【週刊】企業理念

こちらへ。「企業理念と戦略の図解」 https://note.com/missionstatement

Vol.209 新日本科学

2009-04-26 | Weblog

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【週刊】企業理念 Vol.209 新日本科学さまから学ぶ
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 経営の先輩達が悩みぬいて確立した企業理念をいろいろな
 視点から読み解き、企業理念育成・経営のヒントを学びます。

           ★今週の質問★

 【 我が社の指揮命令系統は機能しているだろうか? 】
 
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 本日,レッドクリフ Part2-未来への最終決戦-を観て来ました。

 

 「戦略」と「指揮命令系統」の重要性を感じました。

 


 指揮命令の系統(組織)だけ作っても,人は動かない。
 

 人が動く「指揮命令系統」とは?

 

 今回は「指揮命令系統」、「理念」のキーワードから
 出会った新日本科学さまから学ばせていただきます。

 

━━━━━━━━ Webからの引用 (ここから)━━━━━━━━━


■経営理念


  『会社と社員が共に成長する職場であり続ける。』
 
 
  一、 私は、大欲を持って事業を行います。

  二、 私は、社会に貢献する組織作りに努めます。

  三、 私は、利益を社会と株主に還元できる経営を行います。

  四、 私は、新規事業のリスクを恐れず、勝利するまで挑戦し続けます。

  五、 私は、経営方針を明確に示し、全社員に共通の目的意識を持たせます。

  六、 私は、明確な指揮命令系統と機動力のある柔軟な組織を創ります。
 
  七、 私は、ガラス張りの経営を行い、情報の共有化ができる職場環境を創ります。

  八、 私は、経営者マインドと卓越した能力を持つリーダーを養成します。

  九、 私は、いかなる困難があっても、事業の自己責任を完遂します。

  十、 私は、自らレセプターの感受性を高め、自己実現を達成します。

  十一、 私は、顧客とこころのシンクロナイズを徹底して維持します。

  十二、 私は、人類の健康・保健・医療に貢献する企業を目指します。

 

 (出所 http://www.snbl.co.jp/top03.html 2009/04/26)


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここまで)━━━━━━━━━

【学び】


 ○医薬品開発の受託研究機関として鹿児島に誕生している。

 ○臨床試験受託事業を事業基盤にしている。


 ○社長のイズムを公開している。
  -私の経営理念
  -私の目標
  -私のコミュニケーション
  -私の夢
  http://www.snbl.co.jp/top02.html
  (一読の価値ありです)

 ○独自の社員教育プログラムを公開している。
  http://www.snbl.co.jp/top04.html

 


【コメント】


 指揮命令系統,

 「社長」→「事業部長」→「課長」→「係長」 

 上司から部下へと命令が伝達される。

 
 上司の命令に基づき行動する部下は「人」である。

  
 上司の人徳,人格から発っせられる想いの乗った命令(言葉)
 が部下の行動力に影響を与える。


 誰でも,尊敬する上司の命令であれば喜んで従う。


 尊敬されない上司が留まっているままでの
 指揮命令系統(組織)は企業競争力を失う。


 人組みを誤った指揮命令系統は十分に機能しない。

 
 ピラミッド型組織からフラット型組織になればなるほど
 トップリーダーに人の器が求められる。


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 新日本科学の永田社長のイズムから,
 トップリーダーとしての器の大きさを感じました。
 

【おまけ】

 指示命令系統って大事だよね(あるブログより)
 http://www.oyajiman.net/oyaji/item-1952.html

┏━━━━━━━━━━ <今週の質問> ━━━━━━━━━━━━

┃  我が社の指揮命令系統は機能しているだろうか? 

