【週刊】企業理念

こちらへ。「企業理念と戦略の図解」 https://note.com/missionstatement

Vol.43 Google

2006-01-29 | Weblog
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 Vol.43 Google さまから学ぶ 
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 日本で急成長したIT関連企業のライブドアがつまずいた。

 米国では、ネット検索最大手Googleが急成長している。


 米国のIT関連企業の「理念」はどうなっているのか?


 そんなわけで  
 Google(グーグル株式会社)さまから学ばせていただきます。


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここから)━━━━━━━━━


      【Google の理念】 



       "最高" に甘んじない




     【Google が発見した 10 の事実】 


  1. ユーザーに焦点を絞れば、「結果」は自然に付いてくる。

  2. 1 つのことを極めて本当にうまくやるのが一番。

  3. 遅いより速い方がいい。

  4. ウェブでも民主主義は機能する。

  5. 情報を探したくなるのは机に座っているときだけではない。

  6. 悪事を働かなくても金儲けはできる。

  7. 世の中の情報量は絶えず増え続けている。

  8. 情報のニーズはすべての国境を越える。

  9. スーツがなくても真剣に仕事はできる。

  10. すばらしい、では足りない。

 
(出所 http://www.google.co.jp/intl/ja/corporate/tenthings.html 2006/01/29)

 
  ☆上記の出所に、それぞれの解説があります。
   是非ご一読されることをお勧めします。


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここまで)━━━━━━━━━


【企業理念育成のヒント】


 ■創設者の想い

 Google の共同創設者ラリー ペイジは言います。

 「完璧な検索エンジンとは、ユーザーの意図を正確に把握し、
  ユーザーのニーズにぴったり一致するものを返すものだ」

 「目標は、情報を求めるすべての人々に、
  もっとも高いレベルのサービスを提供すること」 

 
 
  企業目的が明確である。




 ■経験に基づく事実から

 
  日本企業では、見かけた事がないタイトル。

  「Google が発見した 10 の事実」


  自社の経験から生まれたものであり、
  社員の ●理解度、●共感度、●参画度が
  高レベルのものとなるだろう。


  明らかに、借り物の企業理念とは異なる。

  

    
 ★☆★☆★☆★☆★☆★ 今週のヒント ★☆★☆★☆★☆★☆★

 【わが社の企業理念は、

   自社の経験に基づく事実から生まれたものだろうか?】

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Vol.42 ライブドア

2006-01-22 | Weblog

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 Vol.42 株式会社ライブドア さまから学ぶ 
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 以前からライブドアさんの「企業理念」は?
 という視点でチェックしてきましたが、
 現状では、見当たっておりません。

 理念に近い表記を探りながら  
 株式会社ライブドアさまから学ばせていただきます。


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここから)━━━━━━━━━

            
   【経営方針】 
   

  当社の方針は、強固で安定した経営基盤を維持しつつ
  高成長を続けていくことです。

  急成長の中で歪みがちなマネージメント・営業の体制
  を再構成しつつM&A戦略を進め、売上・利益を大きくしていく
  という難しい舵取りとなりますが、若さと勢いを武器にリスクを
  取って攻めていきたいと考えております。
  革新的な製品・サービスを提供するグローバルIT企業として
  脱皮できるよう、社員一丸となって頑張ってまいります。

 
(出所 http://corp.livedoor.com/company/ 2006/01/22)


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここまで)━━━━━━━━━


【企業理念育成のヒント】



  ”高成長を続けていくこと”


  この先にある企業目的は何だろうか?



 ■企業目的

 
  その企業は何のために存在するのだろうか?

  起業者は、この問いと対峙することになるだろう。


  企業目的は、その企業の使命とするところであり、
  経営者の「志」を投影したものである。



  企業理念は 「社志」とも言える。


    
 ★☆★☆★☆★☆★☆★ 今週のヒント ★☆★☆★☆★☆★☆★

 【わが社の企業理念には、「志」が映し出されているだろうか?】

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Vol.40 ライブドアオート

2006-01-09 | Weblog
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 Vol.40 株式会社ライブドアオート さまから学ぶ 
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 我が家の軽自動車が不要になったので、中古車屋さんに
 買取査定をお願いした。


 最初に依頼したのが、大手G社。

 2社目にお願いしたのが、ライブドアオートさんでした。

 正月の新聞に一面広告で「ホリエモン」が登場し
 「ライブドアが本気で車はじめます」というキャッチコピーで
 中古車販売に乗りだしたことをアピールしていましたので、
 早速、買取査定をお願いしてみました。
 


 そんなわけで、今年最初は、
 株式会社ライブドアオートさまから学ばせていただきます。



━━━━━━━━ Webからの引用 (ここから)━━━━━━━━━

            
                     【社長メッセージ】

 いまだ不透明かつ複雑な中古車流通。
 私どもジャック・ホールディングス株式会社は、
 このたびのライブドアグループ入りを契機と致しまして、
 自動車の売買に伴う不透明さ、不公正さを徹底的に排除、
 従来のお客様不在の流通形態を変革し、お客様本位の
 自動車流通を確立すべく、生まれ変わります。
  
  .
  .
  .
  

