【週刊】企業理念

こちらへ。「企業理念と戦略の図解」 https://note.com/missionstatement

Vol.153 矢作建設工業株式会社

2008-03-30 | Weblog
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【週刊】企業理念 Vol.153 矢作建設工業株式会社 さまから学ぶ
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 経営の先輩達が悩みぬいて確立した企業理念をいろいろな
 視点から読み解き学び、企業理念育成・経営のヒントを提供します。

           ★今週の学び★

  【 顧客の存在を抜きにして優れた技術は生まれない 】 

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 今週末は、入社式でのスピーチ原稿を作られた方が
 多かったのではないでしょうか。 


 今回は、「入社式」、「理念」のキーワードから
 出会った矢作建設工業株式会社さまから学ばせて
 いただきます。


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここから)━━━━━━━━━


 【我が社の理念】  

 
  今後益々グローバル化の進む日本の市場経済の中にあって、
  顧客が建設業に真に求めるものは建設における優れた技術以外にはない。

  従って我社はいついかなる場合も建設における優れた技術を追求する事を
  経営の最大の課題とし、その実現に全身全霊を傾ける。

  では建設における優れた技術とは何か。
  それはたとえ我々が最も強力な建設の専門家であるとしても、
  単独では達成が不可能なものである。
  
  我々とは全く異なる強力な最終目標(アイデンティティー)を持った
  他者としての顧客の存在を抜きにして優れた技術は生まれない。

  しかし又そのような顧客は自らの最終目標を実現する為に建設の
  専門家である我々の力を必ず必要とする。

  我々はその必要に応える為に顧客の最終目標とは何であるかを
  いつも彼らに問いかけ学ばねばならない。

  そうする事によって初めて顧客の最終目標を実現するのに
  最もふさわしい建設の技術が何であるかを我々は建設の
  専門家として発見することができる。

  これが建設における優れた技術の定義である。
  従って優れた技術とはいつも強力なアイデンティティーを
  持った他者である顧客との合作なのである。

  我々はこのようにしてのみ真に我々自身である事ができると信じる。
  この建設における優れた技術を我々はデザインCと呼ぶ。



 (出所http://www.yahagi.co.jp/philosophy/vision/index.html 2008/03/30)


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここまで)━━━━━━━━━

【学び】

 ●顧客の存在を抜きにして優れた技術は生まれない。

 ●優れた技術とは、強力なアイデンティティーを持った
  顧客との合作。
 
 ●「脱請負」を宣言している。
 
 ●社長発言集をHPに掲載している。
  

 
 ★☆★☆★☆★☆★☆★ 今週の学び ★☆★☆★☆★☆★☆★

  【 顧客の存在を抜きにして優れた技術は生まれない 】 

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Vol.153 上海京海展示サービス有限公司

2008-03-24 | Weblog
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【週刊】企業理念 Vol.153 上海京海展示サービス有限公司 さまから学ぶ
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 経営の先輩達が悩みぬいて確立した企業理念をいろいろな
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           ★今週の学び★

   【 安心できる”空気”と”水”を残す必要がある 】 

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 昨日まで、上海におりました。


 正直、”水”と”空気”に苦労しました。 



 今回は、「中国」、「環境」、「理念」のキーワードから
 出会った上海京海展示サービス有限公司さまから学ばせて
 いただきます。


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここから)━━━━━━━━━


 【コーポレート・メッセージ】  

 
  上海展示会サービス有限公司では環境分野の展示会を通じ、

  エコ技術を持つ日本企業の中国進出をサポートし、

  中国の環境問題を解決することを使命としています。

  自分達の世代だけではなく未来の子ども達に外や室内でも安心して

  深呼吸でき、水を飲めるような環境を残すため、

  今回の環境技術展において日本の中小企業が中国進出することで

  中国の環境を改善する 1 歩となります。 

  私たちはその大切な1歩のお手伝いをさせていただきます。


 (出所 http://www.j-china-eco.com/press/index.htm 2008/03/24)


