【週刊】企業理念

こちらへ。「企業理念と戦略の図解」 https://note.com/missionstatement

Vol.81 徳州会グループ

2006-10-29 | Weblog
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  Vol.81 徳州会グループ さまから学ぶ
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 今日、親戚のおばが近くの病院に入院したとのことで

 そのお見舞いに行ってきました。

 久しぶりに病院に入院している人たちを見て
 自分の健康に感謝させられました。


 この病院の掲示板には、徳州会代表の徳田虎雄さんの
 ポスターと標語が掲示されてました。
 

 そんなご縁で、今回は、徳州会グループさん
 から学ばせていただきます。


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここから)━━━━━━━━━


          生命だけは平等だ!


  <徳州会グループの理念>


    生命を安心して預けられる病院
  
    健康と生活を守る病院


     徳集会グループ代表 徳田虎雄
 


 (出所http://www.tokushukai.jp/info/outline.html 2006/10/28)


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここまで)━━━━━━━━━


【企業理念育成のヒント】


 ■大義に生きる

  徳田虎雄氏は、徳洲新聞2006/9/4で次の様に述べている。 


  -------------------

   私は自分の判断が「弱きを助け悪しきをくじく」
  の基準に合致しているか、
  
   徳洲会の進んでいる道が“生命だけは平等だ”の
  理念に沿っているかを日々チェックし、
  
   日本の医療、世界の医療を見ながら、厳しい現状
  をどう乗り越えるかを寝ても覚めても考えています。
  (出所 http://www.tokushukai.jp/media/chokugen/shinbun534.html

  -------------------

  グループの理念に対する日々の自己チェックの影には
  個人の判断基準あり。また、その理念は、日本の医療、
  世界の医療のためという大義のためにあり。



 ★☆★☆★☆★☆★☆★ 今週のヒント ★☆★☆★☆★☆★☆★
 
【自分の判断が、理念にそっているか日々チェックしているだろうか?】

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Vol.80 シャープ

2006-10-22 | Weblog
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  Vol.80 シャープ さまから学ぶ
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 今週の土日は、仙台の東北大学で開催された
 研究・技術計画学会の年次学術学会に参加しておりました。

 
 ある講演で
 「組織の思い」と「共鳴」の効果 というサブタイトルで
 報告がありました。

 そこで取り上げられていたシャープの事例に感心しましたので
 ご紹介します。
 
 そんなわけで、今回はシャープさんから学ばせていただきます。


 P.S
 牛タンは食べる機会がありませんでした。残念! 
 ずんだ餅はいただきました。
 お土産には、”萩の月”を買ってしまいました。
 

━━━━━━━━ Webからの引用 (ここから)━━━━━━━━━


 ■経営理念

  
  いたずらに規模のみを追わず、
  誠意と独自の技術をもって、
  広く世界の文化と福祉の向上に貢献する。

  会社に働く人々の能力開発と
  生活福祉の向上に努め、
  会社の発展と一人一人の
  幸せとの一致をはかる。

  株主、取引先をはじめ、
  全ての協力者との相互繁栄を期す。


 ■経営信条

  二意専心


        誠意と創意


  この二意に溢れる仕事こそ、人々に心から満足と
  喜びをもたらし真に社会への貢献となる。

  誠意は人の道なり、全ての仕事にまごころを
  和は力なり、共に信じて結束を
  礼儀は美なり、互いに感謝と尊敬を
  創意は進歩なり、常に工夫と改善を
  勇気は生き甲斐の源なり、進んで取り組め困難に
  

 

 (出所 http://www.sharp.co.jp/corporate/info/philosophy/index.html
   2006/10/22)


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここまで)━━━━━━━━━


【企業理念育成のヒント】


 ■「組織の思い」と「共鳴」の効果


  次の事例が紹介されていました。


  ●事例
 
   液晶テレビ・アクオス開発事例

  ●組織の思い

   全てのデバイスを自分たちの手で造り
   No.1になりたい。
   (当時、ブラウン管を製造していなかった)

  ●「共鳴」を誘発したトップの言葉
  
   2005年に国内テレビすべてを
   液晶にする。

   (1998年,町田社長の言葉)
   http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20051208/sharp.htm


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  トップには、「組織の思い」(暗黙知)を汲み取り

  それを一層高い目標として表出化する能力が求められる。




 ★☆★☆★☆★☆★☆★ 今週のヒント ★☆★☆★☆★☆★☆★
 
 【わが社では、共鳴を誘発する言葉が表出化されているだろうか?】

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Vol.79 ミツトヨ

2006-10-15 | Weblog
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  Vol.79 ミツトヨ さまから学ぶ
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 ” 不正輸出の「ミツトヨ」に右翼街宣車突入 ”
 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20061012i304.htm

 という記事をネットで見かけました。


 核開発に転用可能な「三次元測定機」の不正輸出事件ですが、
 なぜ、こんなことが起きてしまったのでしょうか?


