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【週刊】企業理念 Vol.213 物語コーポレーションさまから学ぶ
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経営の先輩達が悩みぬいて確立した企業理念をいろいろな
視点から読み解き、企業理念育成・経営のヒントを学びます。
★今週の質問★
【 我が社は、自立性を求める職場になっているだろうか? 】
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先日、
フードサービス業態開発企業
「物語コーポレーション」さまの本社に訪問した。
そこで、小林佳雄社長の講話、
「小林流:上場のススメ」を拝聴した。
その後、本社を見学させていただきました。
夜は、物語コーポレーションさまの
店舗「魚貝三昧げん屋」で小林社長を囲んでお食事でした。
http://www.genya.jp/
小林社長が上場を目指した理由とは?
今回は、ご縁のあった物語コーポレーションさま
から学ばせていただきます。
━━━━━━━━ Webからの引用 (ここから)━━━━━━━━━
■経営理念
「Smile & Sexy」
及び
「お客様の心のリラックス・物語人の心の自立」の実践
■行動規範
「物語人はかくありき」
1.明るく元気にあいさつ
2.やる気をムンムン表出する
3.プラス発想、勉強好き
4.スピーディーな判断と意思決定
5.スピーディーな有言
6.スピーディーな実行
7.率先垂範
8.OJTなくして部下の成長なし
9.たくさんの問題発見
10.たくさんの提案
11.優先順位を考える
12.労働生産性を考える
13.知的労働生産性を考える
14.悪い報告こそ包み隠さず
15.自らの失敗報告こそ包み隠さず
16.予算達成の価値と喜びを知っている
17.結果をだす
(出所 http://www.monogatari.co.jp/company/rinen.html 2009/05/24)
━━━━━━━━ Webからの引用 (ここまで)━━━━━━━━━
【学び】
○「繁盛開発四原則」をベースに業態開発を進めている。
http://www.monogatari.co.jp/ir/message01.html
○教育専門機関「物語アカデミー」を企業内に設置して
人財開発をしている。
○元フランス料理店を本社オフィスに改装している。
(とにかく、おしゃれなオフィス)
○本社玄関には、全店舗店長の顔写真が
「私は決断できる」というメッセージと共に掲示されている。
○物語社員感動の名言集がある。
○「カタカナ店」と「ひらがな店」にわけることで
店舗イメージを変えている。
例:
「焼肉一番かるび」→ http://www.ichiban-kalbi.jp/h/
「焼肉一番カルビ」→ http://www.ichiban-kalbi.jp/k/
「焼肉きんぐ」 → http://www.yakiniku-king.jp/h/
「焼肉キング」 → http://www.yakiniku-king.jp/
○DM(ダイレクトメール)を子供宛てに送付することで
反応率を高めている。
【コメント】
小林佳雄社長の第一印象は、
「笑顔がすてき」
ファッションセンスがよい。60歳には見えない若々しい。、
「カッコいい」。
経営理念にある「Smail & Sexy」の投影像のようなお方。
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「小林社長が上場を目指した理由」
15年前の売上7億のころに書いた経営計画で
100億の達成をイメージし上場のための戦略を描いていたそうです。
8年前から上場作業を継続して昨年2008年の3月に上場。
小林社長は、なぜ上場にこだわったのか?
その理由は、
経営理念の「物語人の心の自立の実践」にある、
と解釈しました。
小林社長は、ある時期食えなくなるまで
追い詰められたときがあったそうだ。
その時期に、精神的な「自立」を果たした。
そして、
「自立」こそ幸せの根源であることを確信した。
高いハードル、プレッシャーは「自立」を促進する。
また、
高いハードル、プレッシャーは、能力を開発する。
上場を目指すことは、高きハードルであり、
上場後の継続的成長要求は、プレッシャーである。
経営理念にある
「物語人の心の自立」のために上場にこだわった、と
解釈しました。
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┃ 我が社は、自立性を求める職場になっているだろうか?
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