生き抜くエネルギーとなる「親と子の絆」を育む』

  この裏に秘めた想いを聞いてみた。

  ●家族の絆再生(家族ルネサンス)は、

   父親の尊敬、父親の威厳の再生(ルネッサンス)。

   父親(おやじ)再生の想いを強く感じました。


  ●なぜ、父親再生の想いが強いのか?

   これには、原体験からの回答を頂いた。
   ここで、紹介できないが、自分にも似た経験があり
   共感を覚えた。


  ●理念は、自分の過去を振り返る中から生まれてくるのかも
   しれない。原体験は無視できない。


Vol.14 Texas Instruments Incorporated

2005-07-09 | Weblog
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 Vol.14 Texas Instruments Incorporated さまから学ぶ
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  先週、日本テキサス・インスツルメンツ株式会社の本社に
  伺った。

  受付前にギルビー氏の遺影が飾られていた。


  6/20にICの発明者であるジャック・ギルビー氏が亡くなられた、81歳であった。


  1958年にICを発案、同年9月21日に試作回路が初めて動作したそうです。

  それから、47年経った今、身の回りのありとあらゆる所に、IC
  が使われている。インターネット社会、ユビキタス社会の基盤部品となっている。

  1人のエンジニアの発案が社会に大きな変革をもたらした。

  今回は、ジャック・ギルビーさんが、この研究に取組んだ会社、
  テキサス・インスツルメント社さんから学ばせていただきます。



━━━━━━━━ Webからの引用 (ここから)━━━━━━━━━
  

VISION, STRATEGY & VALUES


TI has set a vision to become a premier electronics company
 providing world leadership in digital solutions for the networked
society - a society transformed by personalized electronics, all
speaking the same digital language, all able to communicate
anytime, anywhere.

 ●Vision

  World leadership in digital solutions for the networked society.

 ●Strategy

   We will accomplish this with excellence in everything we do:

  <Value>

   by producing products and technologies that make us and our
   customers sustainably different from the competition;

  <Growth>

   by competing in high-growth markets; and

  <Stability>

   by providing consistently good financial performance.

 ●Values

   TI has established shared values and beliefs that unite us as
    a company and guide our actions and decisions:

  <Integrity>
 
   We respect and value people by treating others as we want to
    be treated. We are honest by representing ourselves and our
    intentions truthfully.

  <Innovation>

   We learn and create by understanding that impatience with the
    status quo drives business and personal growth. We act boldly
    by pioneering new business directions and opportunities.

  <Commitment>

   We take responsibility by being at our competitive best for TI.
    We commit to win by being personally dedicated to making TI a winner.


 (出所:http://www.ti.com/corp/docs/company/vision.shtml 2005/07/09)

━━━━━━━━ Webからの引用 (ここまで)━━━━━━━━━


【企業理念育成のヒント】


 ■企業理念とビジョン

  「World leadership in digital solutions for the networked society.」
  (ネットワーク社会のためにデジタル・ソリューションで世界のリーダーシップを。)

  たしかに、TIさんを外から見ても、中(社員)からみても共感できるビジョンだと
  感じます。

   どのような社会・お客様に。  ⇒ ネットワーク社会のために
   どのドメインに力をいれるのか。⇒ デジタル・ソリューションで
   どの地位をめざすのか。    ⇒ 世界のリーダー
 
     

  ●企業理念があって、ビジョンがある。

  ●ビジョンとは、

   -企業理念の投影像。
   -戦略の方針・方向を示すもの。
   -イメージできるもの。
   -社員が共有・共感できるもの。
   -目標の先を照らすもの。
   -社員がモチベートされるもの。