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここまで)━━━━━━━━━


【コメント】
 
 上海で、多くの人と対話しました。
 そこで、感じたことをコメントいたします。


 私が感じた中国の課題は2点でした。


 1.環境問題

 まずは、環境問題ですが、森林伐採等の人為的な理由により
 砂漠化が進んでいる。すでに北京郊外から70キロあたりまで
 進んでいるという話もある。その進展速度は、年間数キロ。
 その砂漠から黄砂が舞う。また、急速な工業の発展は、河川の
 水質を汚染している。その水は、東シナ海に流れ込む。
 目に見える形で環境問題が進展している。
 参考:http://kei-liberty.mo-blog.jp/taihikinsi/2006/05/post_3ede.html

 上記の理念にある

  ●安心して深呼吸できる環境

  ●水を飲めるような環境

 人間の生活に必要な”空気”と、”水”の確保が
 課題であることを肌で感じました。

 温暖化問題による人間への痛みは
 ”水”と”空気”の問題から生じるのかもしれない。 

 
 2.二極化問題

 
  上海は、現代の日本と、戦後の日本が同居しているかの様。
  メインストリートは、現代の日本、一本外れた裏通りにはいると
  そこには、写真で見た戦後の日本の風景がある。

  道路には、車が溢れていた。渋滞に巻き込まれることが多かった。
  走行している車は数年前に比べると高級車が多い。
  でも、車の所有率は市民の数パーセントしかいないと聞いた。
  参考:http://japanese.pudong.gov.cn/0204c.htm

  二極化した社会における政治の難しさを感じました。  
  


 
 ★☆★☆★☆★☆★☆★ 今週の学び ★☆★☆★☆★☆★☆★

   【 安心できる”空気”と”水”を残す必要がある 】 

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Vol.151 東京エレクトロン

2008-03-15 | Weblog
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【週刊】企業理念 Vol.151 東京エレクトロン さまから学ぶ
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 経営の先輩達が悩みぬいて確立した企業理念をいろいろな
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           ★今週の学び★

        【 企業とは、変化への対応 】 

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「PRISM」ってご存知ですか?



「PRISM]とは、
 日本経済新聞社と日経リサーチが共同開発した多角的企業評価システム
 のこと。
 http://www.nikkei.co.jp/report/prism/20080313a1b3d005_13.html


 今回は、PRISM2007年度 第2位の
 東京エレクトロンさまから学ばせて
 いただきます。


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここから)━━━━━━━━━


 【コーポレート・メッセージ】  

 
  東京エレクトロンは、
 
  「People.Technology.Commitment.」

  をモットーに、IT時代を根底から支え、
 
  皆様の豊かな未来の実現に向けて取り組んでまいります。


  People- 私たちは、「ひと」を大切にし、「ひと」に喜ばれる価値を提供します。


  Technology- 私たちは、常に世界最高水準の技術を目指します。


  Commitment- 私たちは、成功に向けて責任ある対応をお約束します。



(出所 http://www.tel.com/jpn/about/ptc.htm 2008/03/15)


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここまで)━━━━━━━━━


【学び】
 
 東京エレクトロンさまのヒストリーから学びました。
 http://www.tel.com/flash/campaign/index.html
  

 ●1960s 創業の時代 ~商社から技術商社へ~

     米国中心に存在した半導体産業黎明期において、
     ICテスタ等、輸入エレクトロニクス製品に
     技術的サービスを付加して国内のお客様に提供する
     というビジネスモデルでスタートしている。

 ●1960s 製造技術投資の時代 ~事業分野の選択と集中~

     顧客ニーズに基づく顧客仕様の多様化に対し、
     次々と製造技術投資を行い、
     メーカー機能を持つ技術商社へと変化している。


 ●1980s 合弁ビジネスの時代 ~マーケット志向をより鮮明に~

     日本での半導体製造装置市場の拡大に対応すべく、
     海外の半導体製造装置メーカと合弁会社を設立し、
     装置の国産化を推し進め、
     半導体製造装置メーカとして確立している
 

 ●1990s グローバリゼーションの時代 ~世界拠点展開を強化~

     台湾ファウンドリ、韓国、米国における半導体生産の
     急成長に対応すべく、海外のお客様への直接販売とサポート
     を強化している。

 ●2000s グローバルマネージメントの時代
    
     新たなイノベーションへの挑戦へ

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【コメント】

 ・常に、時代の変化を捉え、その変化に対応している。

 ・時代の変化に対応して、企業が柔軟に変化している。

 ・ところで、この変化を捉える能力の源は何だろうか? 

