【週刊】企業理念

こちらへ。「企業理念と戦略の図解」 https://note.com/missionstatement

Vol.129 アシックス

2007-09-30 | Weblog
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【週刊】企業理念 Vol.129 アシックス さまから学ぶ
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 経営の先輩達が悩みぬいて確立した企業理念をいろいろな
 視点から読み解き学び、企業理念育成・経営のヒントを提供します。

            ★今週のヒント★

      【 日々、理念と対峙しているだろうか?】


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「アシックス創業者の鬼塚喜八郎氏が死去」
 http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20070930NTE2INK0329092007.html

 
 子供のころサッカー少年団に入団してました。

 小学校3年のときから、「オニヅカタイガー」の
 シューズにお世話になってます。

 
 今回は、アシックスさまから学ばせていただきます。


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここから)━━━━━━━━━

 【アシックスの理念】

  1.すべてのお客様に価値ある製品・サービスを提供する
 
  2.私たちを取り巻く環境をまもり、世界の人々とその社会に貢献する

  3.健全なサービスによる利益を、アシックスを支えてくださる株主、
    地域社会、従業員に還元する

  4.個人の尊厳を尊重した自由で公正な規律あるアシックスを実現する

 
  (出所:http://www.asics.co.jp/corp/index_B1.html 2007/09/30)


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここまで)━━━━━━━━━


【コメント】
 

 ■理念を貫き通す


  「なぜ町工場の靴屋が世界ブランドになったのか?

   ―それには起業した動機が大変重要である。

   私利私欲ではなく、使命感を持ってやり抜くことが大切で、

   強い意志と社会貢献の精神がないと事業は成功しない」と鬼塚氏。



   鬼塚氏は、終戦後の神戸の廃墟で、非行化していく青少年達の姿を
 
   目の当たりにして、「スポーツにより青少年を立派な国民に育てよう」

   と決意し、スポーツシューズメーカーを設立。

 
   創業時の「スポーツを通して青少年の育成に貢献したい」という理念

   を貫き通して、アシックスを今日の世界的スポーツメーカーに築き上げた。


  (http://www.kuins.ac.jp/kuinsHP/extension/xtjugyo/2006/topseminar061129.htm)l


   「日々、理念と対峙していくなかで理念が太くなる」


   「日々、理念を唱和している企業を見かけるが、

      その行動の本質を社員は理解しているだろうか」


 ★☆★☆★☆★☆★☆★ 今週のヒント ★☆★☆★☆★☆★☆★

      【 日々、理念と対峙しているだろうか?】

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Vol.128 THE FULLERTON HOTEL

2007-09-22 | Weblog
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【週刊】企業理念 Vol.128 THE FULLERTON HOTEL さまから学ぶ
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 経営の先輩達が悩みぬいて確立した企業理念をいろいろな
 視点から読み解き学び、企業理念育成・経営のヒントを提供します。

            ★今週のヒント★

 【 我が社の求心力となるものは、定義されているだろうか】


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 サービスサイエンスと言う言葉をご存知でしょうか? 
  
 http://jp.fujitsu.com/group/fri/report/research/2005/report-246.html

 サービスが学問として研究されはじめてるようですね。

 
 今回は、「サービス」と「理念」をキーワードに出会った
 THE FULLERTON HOTELさまから学ばせていただきます。


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここから)━━━━━━━━━


 ●私たちの使命 (Our Mission) 

  私たちは真に自然で暖かく心のこもったラグジュアリー
  とホスピタリティーを提供いたします。
  伝統を重んじながらも進化を受け入れ、
  お客様とスタッフの一体感を創造します。 

 ●私たちの価値観 (Our Core Values) 

  誠実 (Honesty) 
  成長 (Growth) 
  尊重 (Respect) 
  創造性 (Innovation) 
  情熱 (Passion) 

 ●私たちを導くもの (Our Guiding Principles) 

