【週刊】企業理念

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Vol.157 チップワンストップ

2008-04-26 | Weblog
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【週刊】企業理念 Vol.157 チップワンストップ さまから学ぶ
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 経営の先輩達が悩みぬいて確立した企業理念をいろいろな
 視点から読み解き学び、企業理念育成・経営のヒントを提供します。

           ★今週の学び★

      【 日本の競争力拡大に貢献する 】 

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 先日、ある実験のために、
 電子部品(抵抗)を1つだけ購入する必要が生じました。


 そのときに出会った会社、チップワンストップさまから
 学ばせていただきます。 
 

━━━━━━━━ Webからの引用 (ここから)━━━━━━━━━


 【ビジョン】

 
  『 日本の半導体・電子部品流通市場を変革する 』


   従来の流通慣行にとらわれず、購買代行サービス企業として、
   インターネットとITを駆使した半導体・電子部品の新しい流通の
   かたちを展開し、日本の半導体・電子部品流通市場を変革し、
   エレクトロニクス産業の競争力拡大に貢献する。 


 (出所 http://ir.chip1stop.com/company/index.html 2008/04/26)


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここまで)━━━━━━━━━

【学び】


 ●購買を代行するというビジネスモデル。

 ●電子部品を一個から販売している。

 ●約40万人の設計エンジニア、資材担当者を顧客としている。

 ●約45,000名、17,500社のweb会員(2007年12月末)を保有している。

 ●設計・試作を担当するエンジニアがお客様の約80%。

 ●エレクトロニクス情報誌(発行部数43,000)発行会社と連携している。
 
 ●電子部品の故障診断サービスを関連会社で展開している。

 ●エレクトロニクス業界特化したファンド運営会社を展開している。


【コメント】
 

  ITを駆使して、電子部品の購買代行サービスを通して、

  <日本のエレクトロニクス業界の競争力拡大に貢献>。


  高乗社長の「国の未来を懸念する想い」がこの会社の原動力なのだろう。




 ★☆★☆★☆★☆★☆★ 今週の学び ★☆★☆★☆★☆★☆★

       【 日本の競争力拡大に貢献する 】 

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Vol.156 ユビキタスエナジー

2008-04-19 | Weblog
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【週刊】企業理念 Vol.156 ユビキタスエナジー さまから学ぶ
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  【 世の中にあってよかった。と言われる会社にしたい 】 

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 本日、WEBで

 「電力の鬼」になりたい社長のブログ
  http://ub-energy.jugem.jp/

 と出会いました。
  
 タイトルに惹かれてブログを
 拝見しました。


 この社長が経営する会社の売上げ実績は、
 第1期 1.8億 第2期 9.6億 
 前年度比523%の成長です。
 http://www.ub-energy.com/corporate/results.html


 今回は、
 本ブログの著者である代表取締役 田中政臣氏が経営する
 ユビキタス・エナジーさまから学ばせていただきます。 
 

━━━━━━━━ Webからの引用 (ここから)━━━━━━━━━


 【企業理念】

  Let’s Try Do My Best!

  どんな困難な道であっても、トライし続ける。
  常に自分達のベストを尽くす事が我々の生きた証となる。


 【ミッション】-社会との約束-

  人と環境に耳を傾ける。”やさしい企業”。


 【行動指針】

  Engine  :自分の持つエンジン(魂)をフルに動かせ。
  New   :常に新しいことにチャレンジせよ。
  Earth  :地球環境に取り組むリーダーになろう。
  Real   :明確な目標を常に持って行動しよう。
  Good job :良い仕事とはお客様に評価されることである。
  Yell   :全ての人を応援しよう。  

 【スローガン】

  
   がむしゃらは美学だ! 