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Vol.208 エン・ジャパン

2009-04-19 | Weblog

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【週刊】企業理念 Vol.208 エン・ジャパンさまから学ぶ
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 経営の先輩達が悩みぬいて確立した企業理念をいろいろな
 視点から読み解き、企業理念育成・経営のヒントを学びます。

           ★今週の質問★

   【 我が社の「存在意義」は,明確だろうか? 】
 
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 先日,エン・ジャパンの方とお茶を飲む機会があった。

 
 エン・ジャパンの エン は, 「縁」 のことだそうです。

 
 今回は、ご縁のあったエン・ジャパンさまから学ばせていただきます。

 

━━━━━━━━ Webからの引用 (ここから)━━━━━━━━━


■理念

 「人間成長」(R)

 ビジネスを自らの成長と捉え
 心技一体のプロとして心物両面で豊かになること


■行動指針

 1.私たちの存在価値は、社会正義性と独自性である。
   一人一人が新しいサービス・システムを開発し続けよう。

 2.私たちの仕事の成果は、クライアントからのロイヤリティである。
  “求められるものより、真に喜ばれるもの”とは何かを考え、
   顧客パートナー主義に徹しよう。
 
 3.私たちの最大の資産は、人の成長である。
   “1+1>2”の視点で、個人も組織も自らの進化にたゆまず挑戦しよう。


 (出所 http://corp.en-japan.com/profile/Philosophy2.html#01 2009/04/19)


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここまで)━━━━━━━━━

【学び】

 ○「顧客ロイヤリティ」を大切にしている。

 ○「顧客第一主義」に対して、「顧客パートナー主義」を目指している。

 ○採用(employment)・教育(education)・評価(evaluation)
  という3つのeをひとつの流れとして統合することで、
  その企業における人財の活性化を支援している。(3eシステム)

 ○5つの求人広告サイト、及び企業の経営者・人事担当者向け情報サイト
  を運営しています


【コメント】


 代表挨拶にて,『 存在意義 』を下記のように定義している。


 「仕事を通じた人生の充実」と

 「人財の採用と活躍による企業の発展」

  を支援する。

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 存在意義の明確化は,社員が取り組むべきことを明確してくれる。

 

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┃     我が社の「存在意義」は,明確だろうか?

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Vol.207 オザキエンタープライズ

2009-04-12 | Weblog

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【週刊】企業理念 Vol.207 オザキエンタープライズさまから学ぶ
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 経営の先輩達が悩みぬいて確立した企業理念をいろいろな
 視点から読み解き、企業理念育成・経営のヒントを学びます。

           ★今週の質問★

 【我が社の朝礼は,顧客価値とリンクしているだろうか?】
 
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 先日,オザキエンタープライズ 副社長 尾崎真澄さんから
 お話を聞く機会があった。


 この会社,朝礼の見学を受け入れているそうだ。


 なぜ,見学者がいるのだろうか?
 
 
 今回は、ご縁のあったオザキエンタープライズさま
 から学ばせていただきます。


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここから)━━━━━━━━━


 ■経営理念
 
  ● 私たちの経営理念

  1.私たちはお客様の笑顔と喜びのために
    感動のサービスを提供する会社になる

  2.サービス業のプロフェッショナルとしての自覚を持ち
    お客様に全力で接客する

  3.私たちの「成長と安定」のために
    全力を尽くす

  以上 三つの理念で経営を行うことにより
  現在より未来へ向かって社会に奉仕する
 
 
 ■七精神
 
  1.脱皮の精神
    一日一日生まれ変わろう

  2.メイアイヘルプユーの精神
    全ての人のお役に立とう

  3.ファミリーの精神
    運命共同体でゆこう

  4.喜びの取引の精神
    利益はよろこばれた結果

  5.変化対応の精神
    お客様市場のニーズを知ろう

  6.可能性追求の精神
    チャレンジこそが進歩である

  7.人材育成の精神
    後継者を育てよう
 


 (出所 http://www.ozec.jp/keiei_rinen.php 2009/04/11)


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここまで)━━━━━━━━━

【学び】

 ○「ひと」の成長が「会社」の成長になるという考え方。

 ○「心を耕す」
 
   心を成長させることを常日頃から大事にしている。

 ○「自らを経営する」

   自ら律するセルフマネジメントによりスキルアップを図っている。

 ○「世界一幸せになる」

   <世界一幸せになる朝礼>を実施している。
    http://www.ozec.jp/chorei_form.php

 ○「感動を創造する」

   農作業研修を通して,地道に土を耕し、厳しい自然と向き合い、
   やがて訪れる収穫の喜びに感謝する心を育んでいる。

 

【コメント】


 尾崎副社長に聞きました。

 
 Q:「世界一幸せになる朝礼」の内容はどうつくるのか?
 