  お客様の忠義心 : 成功の鍵 
  効率的なリーダーシップと強いチームの絆 : 成果を出す上での絶対条件 
  安全、安心、環境 : 妥協しない 
  品質と利益 : 最良のビジネスバランス 
  伸びて育つ環境 : 社員の個人的な満足と仕事での成功 

 ●フラトンの方針 (The Fullerton Way) 

  私たちは最高のサービスをご提供できるよう常に努力します。 
  常にプロフェッショナルな姿勢で全てに取り組みます。 
  楽しさとユーモアは私たちの仕事場の一部です。 
  一人一人がその行動に責任を持ちます。 
  チームワークには区切りはありません。 
  私たちは全ての人に心を配り尊重します。 
  最も優秀な人材が集まり留まる環境を創ります。 
  私たちは全ての仕事に誇りを持ちます。 
  私たちは変革を歓迎し順応します。 
  一人一人と明確なコミュニケーションをとるよう努めます。 
  正確な対応を一度目に行います。 
  私たちには決定権が与えられます。 
  全てはお客様を中心に考えます。 
  私たちはお客様とスタッフの価値を認識します。 
  私たちは情熱とエネルギーで一杯です。 
  常に勉強し進歩することが私たちの成功の鍵です。 
  私たちは社会に貢献していきます。 
  私たちは安全で、平和な環境を提供いたします。 


(出所 日本語: http://www.link-one.co.jp/id/index.html 2007/09/22)

(出所 英語 : http://www.fullertonhotel.com/en/AboutTheFullerton/servicephilosophy.html 2007/09/22)


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここまで)━━━━━━━━━


【コメント】
 

 ■私たちを導くもの (Our Guiding Principles)


  お客様の忠義心             : 成功の鍵 
  効率的なリーダーシップと強いチームの絆 : 成果を出す上での絶対条件 
  安全、安心、環境            : 妥協しない 
  品質と利益               : 最良のビジネスバランス 
  伸びて育つ環境             : 社員の個人的な満足と仕事での成功 
 

  この定義(私たちを導くもの)は、日本企業の理念では、
  みかけたことがないものです。

  
  この定義が、企業の求心力となるのでしょう。
  
 


 ★☆★☆★☆★☆★☆★ 今週のヒント ★☆★☆★☆★☆★☆★

  【 我が社の求心力となるものは、定義されているだろうか】

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Vol.127 リンク・ワン

2007-09-15 | Weblog
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【週刊】企業理念 Vol.127 リンク・ワン さまから学ぶ
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 経営の先輩達が悩みぬいて確立した企業理念をいろいろな
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 【 我が社は、企業理念と事業領域がリンクしているだろうか】


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 「部下を成長させる」という表現に違和感を感じていた。

 なぜなら、上司は、部下を成長させることはできない。

 上司ができるのは、部下に成長機会を提供することだろう。

 と、感じていたからです。

 
 今回は、「成長機会」をキーワードに出会った
 リンク・ワンさまから学ばせていただきます。


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここから)━━━━━━━━━


【経営理念~成長機会提供業】

 この世に生を得たとき
 
 誰にも無限の可能性があった

 時の経過と共に、人の可能性は、どんどん狭まり 

 大人になると、限られた範囲の可能性しか残されていない

 我々リンク・ワンは、ビジネスの世界において、

 若人達に、企(起)業家へのチャレンジ機会を提供したい

 企業家をサポートし、社会の可能性に挑戦したい

 そして、何よりも、一人一人の可能性を広げる存在でありたい



(出所:http://www.link-one.co.jp/id/index.html 2007/09/15)

━━━━━━━━ Webからの引用 (ここまで)━━━━━━━━━


【コメント】
 

 ■成長機会提供業


  人と企業に「成長機会」を提供する。

  顧客、株主、当社従業員、お取引先の皆様をはじめ、

  自社に関わる全ての企業と人に対して成長の機会を提供する。

  


