【週刊】企業理念

こちらへ。「企業理念と戦略の図解」 https://note.com/missionstatement

Vol.222 バグジー

2009-07-26 | Weblog

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【週刊】企業理念 Vol.222 バグジーさまから学ぶ
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 経営の先輩達が悩みぬいて確立した企業理念をいろいろな
 視点から読み解き、企業理念育成・経営のヒントを学びます。

          ★今週の質問★

 【  我が社のリーダーは、職場に光を照らしているだろうか? 】
 
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 先日、あるイベントで数年ぶりに

 株式会社 インフィニティ 代表取締役 田原 実氏にお会いした。


 いつも笑顔が素敵なお方。

 
 自宅に帰ってから
 久しぶりに、インフィニティさまのホームページをのぞいてみた。


  http://www.kokorozashi.co.jp/
  

 そこで、見つけた感動コミック。

 さっそく、オーダーしてしまいました。 
 
 
 
 コミック(漫画本)から何が学べるだろうか? 

 

 
 今回は、感動コミックで紹介されていた

 愛と感動の美容室 バグジーさま から学ばせていただきます。

 


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここから)━━━━━━━━━


 【経営理念】


  敬 愛

  (すべてに愛をもって取り組みます)

  
  ・技術、教育に愛をもって、妥協せず練磨し向上しつづけます。
  ・顧客の皆様に愛をもって、対応し感動していいただきます。
  ・社員全員に愛をもって、成長し物心共に豊かにしていきます。
  ・社会、業界に愛をもって、尽くし貢献します。


 (出所 「心を育てる」感動コミック
      ~ 愛と感謝の美容室 ~ バグジー P180 )

 

━━━━━━━━ Webからの引用 (ここまで)━━━━━━━━━

【学び】


 ○10年間働くと、
  そのまま残るか独立するか選択できる仕組みがある。

 ○事業計画書にスタッフの夢を入れている。

 ○営業中にローテションで研修が受講できるようにしている。

 ○「入社式」、「キャンプ」、「クリスマスイベント」、「忘年会」
  この四大行事に欠席すると「即退職!」というゴールデンルールがある。

 ○大家族主義から培う人間性の成長を大切にしている。

 ○美容業界全体の向上をめざし、同業他社のスタッフを
  集めて勉強会を開いている。


【コメント】

 感動コミック 

 ~ 愛と感謝の美容室 ~ バグジー 1,2

 で見つけたお言葉を紹介します。

 

 -投げたものは必ず返ってくるんだ。

 -合言葉は、「兄弟だったらどうする」。

 -感謝に眠って、希望に起きて、努力に生きる。

 -少しだけ損をして生きていこう。

 -リーダーの絶対条件は明るいこと。

 
 -----

  
 リーダーの第一歩は、

 
 人に喜びを与えて自分を輝かせること。
 (セルフモチベート)


 一人が輝けば、周囲が輝き始め、

 やがて、みんなが光り輝いていく・・・。

 そして、会社全体が輝いていく・・・。

 

 ということをコミック(漫画本)から学び、感動しました。


 (明日から、セルフモチベートを行動に移します!)


 -----

 そういえば、今週の皆既日食、奄美大島では
 この間の5分間で温度が約6度下がったそうです。


 太陽の光がさえぎられると、周囲温度が下がる。

 

 このことって、


 職場において、


 明るいリーダーの元で仕事をすると、
 元気がでる。

 

 明るいリーダーが抜けたときに
 何か職場の活気が下がる。

 

 という状態に似ている気がする。

 

【おまけ】

  
  「感動コミック ~ 愛と感謝の美容室 ~ バグジー」

  とは、別に
  
  「感動コミック 一人ひとりに未来を創る力がある テラ・ルネッサンス」  

  という本も購入して読んだ。


  最初の20ページで心を絞め付けられました。
  感動しました。
  こちらもお勧めです。  

  http://www.kokorozashi.co.jp/kancomi/vol3.html
 
  ------
  

  PRESIDENTでも紹介されている「感動コミック」の
  注文はコチラから↓↓↓↓↓
    
  http://www.kokorozashi.co.jp/kancomi/index.html#ti-kancomi


 
┏━━━━━━━━━━ <今週の質問> ━━━━━━━━━━━━

┃  我が社のリーダーは、職場に光を照らしているだろうか? 

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Vol.221 キリン&サントリー

2009-07-19 | Weblog

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【週刊】企業理念 Vol.221 キリン&サントリーさまから学ぶ
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 経営の先輩達が悩みぬいて確立した企業理念をいろいろな
 視点から読み解き、企業理念育成・経営のヒントを学びます。

          ★今週の質問★

【 我が社は、切磋琢磨できるライバル企業を意識しているだろうか? 】
 
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 先週の

 「 キリン、サントリー統合へ 」
  
 の記事には、何か寂しさを感じた。
  


 自分の生まれた実家は、酒屋を営んでいた。
 
 そんな環境で育ったせいか、キリン、サントリーは

 物心が付いたころから知っていたし、

 両者のビールラベルを目にしていた。


 そのせいかも知れない。

 
 
 でも、何か寂しさを感じた別な理由があるだろう?


