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【週刊】企業理念 Vol.185 玉子家さまから学ぶ
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経営の先輩達が悩みぬいて確立した企業理念をいろいろな
視点から読み解き、企業理念育成・経営のヒントを学びます。
★今週の質問★
【我が社の方針・目標は、旧来の固定概念に縛られていないだろうか?】
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企業理念に
「事業に失敗するコツ」
が明記されている会社と出会いました。
今回は、HPで出会った、玉子家さまから
学ばせていただきます。
━━━━━━━━ Webからの引用 (ここから)━━━━━━━━━
【玉子家の企業理念】
事業に失敗するこつ
1、 旧来の方法が一番良いと信じていること
2、 もちはもち屋だとうぬぼれていること
3、 ひまがないといって本を読まぬこと
4、 どうにかなると考えていること
5、 稼ぐに追いつく貧乏ひまなしとむやみやたらと骨を折ること
6、 良いものはだまっていても売れると安心していること
7、 高い給料は出せないといって人を安く使うこと
8、 支払いは延ばす方が得だとなるべく支払わぬ工夫をすること
9、 機械は高いといって人を使うこと
10、 お客は我がまま過ぎると考えること
11、 商売人は人情は禁物だと考えること
12、 そんなことはできないと改善せぬこと
(出所 http://www.tamagoya.co.jp/kaisha/rinen.html 2008/11/08)
━━━━━━━━ Webからの引用 (ここまで)━━━━━━━━━
【学び】
○「第2回ハイ・サービス日本300選」に選出されている。
www.service-js.jp/cms/news_attach/2008031001.pdf
○毎日の食材のロス率は、0.1%未満を実現している。
○仕入原価は常に50%以上とし、原材料費のアップに努力している。
○配達員が営業マンを兼ねる方式をとっている。
○日替わりオフィス弁当は、430円。
○一日平均生産食数 68,000食。年商72億円。
【コメント】
「原価率低減に努力する」 ⇒ 利益増
「原価率向上に努力する」 ⇒ 利益減
は、旧来の方法であり、
「原価率低減に努力する」 ⇒ お客さんが減る
「原価率向上に努力する」 ⇒ お客さんが喜び増える
⇒ 売上げが伸びる
⇒ その他の経費削減に努力する
という発想なんでしょうね。
企業理念(事業に失敗するこつ)の第一条
「旧来の方法が一番良いと信じていること」の実践ですね。
【おまけ】
お弁当やさんには、
「原価率を下げよう」という方針の会社と
「原価率を上げよう」という方針の会社が
あるのでしょうね。
原価を下げて、褒められる会社と叱られる会社があると
いうこと。
どちらがいいのか、その答えはお客様が出すのでしょう。
┏━━━━━━━━━━ <今週の質問> ━━━━━━━━━━━━
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┃ 我が社の方針・目標は、旧来の固定概念に縛られていないだろうか?
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「売上げを減らす」
なんてのも社内に変化が生じるかな。