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【週刊】企業理念 Vol.179 日本電産(2)さまから学ぶ
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経営の先輩達が悩みぬいて確立した企業理念をいろいろな
視点から読み解き、企業理念育成・経営のヒントを学びます。
★今週の質問★
【我が社のリーダーには、理念が乗り移っているだろうか?】
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”日本電産が東洋電機製造に買収提案
「鉄道・自動車で世界一のモータメーカーに」”
http://www.nikkeibp.co.jp/news/manu08q3/585154/
つ、ついに、東洋電機製造も買収ですか・・・・
今回は、気になった
日本電産さまから学ばせていただきます。
(取り上げるのは2度目です。)
━━━━━━━━ Webからの引用 (ここから)━━━━━━━━━
【経営三原則】
1.企業とは社会の公器であることを忘れることなく経営にあたる。
すなわち、
非同族企業をめざし何人も企業を私物化することを許されない。
2.自らの力で技術開発を行い、自らの力でつくり、自らの力で
セールスする独自性のある企業であること。
すなわち、
いかなる企業のカサの中にも入らない独立独歩の企業づくりを推進する。
3.世界に通用する商品づくりに全力をあげ、世界の市場で世界の企業と競争する。
すなわち、
インターナショナルな企業になることを自覚し努力する。
【三つの経営基本理念】
1.最大の社会貢献は雇用の創出であること
2.世の中でなくてはならぬ製品を供給すること
3.一番にこだわり、何事においても世界トップを目指すこと
【ビジョン】
2008年度 連結営業利益1,000億円の達成
2010年度 連結売上高1兆円の達成
2012年度 車載用モータ売上高3,500億円の達成
モータを中心とした「回るもの、動くもの」に特化した
「総合駆動技術の世界No.1メーカー」をめざす。
(出所 http://www.nidec.co.jp/corporate/vision/index.html 2008/09/27)
━━━━━━━━ Webからの引用 (ここまで)━━━━━━━━━
【学び】
WEBから拾った、永守重信社長のお言葉です。
○通常、人間の能力の差は、あっても2倍だが、
意識の差は高い人と低い人で百倍にもなる。
○再建が必要な会社ではこの一番重要な士気が落ちており、
その責任の8割は経営者や部門長などのトップにある。
○トップ一人が変われば全体も変わる。
○「この会社は必ずよくなる」。再建に当たっては何十、何百回とこう繰り返し言う。
○士気が最も表れるのは出勤簿と社内清掃。
○変ったのは意識だけで、経営者も社員も製品も市場も、何一つ変ってはいないのだ。
○会社が成長しないのは能力のある社員がいないせいではない。
この点で多くの経営者が錯覚している。
○経営は夢を形にするものである。そのために経営者はまずほらを吹け。
○ほらは実現不可能だが、夢は実現可能だ。
ほらを吹いて社員の士気を高め、だんだんと夢に近づけついには実現する。
○成長の陰には必ずハードワーキングがある。
ソフトワーキングで成長している企業はない。
○「歩」の人材を確実に育て、「と金」にする。それが経営者である私の仕事だ。
【コメント】
会社がある規模になるとひとりのリーダーでは、
限界ある。なんてこと聞いたことがある。
この「ある規模」ってどのくらいのなのだろうか。
永守重信社長率いる日本電産グループは、
140社 約130,000名(2008年3月末現在)。
「一頭のライオンに率いられた百匹の羊の群れは、
一匹の羊に率いられた百頭のライオンの群れにまさる」
という言葉があるが、永守社長の存在は、このライオンのようだ。
先日、カンブリア宮殿に永守社長が登場していた。
http://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/
この番組に登場する社長たちを観て感じたのは、
みなさん、知行合ー的リーダー、理念とやってる事が一致しているリーダー、
いわゆる、理念が乗り移って、行動しているリーダー
であるということ、
もうひとつは、トップリーダーの
器量までは限界なく、ひとりのリーダーによって
会社を率いてるように観えたことである。
┏━━━━━━━━━━ <今週の質問> ━━━━━━━━━━━━
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┃ 我が社のリーダーには、理念が乗り移っているだろうか?
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