  

 今回は、ニュースでご縁のあった

 キリンさま と サントリーさま から学ばせていただきます。

 


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここから)━━━━━━━━━


 <キリンホールディング>

 【経営理念】


   キリングループは、自然と人を見つめるものづくりで。

   「食と健康」の新たなよろこびを広げていきます。

 

(出所
   http://www.kirinholdings.co.jp/company/vision/no_flash/rinen_1.html
 2009/07/19)

 

 <サントリーホールディング>


 【グループ企業理念】
 

   
   人と自然と響きあう。

 

 (出所 http://www.suntory.co.jp/company/idea/compliance.html 2009/07/19)


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここまで)━━━━━━━━━

【学び】


 <キリン>

 ○「お客様本位」「品質本位」の姿勢を貫いている。

 ○「KIRIN WAY」を定めている。

  価値観 

  -お客様本位
  -品質本位
  -先駆
  -誠実

  行動の基本姿勢 3C

  -Challege:チャレンジ(挑む・行動する)
  -Commitment:コミットメント(考え抜く・やり切る)
  -Collboration:コラボレーション(協働・協力する)


 <サントリー>

 ○サントリー創業の志は、「やってみなはれ」。

 ○創業者・鳥井信治郎の口癖が、やってみよう。やってみなければわからない。

 ○日本初のウイスキー事業は、
  「飲む場」「飲み方」を提案することで市場そのものを創り出している。

 ○サントリーは「人間の生命の輝き」のためという存在価値をうたっている。

 ○地球上のあらゆる生命が輝いていなければ、
    人も輝き続けることはできないと考えている。

 

【コメント】

 

 「巨人」VS「阪神」

 「トヨタ」VS「ホンダ」
 
 「Google」VS「Yahoo」

 「読売新聞」 VS 「朝日新聞」

 「FIRE」VS「BOSS」

 「生茶」VS「伊右衛門」

 「キリン」VS「サントリー」


  
 企業にとっても、顧客にとっても、社員にとっても
 意識するライバルがいた方が良い気がする。


 企業にとっては、切磋琢磨するよき相手となる。

 顧客にとっては、比較選択を楽しめる。

 

 一番を競い合う企業同士が切磋琢磨して
 産み出すライバル商品の比較選択をする機会が
 失なわれることに寂しさを感じたのかも・・・。


 今日は、”ラガー”にしようか、”モルツ”にしようか、
 こんな感じの比較選択をする楽しみがなくなるのが寂しい。


 また、統合したらどちらかの社名になるのか、新たな社名に
 なるのか。 

 どちらにしても物心ついた時から知っている
 社名が消えるのもこれまた寂しい。 
 

 


 
 ところで、
 ボーダーレスに統合が繰り返されたら
 どんな社会になるのだろうか。

 

 
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┃  我が社は、切磋琢磨できるライバル企業を意識しているだろうか? 

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Vol.220 株式会社21(トゥーワン)

2009-07-12 | Weblog

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【週刊】企業理念 Vol.220 株式会社21(トゥーワン)さまから学ぶ
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 経営の先輩達が悩みぬいて確立した企業理念をいろいろな
 視点から読み解き、企業理念育成・経営のヒントを学びます。

          ★今週の質問★

【 我が社は、仕組みが信頼関係を育んでいるだろうか? 】
 
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 「ノルマなし」

 「内部留保なし」

 「社員ボーナス500万円」

 「銀行借り入れなし」

 「管理職なし」

 
 次々に“企業の常識”の逆を行き、快進撃を続ける、

 メガネの販売チェーン 株式会社21(トゥーワン)。


 という紹介に惹かれて


 テレビ東京の番組、カンブリア宮殿を観ました。

 

 

 なんで、こんな会社経営ができるのだろう? 

 

  

 今回は、TVでご縁のあった21(トゥーワン)さまから学ばせていただきます。

 


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここから)━━━━━━━━━


 【経営方針】

  「会社に利益を残さず、値下げで還元する。」


 【社是】

  「21は社員の幸福を大切にします。
    
   社員は皆様の信頼を大切にします。」 

 

 (出所 http://www.two-one.co.jp/a21/page1-5.html 2009/06/27)


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここまで)━━━━━━━━━

【学び】


 ○利益は社員とお客さまに還元している。

  社内に内部留保するのではなく、社員に内部留保している。

 ○銀行から借り入れせず、社員が出資している。

  197人の社員中150人が出資している。総額は約10億円。
  社員は銀行の預金金利よりも高いリターンを得ることができる。
  自らお金を出すことで社員1人1人が経営者のような感覚で働く
  環境をつくっている。

 ○中間管理職をおいていない。

  イントラネットを通じて社内のあらゆる情報を閲覧することが出来る。
  会議は一切なし、稟議書なし。
  社員の給与、査定は社内ネットで全社員に公開している。
  社内ネットワークで社員の疑問質問悩みを共有している。

