【週刊】企業理念

こちらへ。「企業理念と戦略の図解」 https://note.com/missionstatement

Vol.188 三菱電機

2008-11-30 | Weblog

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【週刊】企業理念 Vol.188 三菱電機さまから学ぶ
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 経営の先輩達が悩みぬいて確立した企業理念をいろいろな
 視点から読み解き、企業理念育成・経営のヒントを学びます。

           ★今週の質問★

 【 我が社は、強い事業をより強くしているだろうか? 】
 
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  先日、20年前にお世話になった方との再会がありました。


 ある事情から、この方にお会いしたくて連絡先を
 調べていました。知人などに聞いても結局わからず・・・。


 名前と勤めていた企業名は分かっていました。

 
 そこで、その企業のHPの問合せフォーム欄に、事情を説明し、
 もし、連絡がつくようでしたら、こちらの連絡先を伝えてください、
 と入力しました。


 すると、2日後には、本日から私にメールが。

 
 感動しました。
 
 

 今回は、この再会にご協力してくれた三菱電機さまから
 学ばせていただきます。

 

━━━━━━━━ Webからの引用 (ここから)━━━━━━━━━


【企業理念】

  三菱電機グループは、

  技術、サービス、創造力の向上を図り、

  活力とゆとりある社会の実現に貢献する。

【7つの行動指針】

  1. 信頼  社会・顧客・株主・社員・取引先等との高い信頼関係を確立する。

  2. 品質 最良の製品・サービス、最高の品質の提供を目指す。

  3. 技術 研究開発・技術革新を推進し、新しいマーケットを開拓する。

  4. 貢献 グローバル企業として、地域、社会の発展に貢献する。

  5. 遵法 全ての企業行動において規範を遵守する。

  6. 環境 自然を尊び、環境の保全と向上に努める。

  7. 発展 適正な利益を確保し、企業発展の基盤を構築する。


【コーポレート ステートメント】

  Changes for the Better!
 


(出所 http://www.mitsubishielectric.co.jp/corporate/gaiyo/rinen/index.html 2008/11/30)


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここまで)━━━━━━━━━

【学び】

 ○「成長性」「収益性・効率性」「健全性」の3つの視点による
  「バランス経営」を推進している。

 ○コーポレートステートメント「Changes for the Better」に
  「常により良いものを目指して変革していく」という決意を込めている。

 ○VI戦略とAD戦略とで成長戦略を推進している。

 ○VI(Victory)戦略は、強い事業をより強くする戦略。

 ○AD(Advanaced)戦略は、強い事業を核としたソリューション事業を強化する戦略。。

 ○環境ビジョン2021を策定している。
  http://www.mitsubishielectric.co.jp/news-data/2007/pdf/1022-1.pdf

 
 
【コメント】


 強い事業を”より”強く。

 
 これも、コーポレートステートメント「Changes for the Better」
 から生まれたメッセージでしょうね。

 

【おまけ】

  企業ロゴの歴史
  http://www.mitsubishielectric.co.jp/corporate/gaiyo/history/logo/index.html

  三菱マークの起源を知ることができます。

 


┏━━━━━━━━━━ <今週の質問> ━━━━━━━━━━━━

┃   我が社は、強い事業をより強くしているだろうか?

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Vol.187 デジタルハーツ

2008-11-22 | Weblog

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【週刊】企業理念 Vol.187 デジタルハーツさまから学ぶ
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 経営の先輩達が悩みぬいて確立した企業理念をいろいろな
 視点から読み解き、企業理念育成・経営のヒントを学びます。

           ★今週の質問★

【我が社は時代のダークサイドをチャンスに変えているだろうか?】
 
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 「デバッグ」という言葉はご存知でしょうか?
 
 
 「デバッグ」とは? 
  
  こちらから⇒
  http://www.digitalhearts.co.jp/about/index.html#bugdebug

 
 これを業務として上場されたデジタルハーツさまから
 学ばせていただきます。


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここから)━━━━━━━━━

 


          製品から誠品へ

 


(出所 http://www.digitalhearts.co.jp/company/index.html 2008/11/22)


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここまで)━━━━━━━━━

【学び】


 ○コンピュータプログラムが設計・仕様通りに動作しない
  「不具合」のことを「バグ」と呼び、この「バグ」を
  見つけること(デバッグ)を業務としている。


 ○「デバッグ」によって、
   安全精度の高い製品が消費者に届くことを支援している。

 ○ユーザーの視点からのデバッグにより、出荷前の
  不具合を検出している。

 ○ゲーム、携帯機器、アミューズメント機器へと
  そのデバッグ対象は拡大している。
 
 ○「意図しない未完成品」を「意図した完成品」として
   市場に送り出している。

 
【コメント】


 そしてユビキタス機器に代表される
 ようにあらゆるところに、コンピュータな内蔵されて来ている。
  
 ということは、そこには完璧でない人がつくったプログラムが
 組み込まれている。

 プログラムが組み込ませれた製品の数が増えるば増えるほど
 プログラムミスに起因した不具合も増えるのだろう。

 コンピュータによって生まれた楽しさ・便利さの
 裏側(ダークサイド)にビジネスチャンスが隠れている。

 

【おまけ】

 
 不具合情報のポータルサイトを開設している。
 http://www.fuguai.com/

 このサイトには、企業は敏感になるでしょうね。

 

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┃ 我が社は時代のダークサイドをチャンスに変えているだろうか?

