【週刊】企業理念

こちらへ。「企業理念と戦略の図解」 https://note.com/missionstatement

Vol.63 にんべん

2006-06-24 | Weblog
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 Vol.63 株式会社にんべん さまから学ぶ
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 本日24日は「削り節の日」だそうです。

 (「ふ(2)し(4)」の語呂合せから)


 日本人にとっては、削り節、鰹節は
 欠かせない食材ですね。


 そんなわけで、日頃お世話になっている
 「鰹節」と「企業理念」のキーワードから出合った
 株式会社にんべん様から学ばせていただきます。


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここから)━━━━━━━━━


 わが社は、
 輝く伝統と信用を基礎として
  常に変化に挑み、無限の可能性を信じ、

 顧客に満足願える仕事を通じて
 社員の幸福を増進し、
 会社の発展と繁栄を念願とする。 


(出所 http://www.ninben.co.jp/101info/index03.html 2006/06/24)


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここまで)━━━━━━━━━


【企業理念育成のヒント】


 ■3つの利益が常に一致する経営

 
   経営理念に次の説明が付与されている。

   ---------------------------------

      1.顧客の立場になって仕事をする (顧客の利益)
      2.社員の生活向上に努力する   (社員の利益)
      3.わが社の成長と安定に全力をつくす (わが社の利益) 

   この3つの利益が常に一致する経営を行うことで、
   より広く社会に奉仕することをわが社の経営の基本理念とする。

   ---------------------------------

   これを数式で表してみると

   CP:顧客利益 ( Cusutomer Profit )
      EP:社員利益 ( Emploeyee Profit )
      HP:会社利益 ( House Profit     )

   とするならば、
   
   CP=EP=HP
  
   となるようにバランスをとる経営を行うと
   ことを基本理念としているということ。

   この数式が、全社員で共有されるならば、
   この数式で表される基本理念が判断・決定の 
   拠り所となる。

   337年の歴史ある会社で証明された
   バランスすべき3つの利益である。


 ★☆★☆★☆★☆★☆★ 今週のヒント ★☆★☆★☆★☆★☆★
 
  【わが社の企業理念はバランスがとれているだろうか?】

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Vol.62 オムロン

2006-06-17 | Weblog
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 Vol.62 オムロン株式会社 さまから学ぶ
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 「オムロンは、新たな企業理念を制定した」
 (2006年6月14日、日経産業新聞)

 との記事を拝見しました。


 以前、一度オムロン様の企業理念を取り上げましたが
 再度、オムロン様の企業理念から学ばせていただきます。


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここから)━━━━━━━━━


 ---- 企業理念---- 
  
   
【基本理念】  
  
   企業は社会の公器である  
  
   
【経営理念】  
  
   ■ チャレンジ精神の発揮  
   ■ ソーシャルニーズの創造 
   ■ 人間性の尊重 
   
 【経営指針】  
  
   ■ 個人の尊重  
   ■ 顧客満足の最大化 
   ■ 株主との信頼関係の構築 
   ■ 企業市民の自覚と実践 
 
(出所http://www.omron.co.jp/corporate/about_omron/philosophy.html#rinen
     2006/06/17)


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここまで)━━━━━━━━━


【企業理念育成のヒント】


 ■理念にふさわしい経営 


 新しい理念では、「企業は社会の公器である」と明示し
 CSR(企業の社会的責任)を「理念」に
 ふさわしい経営をすすめるための方針と位置づけている。


 世界的にも共有できるCSRの視点から
 理念を見直す必要に迫られ、その改定に踏み切っっている。

 

 「理念にふさわしい経営」とは、文字化された理念に
 恥じない経営ということだろうか。



 ★☆★☆★☆★☆★☆★ 今週のヒント ★☆★☆★☆★☆★☆★
 
  【わが社は、理念にふさわしい経営をしているだろうか?】

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Vol.61 ダイキン工業

2006-06-11 | Weblog
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 Vol.61 ダイキン工業株式会社 さまから学ぶ
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 先週、ダイキン工業さんの専任役員の方から
 お話を聞く機会がありました。