  ●樹木に喩えると、
   ”根”が「理念」 将来の”樹”のイメージが「ビジョン」となる。
 

 ■ビジョンと人材

  ビジョナリーカンパニー2 飛躍の法則
  の中でジェームズ・C・コリンズは、

  「偉大な人材が揃っていなければ、偉大なビジョンがあっても意味はない。」

  『「人材こそがもっとも重要な資産だ」という格言は間違っている。
   人材は、最重要の資産ではない。適切な人材こそが、もっとも重要な資産なのだ。』

  と述べている。


  ●ここで言う「偉大な人材」「適切な人材」とは、
    企業の理念に適した労働感・価値観をもった人材ということだろう。
  
  ●確かに、知識や技能は教育できるが、
   労働感・価値観はそう簡単に変えられるものではない。

  ●とすると、ビジョンの具現化には、
   ”適切”な人材(企業理念に共感できる人材)を採用し
    維持する能力が重要になる。

  ●なぜなら、ビジョンは理念の投影像だから。


 ■コメント

  海外企業は、企業理念を「Mission statement」,「Management Philosophy」
  として表記している企業が多い。

  今回、TIさんのwebを探し回ったが理念に関する文言を見つけることが
  できませんでした。
 
  VISION, STRATEGY & VALUES の表記には辿り着いたのでそこから学ばせて
  頂きました。

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 ■参考資料

 「ビジョナリーカンパニー2 飛躍の法則」
  ジェームス・C・コリンズ    日経BP社

Vol.13 ヤマト運輸(2)

2005-07-02 | Weblog
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 Vol.13 ヤマト運輸株式会社さまから学ぶ(2)
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 ■社訓

  ●「一、 ヤマトは我なり」
 
   ヤマトグループは、お金や設備以上に、「人」が最大の
   資本となって成り立っている会社です。社員を単なる
   「人材」ではなく、会社の財産としての「人財」と考え、
   何よりも「人を尊重」します。社員一人ひとりの「和」の力、
   「協力・結束・調和」が、ヤマトグループの企業としての力
    を生み出します。この「自分自身=ヤマトという意識を持ち
   なさい」という言葉は、ヤマトグループの全員経営の精神を
   表しています。

 
  ●「一、 運送行為は委託者の意思の延長と知るべし」
 
   ヤマトグループは、運送サービスを通して、お客様(委託者)
   のこころを受け継ぎ、責任と誠意とまごころとをもって、
   迅速かつ正確に運び、お届けすることを事業の目的のひとつ
   としています。この言葉は、ヤマトグループの社員一人ひと
   りが“どうすれば、お客様にもっと満足していただけるか?”
   という「興味と熱意」を常に持つことの大切さを示しています。

 
  ●「一、 思想を堅実に礼節を重んずべし」
 
   社会生活に欠くことのできない公共性の高いサービスに従事
   するヤマトグループの社員は、一人ひとりが、“いかに社会
   や生活のお役に立てるか?”ということを、常に念頭におか
   なくてはなりません。そのために、「礼節(礼儀と節度)」
   を重んじ、社会の一員としてコンプライアンス(法令、企業
   倫理等の遵守)を実践していきます。


 (出所:http://www.kuronekoyamato.co.jp/kaisya/syakun.html 2005/07/02)



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【企業理念育成のヒント】

  
  7/1の朝刊で、ヤマト運輸元社長、小倉昌男さまの
  ご逝去を知りました。

  先週、ヤマト運輸株式会社様を取上げたばかりでした
  ので鳥肌が立ちました。
  
  今回は、前回に続き、ヤマト運輸株式会社様から学ばせ
  ていただくことにしました。


 ■企業理念の原点

  前回と取上げた「グループ企業理念」の原点は、1931年(昭和6年)
  に制定されたヤマト運輸の「社訓」にあった。
   
  一、 ヤマトは我なり
   
  一、 運送行為は委託者の意思の延長と知るべし
   
  一、 思想を堅実に礼節を重んずべし
   


 ■ひとりごとの解

  先週、記載したひとりごと。に対する解が得られました。

  なぜ、ヤマト運輸さんのシンボルマークにクロネコが採用されたのだろうか?

  なぜ、子猫のクロネコを銜えているのだろうか?

  もし、ご存知の方がおりましたら教えてください。



  ご存知ですか?「クロネコ・マークの由来」

    親ネコが子ネコを運ぶようにお客様のお荷物を丁寧に取り扱う・・・
   そんな気持ちを表すクロネコ・マークです。
   このマークが生まれたのは1957年。当時のアメリカのアライド・
   ヴァンラインズ社のマスコット・マークを見て共鳴した小倉初代社長
   が同社に許可を得て、それをモチーフにデザインしたのが、
   ヤマト運輸のクロネコ・マークなのです。
   (出所:http://www.ytc-usa.com/japanese/html/home_ja.html 2005/07/02)


  社訓の2条「一、 運送行為は委託者の意思の延長と知るべし 」が
  アライド社のマスコットを眼に止め、共鳴した理由であろう。

  当時の社長がアライド社のシンボルを見た時に
  きっと、身震いしたのではないだろうか。 


    みごとな、【企業理念のシンボル化】である。