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Vol.186 吉田カバン

2008-11-15 | Weblog

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【週刊】企業理念 Vol.186 吉田カバンさまから学ぶ
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 経営の先輩達が悩みぬいて確立した企業理念をいろいろな
 視点から読み解き、企業理念育成・経営のヒントを学びます。

           ★今週の質問★

  【 我が社の変えてはいけない精神は何だろうか? 】
 
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 経済産業省のホームページを見ていたら

 「感性価値創造活動の推進」

 という文字が目に付きました。

 
 この、「感性価値」って何?


 詳細は、コチラで。
 http://www.tepia-infocompass.jp/kansei/index.html

 
 ここで、実現の事例の一社として、吉田カバンさまがありました。


 今回は、このサイトで出会った、
 吉田カバン(株式会社 吉田)さまから
 学ばせていただきます。


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここから)━━━━━━━━━

【理念】


 吉田カバンは創業以来、日本製にこだわりカバンを作り続けてきました。

 創業者吉田吉蔵の精神「一針入魂」は、今では社是になっています。

 それは、ひと針ひと針を丁寧に縫い合わせていく作業のように、

 素材選びからデザイン、縫製にいたるすべての工程に手を抜かない

 吉田カバンのもの作りを表現しています。

 そんな思いをかたちにするためには日本の職人の高い技術力が必要でした。

 吉田カバンの求めるこだわりに共感し、カバンとして世に送り出すこと

 ができるのは日本の職人だけだと考えています。

 これからも吉田カバンは日本の職人たちと共にカバンを作り続けていきます。


(出所 http://www.yoshidakaban.com/company_rinen.html  2008/11/15)

 

━━━━━━━━ Webからの引用 (ここまで)━━━━━━━━━

【学び】


 ○広告宣伝活動を殆ど行わず、コストを製品開発、製造に費やしている。

 ○国内生産に拘ることで、高い品質とブランドを誇っている。

 ○縫製はすべて国内で行い、
   生地やファスナーの多くはオリジナルのものを使用している。

 ○「一針入魂」の精神を守り続けている。


【コメント】


 「一針入魂」 という変えてはいけない精神のもと、

  高い品質が維持され、その品質が顧客の感性に働きかけ
  感動・共感という価値を創出しているということだろう。

【おまけ】

  しかし、経済産業省がこんな取り組みをしているとは知らなかった。
  
  「経済産業省は、人口減少、少子高齢化の状況下にあっても
   経済・社会の活力ある発展を目指すために、
   感性という新たな着眼点からの価値軸(第四の価値軸)
   の提案を推進している」


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┃   我が社の変えてはいけない精神は何だろうか?

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Vol.185 玉子家

2008-11-08 | Weblog

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【週刊】企業理念 Vol.185 玉子家さまから学ぶ
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 経営の先輩達が悩みぬいて確立した企業理念をいろいろな
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           ★今週の質問★

【我が社の方針・目標は、旧来の固定概念に縛られていないだろうか?】
 
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 企業理念に

 「事業に失敗するコツ」

 が明記されている会社と出会いました。


 今回は、HPで出会った、玉子家さまから
 学ばせていただきます。


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここから)━━━━━━━━━

【玉子家の企業理念】


      事業に失敗するこつ


 1、 旧来の方法が一番良いと信じていること

 2、 もちはもち屋だとうぬぼれていること

 3、 ひまがないといって本を読まぬこと

 4、 どうにかなると考えていること

 5、 稼ぐに追いつく貧乏ひまなしとむやみやたらと骨を折ること

 6、 良いものはだまっていても売れると安心していること

 7、 高い給料は出せないといって人を安く使うこと

 8、 支払いは延ばす方が得だとなるべく支払わぬ工夫をすること

 9、 機械は高いといって人を使うこと

 10、 お客は我がまま過ぎると考えること

 11、 商売人は人情は禁物だと考えること

 12、 そんなことはできないと改善せぬこと


(出所 http://www.tamagoya.co.jp/kaisha/rinen.html  2008/11/08)

 