(出所 http://www.livedoorauto.com/ir/messeage.html 2006/01/09)

 *企業理念は、Webでは見当たりませんでした。

━━━━━━━━ Webからの引用 (ここまで)━━━━━━━━━


【企業理念育成のヒント】


 ■企業イメージの源


  「ライブドア」というブランドが社名に着いたことで
 

  私がイメージしたのは、

  -インターネット(IT)の利用
  -スピード
  -若さ

  などである。


  「ジャック」という社名では、持て無かったイメージを
  お客である私に与えてくれた。


  では、この「企業イメージの源」は、何だろうか?






  これって、


    「ホリエモン」


  ですね。



  あの人が、あれだけ世間を騒がせている理由の一つを
  実感した瞬間でした。
  「ホリエモン」がライブドアのイメージを作り
  お客様・関係者を動かしている。


  では、実際のライブドアオートの対応はどうだったでしょうか。


  電話で買取査定をお願いしたところ、翌日には担当者が
  査定に訪問。(スピード)

  私が持っていた中古車屋さんのイメージとは違い
  若いお兄さんが、スーツにネクタイしめて来訪。(若さ)

  査定中にパソコンを取りだし、デジカメで撮影した
  データを本部(多分?)に転送。そして、査定価格を提示。
  (ITの利用)

  こちらの希望価格に満たなかったため、担当員が携帯電話で
  再度本部と交渉。即日契約であれば、希望価格を提示する。との
  こと。 結果、即日売却契約に。(スピード)


  その晩、ライブドアオートのホームページの売り出し車に
  我が家の自動車がすでに掲載されていた。
  掲載写真は、我が家のまえで撮った写真。(ITの利用)
  

  ほぼ、ライブドアオートの対応は、私が「ホリエモン」から
  イメージした通りでした。


  これは、「ホリエモン」のイメージが社員の行動まで
  変化させているのだろう。


    
 ★☆★☆★☆★☆★☆★ 今週のヒント ★☆★☆★☆★☆★☆★

    【わが社の「企業イメージの源」は何だろうか?】

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Vol.41 ファーストリテイリング

2006-01-09 | Weblog

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 Vol.41 株式会社ファーストリテイリング さまから学ぶ 
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 年始にユニクロで福袋を買った。

 なぜ、我が家族はユニクロに行ったのだろうか?
 ちょっと考えて見た。

 
 ユニクロに対する事前期待はこんな感じ。

  -安い
  -無難(デザインなど)
  -買い物がしやすい

 確かに、事後評価もそんなところだ。

  
 そんなことを考えながら、
 株式会社ファーストリテイりングさまから学ばせていただきます。


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここから)━━━━━━━━━

            
   【ミッション & ビジョン】 


  いつでも、どこでも、だれでも着られる、
  ファッション性のある高品質なベイシックカジュアルを
  市場最低価格で継続的に提供する。 
 
  そのためにローコスト経営に徹して、
  最短、最安で生産と販売を直結させる。 
 
  自社に要望される顧客サービスを考え抜き、
  最高の顧客サービスを実現させる。 
 
  世界水準の人が喜んで働ける環境を提供し、官僚的でなく、
  血のかよったチームとして革新的な仕事をする。 
 
  結果として売上と収益の高い成長を目指し、
  世界的なカジュアル企業になる。 

 
(出所 http://www.uniqlo.co.jp/company/index.html 2006/01/15)


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここまで)━━━━━━━━━


【企業理念育成のヒント】


 ■”最”(ベスト)を誓う


  ファーストリテイリングさんは、
 
 
  ●”最”低価格

  ●”最”短・”最”安生産

  ●”最”短・”最”安販売

  ●”最”高の顧客サービス


  をミッション【使命】(責任をもって果たさなければならない任務)
  としている。


  これって、経営者がリスクを積極的にとっていて
  チャレンジ感を感じさせてくれる。


  リスクをとった企業理念に社員は鼓舞される。


    
 ★☆★☆★☆★☆★☆★ 今週のヒント ★☆★☆★☆★☆★☆★

   【わが社の企業理念は、リスクをとっているだろうか?】

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Vol.39 ワタミ

2006-01-02 | Weblog
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 Vol.39 ワタミ株式会社 さまから学ぶ 
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新年あけましておめでとうございます。