 ○社内結婚を薦めている。
 
  社内夫婦での独立を推奨している。
  出店費用は仲間が出資している。

 

【コメント】

 番組の中で、
  
 創業者の平本清氏が述べていた次のことが印象的でした。

 
 論語にある「恕」(じょ):

 「己の欲せざる所は人に施すこと勿かれ」
 (自分がされたくないことは人にしてはならない)

 いわゆる「思いやり」が大切。
 

 だから、

 自分がされたくないことを人にしないこと(思いやり)

 をひとつづつ積み上げ行ったら、現在の経営システムになった。


 (参考 http://kendo.air-nifty.com/tokuiku/2007/07/post_7922.html
 

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(所感)


 常識破りの経営は、社内の仕組み(システム)により加速されている。


 ただ、この仕組みは、
 
 1)経営者と社員、社員同士、社内の人と人との強固な信頼関係
 2)イントラネットを利用した情報の蓄積
 
 がなければ構築できない、機能しない。


 この仕組みと信頼関係構築のプロセスは、 

 1)社内で問題が発生する。

 2)「恕」の理念に基づき社内の仕組みを作るまたは改善する。

 3)この仕組みが信頼関係を育む。

   
 この1)~3)の繰り返しがスパイラル状に発展して
 現在の強固な信頼関係と経営システムがある。


 創業者のひとりである平本清氏が問題があるごとに、
 「恕」の思想に基づき、悩みに悩み抜いて産まれた仕組み
 が信頼を生み、その繰り返しが大きく積みあがって
 あるのが現在の経営システム。


 と解釈しました。

 
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┃   我が社は、仕組みが信頼関係を育んでいるだろうか? 

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Vol.219 ボーダーレスフィールド

2009-07-05 | Weblog

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【週刊】企業理念 Vol.219 ボーダーレスフィールドさまから学ぶ
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 経営の先輩達が悩みぬいて確立した企業理念をいろいろな
 視点から読み解き、企業理念育成・経営のヒントを学びます。

          ★今週の質問★

 【 我が社は、社員の自己実現を応援できているだろうか? 】
 
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 先日、約2年ぶりに株式会社ボーダーレスフィールド
 代表取締役 李 忠烈さんと再会した。


 ボーダレスフィールドさまは、茨城県日立市で
 パチンコ・パチスロ店を運営している。
 


 李さんとはじめてお会いしたのは、韓国。


 ソウルで明け方まで、飲み食いにお付き合いして頂いた記憶がある。 

 

 李さんとお会いして感じることは、

 

 ”誰からも応援される魅力をもった人”。

 

 その魅力の源は何だろうか?

 

 今回は、ボーダレスフィールドさまから学ばせていただきます。

 


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここから)━━━━━━━━━


【社長メッセージ】

  
  人間らしさの追及---

  本当の意味で人を大切にする経営の実現

   ~意思あるところに道がある~


 (出所 http://www.borderless-f.co.jp/  2009/07/05)

 

━━━━━━━━ Webからの引用 (ここまで)━━━━━━━━━

【学び】


 ○イベント企画力と接客サービスで他店との差別化を図っている。

 ○パチンコ店のイメージを払拭し、
  ゲスト(お客様)へのホスピタリティに満ちた上質な
  大人のためのエンタテインメント空間を目指している。
 
 ○社員一人ひとりが仕事を通じて応援される人間になることを
  社長の夢としている。

 ○現場に全ての決定権を与えている。
  (社員がお客様と接する「真実の瞬間」を最も大切にしている)

 ○社長は、企業が向かうべき方向性を示すが、
  現場に対する指示や命令はしていない。

 

  ---- 李社長のお言葉(HPより) ----


 ○逆境こそ成長の糧であり、また人間的成長に業種は関係ない。

 ○逆境にいるからこそ、知恵が湧き、力が湧く。

 ○人間にとって、何の仕事をしているかが大事ではなく、
   何の仕事に就いても全力で取り組むことの方が大事。

 

【コメント】

  
  ボーダーレスフィールドという社名には

  「個人の意識ではなく、一人ひとりが主体的に働いてくれるように。

   社長も部長も社員も境界線(ボーダー)がなく皆が主役」

  という意味合いが込められているようです。

 


  以前、李さんから次の本をお勧めされたことがある。

 

   「完全なる経営」 アブラハム・マズロー著


  
  かなり難解な本であったが読破した記憶がある。


  この本を読みながら、

  マズローの5段階欲求説の最上位にある


      「自己実現」


  が李さんの経営原点であることを感じた。

       
  
  李さんは、

  関係者の「自己実現」のために

  多くの人を応援している。


  その行動が、顔にそして態度に表出している。


  だから多くの人に応援される。

  また多くの人が応援したくなる。

    

  社長が「社員の自己実現」を応援するから、

  社員が「社長の自己実現」を応援する。
  
  だから、社長は応援される人になる。
  

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┃  我が社は、社員の自己実現を応援できているだろうか? 

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