【週刊】企業理念

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Vol.269 焼津水産化学工業

2011-01-03 | Weblog

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【週刊】企業理念 Vol.269 焼津水産化学工業さまから学ぶ
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 経営の先輩達が悩みぬいて確立した企業理念をいろいろな
 視点から読み解き、企業理念育成・経営のヒントを学びます。

----------------------------【今号の所感】------------------------------

 高齢化率が高まる日本。

 高齢者市場は、成長市場である。

  
 ”血液をサラサラにする”、”脳の働きを活性化する”、

 そんな健康食品は、高齢者にはとても魅力ある商品。

 高齢者市場では、
 健康を訴求した商品に対するニーズは確実に拡大するだろう。

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 新年あけましておめでとうございます。
 
 本年もよろしくお願いいたします。

 
 年末・年始と実家のある静岡でのんびりと過ごしました。


 富士山を横目に見ながら、

 駿河湾から昇り耀き出す初日を拝むことができました。

 

 「初日観て、我が人生と、重ねる我」

 

 なんて・・・ 感じながら、

 これからはじまる一年、新たに昇りだす決意をしました。


 今週は、静岡県で3期連続して売上(↑)、利益(↑)ともに向上を続けている
 焼津水産化学工業さまの有価証券報告書から学ばせていただきます。


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 ◆焼津水産化学工業の企業理念
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 焼津水産化学工業グループは、天然素材の持つ無限の可能性を追求し、

 “おいしさと健康”を通して豊かな生活に貢献します。


(出所:http://www.yskf.jp/company/philosophy.html 2011/01/03)


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 ◆有価証券報告書からの学び
  
 参考:第51期有価証券報告書 平成21年4月1日~平成23年3月31日
 http://www.yskf.jp/pdf/51yuuhou.pdf
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【事業の内容】
 
 ●事業は、調味料、機能食品、水産物及びその他の食品の製造・販売業務を
  営んでいる。


【業績等の概要】

 ●「食」の安全・安心の問題、景気低迷により国内消費の伸び悩みや
  生活防衛意識からの低価格指向が続き、収益環境は厳しい状況が続いている。

 ●売上高は218億66百万円(前年同期比8.9%増)、
  営業利益は17億3百万円(同66.9%増)、
  経常利益は18億17百万円(同59.3%増)、
  当期純利益11億11百万円(同80.1%増)。 


【対処すべき課題】

 ●新たな中期経営計画『チャレンジ&グロース』を策定している。

 ●「新中期経営計画」では、
  (1)社会・顧客対応の充実、(2)優位性の創造と育成、(3)組織力の強化
   と連携、(4)人材育成の強化、(5)増益体質の強化 の5つの基本方針に沿っている。

 ●N-アセチルグルコサミンは、本格販売以来10年間、国内トップシェアを
  維持する主力製品である。

 ●東南アジア市場では、タイ、ベトナムへの販路拡大にも新たな道筋が見え
  てきており、市場を確保するべく、海外営業部を増員して積極的・行動的
  な推進を図る。


【事業等のリスク】

 ●食品の安全性については、取引先及び消費者からの要求が高まり、
  品質はもとより表示等の適正な情報開示に対しても適切な対応が求められている。

 ●事業の遂行にあたって「食品衛生法」「JAS法」「製造物責任法」等
  さまざまな法的規制の適用を受けている。

 ●静岡県の中部、西部地区に生産拠点としての工場、研究開発部門並びに
  本社等を有しており、東海地震の発生に備えて、当該生産拠点の安全管理体制
  の確立及び設備増強対策を講じるとともに、本社機能を耐震性の高い建物へ移転し、
  通信・情報システムのバックアップ管理とデータセンターを耐震施設へ移転していく。


【研究開発活動】

 ●特有の「だし」抽出技術、ろ過技術の開発、微粒子化技術の応用、
  低塩化技術の改良を行い、オリジナル商品の開発に邁進している。

 ●公的病院との共同研究により、「N-アセチルグルコサミン」の
  腎透析患者における皮膚の“かゆみ”軽減効果を臨床実験により確認し、
  医療機関向けサプリメントへの展開を進めている。

 ●カツオに血液をサラサラにする「エイコサペンタエン酸(EPA)」、
  脳の働きを活性化する「ドコサヘキサエキサン(DHA)」、
  コレステロールを減らし肝機能を高める「タウリン」等、
  健康を保つ上で必要な栄養分が多く含まれていることに着目し、
  カツオから抽出したエキスを加えた製品を開発している。


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 ◆今号の所感
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 高齢化率が高まる日本。

 高齢者市場は、成長市場である。

  
 ”血液をサラサラにする”、”脳の働きを活性化する”、

 そんな健康食品は、高齢者にはとても魅力ある商品。

 高齢者市場では、
 健康を訴求した商品に対するニーズは確実に拡大するだろう。


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 この正月に実家に帰省したとき、
 たしかに自分の両親(高齢者)も健康を意識した食品には惜しみなくお金を使っいた。


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 ◆参考資料・書籍
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 □高齢社会白書 平成22年度版
  http://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2010/gaiyou/22indexg.html
 
 □健康食品市場は1兆7700億円
  http://www.seikatsusyukanbyo.com/calendar/2010/000250.php

 □熟年(ゴールド)マーケット―“目利き”も唸るビジネスヒント
  http://www.amazon.co.jp/gp/product/4569610617?ie=UTF8&tag=marue-22

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 *株式会社等の敬称は省略させて頂いております。
 

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