━━━━━━━━ Webからの引用 (ここまで)━━━━━━━━━

【学び】


 ○「第2回ハイ・サービス日本300選」に選出されている。
   www.service-js.jp/cms/news_attach/2008031001.pdf

 ○毎日の食材のロス率は、0.1%未満を実現している。

 ○仕入原価は常に50%以上とし、原材料費のアップに努力している。

 ○配達員が営業マンを兼ねる方式をとっている。

 ○日替わりオフィス弁当は、430円。

 ○一日平均生産食数 68,000食。年商72億円。


【コメント】


 「原価率低減に努力する」 ⇒ 利益増

 「原価率向上に努力する」 ⇒ 利益減


  は、旧来の方法であり、


 
 「原価率低減に努力する」 ⇒ お客さんが減る

 「原価率向上に努力する」 ⇒ お客さんが喜び増える
              ⇒ 売上げが伸びる
              ⇒ その他の経費削減に努力する
 
 という発想なんでしょうね。

 

 企業理念(事業に失敗するこつ)の第一条  

 「旧来の方法が一番良いと信じていること」の実践ですね。

 

【おまけ】


  お弁当やさんには、

 「原価率を下げよう」という方針の会社と
 
 「原価率を上げよう」という方針の会社が
 
  あるのでしょうね。


  原価を下げて、褒められる会社と叱られる会社があると
  いうこと。

  どちらがいいのか、その答えはお客様が出すのでしょう。


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┃ 我が社の方針・目標は、旧来の固定概念に縛られていないだろうか?

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Vol.184 オフィスバスターズ

2008-11-02 | Weblog

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【週刊】企業理念 Vol.184 オフィスバスターズさまから学ぶ
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 経営の先輩達が悩みぬいて確立した企業理念をいろいろな
 視点から読み解き、企業理念育成・経営のヒントを学びます。

           ★今週の質問★

 【 我が社の「心得」、「行動規範」は、具体的だろうか?】
 
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 昨日、TVニュースで、この社会状況の中で

 業績を伸ばしている会社として
 
 オフィスバスターズさまが紹介されていました。


 「なぜ、業績が伸びているの?」


 この点に興味を持ちながら、オフィスバスターズさまから
 学ばせていただきます。


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここから)━━━━━━━━━


【経営理念】

 1.チャレンジャーを徹底的にサポートする
 2.もったいないを徹底的にサポートする
 (中小企業・大企業・先進国・発展途上国による偏りを無くします!) 

【ミッション】

  あらゆるオフィスに”早い・お得・安心・信頼”をお届けする
  リユースオフィスコーディネーター となる 


【オフィスバスターズが大切にする十の心得】

 1.変化成長が大好き。
 2.素直な向上心を持つ。
 3.きつい仕事ほど自分の成長を促せる。 結果、楽しい。きつ楽しい。
 4.観客じゃなく選手になれ!
 5.どんな時でも有言実行
 6.楽して儲けてはいけない(浮利を追わず)
 7.接客は御用聞き (お客様本位/気配り)
 8.あらゆることに、昨日と違う色(工夫)をつけ加えよう。
  (創意工夫の限界に挑戦する。)
 9.一人の百歩より百人の一歩
10.ピンチはチャンス!あきらめるな! 
 

(出所 http://www.officebusters.com/company/mission.html  2008/11/02)

 

━━━━━━━━ Webからの引用 (ここまで)━━━━━━━━━

【学び】


 ○社長の発展途上国でのOA機器を販売経験から理念が生まれている。

 ○オフィス創りを”もったいない”精神に基づいて追求している。

 ○リサイクルという新市場で新しい可能性に挑戦している。

 ○商品やサービスの購買支援をしている。

 ○「中古事務機販売」から「環境コンサルティング」へと
   事業ドメインを拡大させている。
  (下記のサイトから、ドメインの変化を感じることができます)
  http://www.officebusters.comhttp://www.officebusters.jp


【コメント】


1.低成長社会における業績向上のヒント
 

 オフィスバスターズで、
 オフィス用品を廃棄すると「コストが削減」する。

 オフィスバスターズで、
 オフィス用品を購入すると「コストが削減」する。


 この時代、お客様にとって感謝されることは、

 お得を感じる、「コストが削減」というキーワード。

 
 「コスト削減金額」が定量的に見える商品・サービスに
 業績向上のヒントがあると思いました。


 *開業率と廃業率の推移:
 http://www.smrj.go.jp/kikou/info/bizinfoplaza/sinko/h18/017873.html

 

2.共感され浸透する心得のヒント
 

「オフィスバスターズが大切にする十の心得」
 http://www.officebusters.jp/company/index.html

 とてもわかりやすく、具体的な心得。

 共感され浸透する心得のヒントがここにあると思いました。

 

【おまけ】

 関連会社、テンボスバスターズ様の 

 「テンポス精神17か条」、とても具体的かつ刺激的です。

 ご一読することをお勧めします。

 http://www.tenpos.co.jp/profile/index.html

   

┏━━━━━━━━━━ <今週の質問> ━━━━━━━━━━━━

┃  我が社の「心得」、「行動規範」は、具体的だろうか?

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