 この方、エアコンのコンプレッサに使われる
 モータの開発で省エネ化に大きく貢献した人。

 開発に成功した背景には、ダイキンの社風があるとのこと。

 若手でもアイデアをもっている”コアマン”と
 それをささえる”サポータ”とでプロジェクトを
 すすめる社風。またチャレンジによる失敗を許す社風だそうだ。

 そんなご縁で今回は、ダイキン工業株式会社様の 
 企業理念をのぞかせて頂きました。


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここから)━━━━━━━━━

 グループ経営理念  

 目次

 1.「次の欲しい」を先取りし、新たな価値を創造する 

 2.世界をリードする技術で、社会に貢献する 

 3.企業価値を高め、新たな夢を実現する 

 4.地球規模で考え、行動する 

 5.柔らかで活力に満ちたグループ 

 6.環境社会をリードする 

 7.社会との関係を見つめ、行動し、信頼される 
 
 8.働く一人ひとりの誇りと喜びがグループを動かす力 
 
 9.世界に誇る「フラット&スピード」の人と組織の運営 

10.自由な雰囲気、野性味、ベストプラクティス・マイウェイ 

 
(出所 http://www.daikin.co.jp/company/rinen.html#10 2006/06/11)


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここまで)━━━━━━━━━


【企業理念育成のヒント】


 ■経営理念の役割 


   取締役会長 兼 CEOの井上礼之氏は、

  「ダイキン工業をはじめグループ各社の経営方針や経営計画は、
   この経営理念に沿って策定されます。同時にグループの皆
   さんが仕事を進める上で、判断や決断に迷ったときに、
   その拠り所として経営理念を読み返していただきたいと思います」

  と述べている。


   ここで、2つの経営理念の役割を具体的に述べている。


   役割1: 経営理念に沿って、経営方針や経営計画は策定される。

   役割2: 経営理念が判断や決断に迷ったときの拠り所である。



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 【わが社の企業理念は、
    判断や決断に迷ったときの拠り所となっているだろうか?】

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 ★☆★☆★☆★☆★☆★ 今週のヒント2★☆★☆★☆★☆★☆★
         
  【わが社の経営方針・経営計画は、
             企業理念に沿っているだろうか?】

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Vol.60 マイスターエンジニアリング

2006-06-04 | Weblog
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 Vol.60 株式会社 マイスターエンジニアリング さまから学ぶ
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 先週、ドイツ・フランクフルト ~ ニュルンベルグ ~
 パリへと行ってきました。


  本場のビールとソーセージを堪能してきました。

 
 ビールもソーセージも訓練されたマイスターに
 よる手作り感が滲み出ていました。

 そこで、「マイスター」と「企業理念」をキーワードに
 検索したところマイスターエンジニアリング様に出会いました。 

 そんなご縁で今回は、マイスターエンジニアリング様の 
 企業理念をのぞかせて頂きました。


 
━━━━━━━━ Webからの引用 (ここから)━━━━━━━━━



 至る処に主体となり、企業が担う使命に応え、
 善き家庭をつくり、善き会社をつくり、善き社会をつくる。

 
 (出所 http://www.mystar.co.jp/me/me_04.html 2006/06/04)


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここまで)━━━━━━━━━


【企業理念育成のヒント】


 ■自らの主体性の確立こそがすべての原点 


 マイスターエンジニアリング 取締役会長の平野茂太氏は、

  「明徳を天下に明らかにせんと欲する者は、先ずその国を治む。
   その国を治めんと欲する者は、先ずその家を斉(ととの)う。
   その家を斉えんと欲する者は、先ずその身を修む」。

   これは、当社において経営の哲学としている『大学』冒頭の一節です。
   ものごとの根源を修身に置き、家庭の幸福も会社や国家の繁栄も、
   まずは我が身を修めることから出発する、言い代えれば、
   自らの主体性(パーソナルアイデンティティー)の確立こそが、
   すべての原点であることを示唆しています。

  と述べている。


  この理念は、
  
  「修身斉家治国平天下」(しゅうしんせいかちこくへいてんか) 
  
  が源だろう。



 ■マイスターとは

  
  マイスターとは辞書で調べると、


  マイスター 1 [(ドイツ) Meister] 


  (1)巨匠。大家。
  (2)(徒弟制度上の)親方。師匠。


  と書かれている。


  マイスターエンジニアリング様のマイスターは
  よく見ると、スペルが


    「M y s t a r 」


  これは、各自がスター(Mystar)、各々が主役であれとの
  社員への強い期待がこめられているそうです。

 
  ドイツのマイスターと勘違いでした。

 
  しかし、この「マイスター」(Mystar) と 「修身斉家治国平天下」

  という経営者の理念がリンクした瞬間でした。


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   【わが社の社名は、企業理念とリンクしているだろうか?】

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