本年も【週刊】企業理念 をご愛読のほどよろしくお願いいたします。


昨年末の12/29、某プリンスホテル1Fのラウンジで
一年の振り返りと新年の目標設定を行いました。

会社を離れ、ひとりじっくり考える時間をもつことは
とても有意義です。
(コストは、コーヒー 一杯 ¥800です。)


こんな順番で、じっくり考えて整理しています。


●1年の振り返り・・・・

 1)今までの人生を振り返る。
 2)その中での2005年を振り返る。


●新年の目標設定・・・・

 1)人生を80年とし、その80年のロードマップ(道程)を再確認する。
 2)その道程の中で、2006年に達成すべきことを目標として設定する。


今年は、ホテル前の書店で店頭にあった次の3冊を買い込んで
時代の流れ・要求にも目を通しながら考えました。

 「週刊 ダイヤモンド 黄金の3年 総予測」(¥720)
 「週刊 東洋経済   2006年 大展望」(¥670)
 「エクセレントベンチャー2006 10年後の大企業を探せ!」(¥1200)

 (コスト + ¥2590 ですね)


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ここで、購入した「エクセレントベンチャー2006」の
最初に登場したワタミ株式会社 代表取締役 渡邉美樹氏の
談話にとても共感してしまいました。


そんなわけで、今年最初は、
ワタミ株式会社さまから学ばせていただきます。


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここから)━━━━━━━━━

            
                     【経営理念体系】


●ワタミグループスローガン

「地球上で一番たくさんの“ありがとう”を集めるグループになろう」

●ワタミグループミッション

「地球人類の人間性向上のためのよりよい環境をつくり、よりよいきっかけを提供すること」

●私たちの目指すもの(グループ各社の経営の基本目的)

1.会社の繁栄、社員の幸福、関連会社・取引業者の繁栄
1.新しき文化の創造、人類社会の発展、人類の幸福への貢献

●グループ社員の仕事のしかたに対する合言葉

「from-0」
「明るくのびのびと仕事をしよう」


●グループ社員の仕事に対する心構え

ワタミグループは 同じ目的のために
同じ心を持つ同志の集合体であるべし

1.感激できる感性を持つべし 
 感激は情熱の源であり、
 情熱は成功への出発点である

1.逆境に悲観せず、順境に楽観せず、
 常にハングリー精神を持ち
 挑戦し続けるべし

1.勝つまで戦え、限界からあと一歩進め、
 結果がすべてである 

1.問題意識を持つべし 
 問題の発見と解決が次の
 ビジネスチャンスを生む

1.継続こそ力なり 
 日々の努力は継続されることにより
 信用を生み、信用は力を生む


●グループ社員としての行動基準

ワタミグループは 日々の仕事の中で以下の基準を
常に意識し、行動し、常にワタミらしくあるべし

1.常に謙虚なれ、常に感謝せよ
1.他人の喜びや悲しみを共有せよ
1.約束を守る、嘘をつかない
1.愚痴、陰口を言わない
1.笑顔で元気よく挨拶をする
1.出来ないと言わない
1.失敗を他人のせいにしない
1.大いに発言し、果敢に実行する
1.他人の意見を聞く
1.恥ずかしいと思うことはしない


(出所 http://www.watami.co.jp/corp/group-rinen.html 2006/01/02)

━━━━━━━━ Webからの引用 (ここまで)━━━━━━━━━



【企業理念育成のヒント】

 ■借り物でない理念の力 

  「会社の理念というものは、ポンと簡単にできるものではありません。
   人間の生き様が現れない限り本物にはならないですよ。」
   
   (渡邉美樹氏 エクセレントベンチャー2006 ダイヤモンド社)
   

  渡邉氏は、24歳で外食事業をスタート。26歳で年商が1億を超える。
  38歳のときに、ようやく一つの言葉(経営理念)に結実した。
  渡邉氏自身の視点の広がりや経験や感動が一つ一つの言葉になっている。
  また、事業拡大は、理念を実現させるフィールドの拡大としている。


    
 ★☆★☆★☆★☆★☆★ 今週のヒント ★☆★☆★☆★☆★☆★

 【わが社の経営理念には、経営者の生き様が現れているだろうか?】

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