 
 ★☆★☆★☆★☆★☆★ 今週の学び ★☆★☆★☆★☆★☆★

        【 企業とは、変化への対応 】 

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Vol.150 マーガレット・ジョセフィン・ジャパン

2008-03-09 | Weblog
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【週刊】企業理念 Vol.150 マーガレット・ジョセフィン・ジャパン さまから学ぶ
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  【 社員の心を奮い立たせるエネルギーを定義する 】 

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「花粉川柳」というページを見つけました。   
 
 http://www2.health.ne.jp/senryu4/
 
 皆さんも投句してみてはいかがでしょうか。
 

 今回は、「花粉症」と「理念」をキーワードに出会った
 マーガレット・ジョセフィン・ジャパンさまから学ばせて
 いただきます。


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここから)━━━━━━━━━


  
【企業理念】  



   偉大なる平凡の営み




(出所 http://www.margaret-jj.co.jp/company/index.html 2008/03/09)


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここまで)━━━━━━━━━


【学び】


 ●ごく平凡なシーンづくりをお手伝いしている。 

 ●「当たり前」という平凡の「豊かさ」について考え、
  悩んでいること、困っていること、諦めていることを見直している。

 ●「一人でも多くの人に同じような喜びを感じてもらいたい」
   という、その想いを心を奮い立たせるエネルギーにしている。

 ●人々に、平凡に暮らせること、当たり前の状態と思っている中に
  本当の幸せがあることに気づいて欲しいと思っている。

 ●もっと良くというプラスを求めるのではなく、
  まずマイナスをゼロに戻すことが必要だと考えている。

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【コメント】

 ・「洗う」というひとつの行為、シーンを
     とことん追及している姿勢に感心しました。

 
 ★☆★☆★☆★☆★☆★ 今週の学び ★☆★☆★☆★☆★☆★

   【 社員の心を奮い立たせるエネルギーを定義する 】 

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Vol.149 アスカネット

2008-03-02 | Weblog
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【週刊】企業理念 Vol.149 アスカネット さまから学ぶ
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 経営の先輩達が悩みぬいて確立した企業理念をいろいろな
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           ★今週の学び★

     【  新たな価値の創出にこだわる 】 

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 「ハイ・サービス日本300選」

 ~20世紀はハイテクを追求、21世紀はハイサービスの追及~

 という記事を新聞で見かけました。

 
 サービス産業生産性協議会というところが選定しているようです。
 http://www.service-js.jp/service/
 


 今回は、受賞企業のひとつであるアスカネットさまから学ばせて
 いただきます。


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここから)━━━━━━━━━


  
【アスカネットの事業が目指すところ】  


 当社のビジネスは必ず幾つかのキーワードで成り立っています 

 1.デジタル画像又は動画の最新技術であること 

 2.ブロードバンドインフラを使用して受発注可能なこと

 3.全て、受注生産で在庫を保有しないこと

 4.他社に無いビジネスモデルを開発から行いグローバルであること

 5.社員全員がチャレンジに参加でき、なおかつ楽しいこと

 6.お客様に価格の数倍の感動を与えること

 7.データで終了しない、物づくりであること 
 

(出所 http://www.asukanet.co.jp/main/company/top_message.html 2008/03/01)


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここまで)━━━━━━━━━


【学び】

 ●新しい時代の写真保存方法、出力方法を提案している。

 ●ITとアナログを融合して顧客満足度100%を目指している。

 ●業界の新ジャンルを創造しNo.1を獲得している。

 ●「思いでづくり」で貢献。(思い出製造業、思い出加工業)

  ●グローバルにかつ双方向型のネットビジネスを実現している。 

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【コメント】

 ・イノベーション(新たな価値の創出)へのこだわりを感じました。
 ・思い出がビジネスになる。


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      【  新たな価値の創出にこだわる 】 

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