 そこで、今回はミツトヨさんから学ばせていただきます。


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここから)━━━━━━━━━


 ■経営理念

  
  1.活動する領域において世界のトップレベルを目指す
  2.仏教伝道活動の支援を通して人々の幸福に寄与する

 ■社是

  「良い環境、良い人間、良い技術」

 (出所http://www.mitutoyo.co.jp/corporate/idea/index.html 2006/10/15)


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここまで)━━━━━━━━━


【企業理念育成のヒント】


 ■創業者の心意気

 
  創業間もない頃にマイクロメータの国産化にあたって、
  自ら陣頭に立って物作りを体験した創業者沼田惠範氏は、
  それに係わる人の心構えが如何に大切かを痛感したそうです。


  社是 「良い環境、良い人間、良い技術」
 
  には、  
  
  信頼される製品を作り出す為には、それに係わる人の教育
  に意を尽くさねばならぬ。又良い人材は、良い自然環境、
  良い職場環境のもとに育つという意味が込められているそうです。



  社是にこめた創業者の心意気、想いはすばらしい。



  が、創業者の想いに反する事件が起きた。



  社是を、お飾りにしないためにはどうすべきだろうか。

  -創業者の理念を継承できる後継者の育成。
  -理念を継承する社風作り。
  -??(みなさんも考えて見ましょう)




 ★☆★☆★☆★☆★☆★ 今週のヒント ★☆★☆★☆★☆★☆★
 
  【わが社では、理念を継承する社風が根づいているだろうか?】

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Vol.78 ミズノ

2006-10-10 | Weblog
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  Vol.78 ミズノ さまから学ぶ
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 今日は、体育の日ですね。


 運動会の季節ということでスポーツ用品メーカを
 取り上げてみることにしました。

 先日、鮫肌水着をミズノで開発した森健次郎さんの
 お話をお聞きしました。


 そんな、ご縁で今回はミズノさまから学ばせていただきます。


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここから)━━━━━━━━━


 ■経営理念

  
  より良いスポーツ品とスポーツの振興を通じて社会に貢献する。


 (出所 http://www.mizuno.co.jp/about/index.html 2006/10/10)


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここまで)━━━━━━━━━


【企業理念育成のヒント】


 ■創業者の姿勢


  ミズノの創業者 水野利八氏の生涯をえがいた物語、
  「野球ボールに夢をのせて」の書籍紹介に次の一文がある。

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  また水野利八は、経営者としても、スポーツ産業を「聖業」と名づけ、
  品質勝負のフェアプレーを信条とした。戦後の物資不足時代にもヤミ
  の原材料には手を出さず、裏取引をきらった。社員にも酒席接待、
  贈り物はしない、供応をうけないなど徹底し、ケチケチ商法ともいわ
  れたが、その評価は死後に一変する。持ち株すべて
  (昭和46年、当時のお金で26億円)を、スポーツ振興にあてるよう
  遺言していたのである。
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  森健次郎氏が、

  「ミズノの品質に対する姿勢は、どこに行っても誇れるものがある」

  とおっしゃていたのが印象的でした。

  
  きっと、「品質勝負のフェアプレーを信条」とした創業者の想いが
  引き継がれたいるのでしょう。

 ★☆★☆★☆★☆★☆★ 今週のヒント ★☆★☆★☆★☆★☆★
 
  【わが社では、創業者の姿勢が引き継がれているだろうか?】

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Vol.77 日本IBM

2006-10-01 | Weblog
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  Vol.77 日本IBM さまから学ぶ
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 先週、IT化を推し進める韓国に行って感じたことのひとつに、


 デジタル化により、効率、利便性は向上するだろうが、


 「 なんか、生活が人間らしくなくならないか。 」

 
 ということです。


 そこで、情報技術先端企業の日本IBMさんを
 のぞいてみることにしました。


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここから)━━━━━━━━━


 ■VISONe 日本IBM新世紀ビジョン社是


  
  「ネットワーク社会をリードし、
   
   新しい価値の創造を通じて、

   人と地球に豊かさと潤いをもたらす、

   熱意あふれるプロフェッショナル集団」



 (出所 http://www-06.ibm.com/jp/ibm/vision/index_vision.html 2006/10/01)


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここまで)━━━━━━━━━


【企業理念育成のヒント】


  ■社長の想い =特に私の希望で入れた言葉=


  
  社長の大歳 卓麻氏は、次のように述べている。

  ---------------------------------------------------------------

 「人と地球に豊かさと潤いをもたらす」は、特に私の希望で入れた言葉です。
  たしかに情報技術と通信の発達によって、24時間365日、地球上の
  どこにいても、ネットワークとパソコンがあれば、仕事ができる
  便利な環境になりました。
  しかし、その一方で、人々がますます忙しく、仕事に追いかけられる
  ようになり、人間らしいゆとりや、潤いを失いつつあるのではないか
  という懸念もあります。
  本来、テクノロジーは、人間が人間らしいことをするために
  進歩していくべきです。

  ----------------------------------------------------------------- 
 


  人と地球に豊かさと潤いをもたらすことが目的であり、
  ネットワーク社会のリードは、手段であればよいが

  ネットワーク社会のリードが目的となると
  人と地球の豊かさと潤いは失うことになりかねない。



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 【わが社の理念は、人間らしいゆとりや潤いを求めているだろうか?】

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