(出所 http://www.ub-energy.com/corporate/idea.html 2008/04/19)


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここまで)━━━━━━━━━

【学び】


 ●電力の自由化という規制緩和から生じたチャンスを生かしている。

 ●顧客負担なしのソリューションビジネス
  電力会社との基本契約の見直しによる電気料金削減提案、
  削減額からサービス料徴収のビジネスモデル。

 ●中小企業向け(低圧)の電力市場にターゲットを絞っている。

 ●エコフォーラムというエコ企業応援サイトにより
  ネットワークを構築している。

 ●社員数 190名 平均年齢24歳。
 
 ●早い段階で役職を与え若手の能力を引き出している。

 ●毎月1回、一人一人の社員を細かく人事評価する会議を行っている。

 ●がむしゃらなヤツが一番かっこいいという価値観を育てている。

 (参考:http://www.ub-energy.com/images/venture.pdf

【コメント】
 
 HPに動画による社長のメッセージがある。
 http://c-pro.tv/ubenergy

 この中で、田中政臣社長が

 「個人の夢というよりは、会社の夢としては、

  世の中にあってよかったなという会社にしていきたい。

  いつかそういう声が多くのお客様から聞こえてくるような

  そんな会社にしたい」

  と仰られていたのが印象的でした。


 成長の源は、社長の人間力と統率力にあると感じました。



 ★☆★☆★☆★☆★☆★ 今週の学び ★☆★☆★☆★☆★☆★

  【 世の中にあってよかった。と言われる会社にしたい 】 

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Vol.155 ジョンソン・エンド・ジョンソン

2008-04-13 | Weblog
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【週刊】企業理念 Vol.155 ジョンソン・エンド・ジョンソン さまから学ぶ
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  【 これに賛同できない人は他社で働いてくれて構わない 】 

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 先日、ある先生から
 「大切なことはすべてクレドーが教えてくれた」
 という本をいただきました。


 この本には、「ジョンソン・エンド・ジョンソン」の
 「クレドー」(我が信条)について、
 その起源、クレドーから起きる行動・変化などが
 書かれていました。


 ジョンソン・エンド・ジョンソンは、
 73年連続増収、21年連続2桁増益、43年連続増配。


 このクレドーは、経営の意思決定全てにかかわっているようです。


 そんなわけで、
 今回は、ジョンソン・エンド・ジョンソンさまから
 学ばせていただきます。


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここから)━━━━━━━━━


 【我が信条(Our Credo)】  

 
 我々の第一の責任は、
 我々の製品およびサービスを使用してくれる医師、看護師、患者、
 そして母親、父親をはじめとする、
 すべての顧客に対するものであると確信する。
 
 顧客一人一人のニーズに応えるにあたり、
 我々の行なうすべての活動は質的に高い水準のものでなければならない。
 適正な価格を維持するため、我々は常に製品原価を引き下げる努力を
 しなければならない。
 顧客からの注文には、迅速、かつ正確に応えなければならない。
 我々の取引先には、適正な利益をあげる機会を提供しなければならない。


 我々の第二の責任は全社員 ――世界中で共に働く男性も女性も―― 
 に対するものである。

 社員一人一人は個人として尊重され、
 その尊厳と価値が認められなければならない。
 社員は安心して仕事に従事できなければならない。
 待遇は公正かつ適切でなければならず、
 働く環境は清潔で、整理整頓され、かつ安全でなければならない。
 社員が家族に対する責任を十分果たすことができるよう、
 配慮しなければならない。
 社員の提案、苦情が自由にできる環境でなければならない。
 能力ある人々には、雇用、能力開発および昇進の機会が平等に
 与えられなければならない。
 我々は有能な管理者を任命しなければならない。
 そして、その行動は公正、かつ道義にかなったものでなければならない。


 我々の第三の責任は、我々が生活し、働いている地域社会、
 更には全世界の共同社会に対するものである。

 我々は良き市民として、有益な社会事業および福祉に貢献し、
 適切な租税を負担しなければならない。
 我々は社会の発展、健康の増進、教育の改善に寄与する活動に
 参画しなければならない。
 我々が使用する施設を常に良好な状態に保ち、環境と資源の保護に
 努めなければならない。