 A:「100%,そっくりそのまま他社のやり方を真似ることから
    はじめる」
 

 Q:「世界一幸せになる朝礼」を継続する秘訣は?
 
 A:「機をみて,内容を変えている」
   「外部の見学者を受け入れることで高揚感をつくる」


 Q:「世界一幸せになる朝礼」の目的は?
 
 A:「毎朝,社員のこころを +(プラス) のエネルギーで満たす。
    そこからこぼれる + がお客様に喜びを与えるから」

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  朝礼の見学者は,自社への適用を考えて訪れるのだろう。

  オザキエンタープライズさまの朝礼の目的を聞いて,
  朝礼がお客様に提供する喜びという価値と
  リンクしていることに納得した。
 
  飲食店などのサービス業で元気な朝礼を導入している理由
  が見えてきた。

  この本質を理解して自社への適用を検討すべきであろう。


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┃ 我が社の朝礼は,顧客価値とリンクしているだろうか?

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Vol.206 深セン市愛徳亜企業管理咨詢有限公司

2009-04-05 | Weblog

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【週刊】企業理念 Vol.206 深セン市愛徳亜企業管理咨詢有限公司さまから学ぶ
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 経営の先輩達が悩みぬいて確立した企業理念をいろいろな
 視点から読み解き、企業理念育成・経営のヒントを学びます。

           ★今週の質問★

【我が社が提供する「価値」は,「費用(価格)」に見合っているだろうか?】
 
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 昨日,下記のセミナーに参加した。


 「中国の保税加工貿易通関業務について」


 このセミナ,日本での会場設営の準備をお手伝いした関係で
 興味があったわけではないが受講した。

 
 「保税」,「増値税」,「進料加工」,「来料加工」。


 聞きなれない言葉が続く・・・・。

 

 受講しているうちに,この「保税加工貿易」ってよくできた仕組み
 であることを感じた。
 
 

 今回は、ご縁のあった深セン市愛徳亜企業管理咨詢有限公司さま
 から学ばせていただきます。


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここから)━━━━━━━━━


  お客様と「アイデア・情報」を共有し,

  お客様に最善を尽くします。


 (出所 http://idea-szgd.com/jp/Html/Main.asp 2009/04/05)


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここまで)━━━━━━━━━

【学び】

 ○中国の貿易業務,労務業務のコンサルティングをしている。

 ○日本在住経験があり,流暢な日本語を喋る女性が社長をしている。

 ○中国に進出する日系企業に情報を伝えている。

 ○正しく情報を伝えることで日本企業の進出リスクを低減している。

 

【コメント】

 社長曰く。

『中国は,外国に対してメリットのある「保税加工貿易」
 という政策を打ち出している。

 ただ,正しく情報が伝わっていないことによるトラブルが絶えない。

 日本人が中国において問題ある・なしの判断を情報の理解不十分で
 下している場合も多い。

 中国の情報を正しく伝えることで,中国のすばらしい政策と
 日本企業の中国進出におけるリスクを減らしたい』

 
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 情報の価値を実感したセミナであった。

 正しい情報を持たずに下した判断が原因で,多額の罰金,追徴金を
 支払うケースがあるそうだ。

 正しい情報と対応ノウハウには,リスク回避という価値がある。

 罰金,追徴金の支払い額に比べれば,このセミナ費用はかなり安い。

 

┏━━━━━━━━━━ <今週の質問> ━━━━━━━━━━━━

┃我が社が提供する「価値」は,「費用(価格)」に見合っているだろうか?

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