 我々の第四の、そして最後の責任は、会社の株主に対するものである。

 事業は健全な利益を生まなければならない。
 我々は新しい考えを試みなければならない。
 研究開発は継続され、革新的な企画は開発され、
 失敗は償わなければならない。
 新しい設備を購入し、新しい施設を整備し、
 新しい製品を市場に導入しなければならない。
 逆境の時に備えて蓄積を行なわなければならない。
 これらすべての原則が実行されてはじめて、
 株主は正当な報酬を享受することができるものと確信する。


 (出所 http://www.jnj.co.jp/group/community/credo/index.html 2008/04/13)


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここまで)━━━━━━━━━

【学び】

 ●分権化経営である。

 ●責任者を一人だけ任命する。

 ●組織が小さくなればより多くの人が正当な評価を受ける。

 (参考: Decentralization(分権経営)の確立
    http://www.jnj.co.jp/group/community/history/23/index.html

 ●クレドーが、責任ある対処法を示している。

 (参考: 社会的意義のある企業の存在をアピール
   http://www.jnj.co.jp/group/community/history/24/index.html

 ●パーク会長は、「ディスカッション型」。クレア社長は「分析型」。
   二人のアプローチの違いが相乗効果をもたらした。

 (参考: J&Jの成長を支えた二つの経営スタイル
   http://www.jnj.co.jp/group/community/history/31/index.html

【コメント】
 
 「我が信条」(クレドー)を起草したロバート・ウッド・ジョンソンJrは、

 1943年に初めて取締役会でクレドーを発表したときに、
  
 「この文章の中に書かれている考え方が会社の経営理念である」

 「これに賛同できない人は他社で働いてくれて構わない」

  と断言している。


 クレドーに書かれている合計21個の「~しなければならない」。
 いわゆるmust表現が、経営の意思決定を適切な方向へと導いており、
 それが73年連続増収という継続的発展の一つの理由となっているのだろう。
 


 ★☆★☆★☆★☆★☆★ 今週の学び ★☆★☆★☆★☆★☆★

  【 これに賛同できない人は他社で働いてくれて構わない 】 

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Vol.154 三菱重工業株式会社

2008-04-06 | Weblog
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【週刊】企業理念 Vol.154 三菱重工業株式会社 さまから学ぶ
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       【 技術は、決してだませない 】 

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 先日、三菱重工様にお勤めの方と飲みにいきました。


 その方は、三菱重工に入社する決め手となったのは、
 当時(30年前)の社長のつぎの言葉だったそうです。



  「当社は、日本のインフラをつくる会社です」



 今回は、三菱重工業株式会社さまから学ばせていただきます。


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここから)━━━━━━━━━


 【社是】  

 
  一、顧客第一の信念に徹し、社業を通じて社会の進歩に貢献する。 

  一、誠実を旨とし、和を重んじて公私の別を明らかにする。 

  一、世界的視野に立ち、経営の革新と技術の開発に努める。 



 (出所 http://www.mhi.co.jp/company/vision/contents/index.html 2008/04/06)


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここまで)━━━━━━━━━

【学び】


 ●社是は、第四代社長岩崎小彌太(いわさきこやた)の
  三網領「所期奉公」、「処事光明」、「立業貿易」の発想に基づいている。

 ●世界のインフラ(社会・産業基幹施設)の整備に携わっている。
 
 ●ものづくりとは、「ものの形」を変えていくことで価値を高める行為。

 ●「情報」と「もの」の形の変換を、いかに早く、確実に行えるかが、
   ものづくり会社の優劣を決定する。

 ●「技術は決してだませない」
  
  自然法則はいわば神の摂理。手を抜くと必ず綻びが出るものであり、
   絶対にだませない。  

 ●動画による情報提供を利用している。

 
  



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        【 技術は、決してだませない 】 

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