  理念と事業領域がリンクしている企業ですね。 





 ★☆★☆★☆★☆★☆★ 今週のヒント ★☆★☆★☆★☆★☆★

 【 我が社は、企業理念と事業領域がリンクしているだろうか】

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Vol.126 ケンタッキーフライドチキン

2007-09-09 | Weblog
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【週刊】企業理念 Vol.126 ケンタッキーフライドチキン さまから学ぶ
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     【 創業者の原体験から理念が育まれる】


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 今日、9月9日は、「カーネルズデー」。

 この日は、カーネル・サンダースさんの誕生日。


 フライドチキンの調理法教える代わりに売れたチキン1羽
 
 につき5セントを受けるというFCビジネスを始めたのが、

 65歳の時だそうです。それから、車で各地を回り、

 73才の時にチェーンを600店をまだ広げたそうです。
 


 す、すごいおじいさんですよね。




 今回は、日本ケンタッキー・フライド・チキン
 さまから学ばせていただきます。


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここから)━━━━━━━━━


【ミッションステートメント】

 
 ■食の『安全・安心』を通じ、
      人の健康づくりに寄与し社会に貢献する。

 ■おいしさを創造し、お客様に楽しく豊かで、
             そして幸せな生活を提供する。

 ■このビジネスで働く人々を幸せにする。


(出所: http://japan.kfc.co.jp/outline/pdf/info2006.pdf 2007/09/09)

━━━━━━━━ Webからの引用 (ここまで)━━━━━━━━━


【コメント】
 

 ■創業者の想い

  
 ケンタッキー・フライド・チキンの創業者 カーネルサンダー氏は、


 早くに父を亡くし、工場で働く母を助けるために


 6才で料理を始めました。


 弟妹と母のために焼いたパンが皆に大喜びされたのが7才。


 このとき、”もてなすことのよろこび”を深く心に刻み付けたそうです。


 この嬉しさをカーネルは生涯語り続け、


 その感動が「おいしいもので人を幸せにしたい」という


 企業理念へと受け継がれているそうです。。 




 ★☆★☆★☆★☆★☆★ 今週のヒント ★☆★☆★☆★☆★☆★

     【 創業者の原体験から理念が育まれる】

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Vol.125 イエローハット

2007-09-02 | Weblog
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【週刊】企業理念 Vol.125 イエローハット さまから学ぶ
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 経営の先輩達が悩みぬいて確立した企業理念をいろいろな
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    【 理念は、一人の人間の問題意識から熟成される】


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  今日、ふとあたりまえのことに気付いた。

  
  企業理念は、一人の人間の想いから生まれた
  ものであるはず。  


  今回は、創業者の理念を受け継いでいる
  イエローハット さまから学ばせていただきます。


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここから)━━━━━━━━━


 イエローハットグループは

 「思いやりの心を磨き、関わる人すべてに喜びと感動を与える」

  という企業理念のもと、お客様をはじめ関わる人との

  心のふれあいを大切にします。

(出所: http://www.yellowhat.co.jp/corp/about/message.html 2007/09/02)

━━━━━━━━ Webからの引用 (ここまで)━━━━━━━━━


【コメント】
 

 ■企業理念の起源

  
  イエローハットの創業者 鍵山健三郎氏の理念は、

  『人心が荒まない世界をつくりたい 』。

  
  この理念の実現のために鍵山氏は

  「掃除」の徹底によって社風を確立。陰徳に裏打ちされた
  「徳の経営」を行った。

 
  なぜ、鍵山氏からこの理念がうまれたのだろうか?

  
  『高校を卒業して就職した社会は、氏の目にはいかにも
  荒廃して見えた。「人の心が荒んでいる」。
  高校卒業で就職した世間はなぜこれほど冷たく、荒廃して
  いるのか。そういう嘆きを禁じ得なかった。』

  こういう問題意識が熟成されて生まれた理念のようだ。

  
  『経営理念は、必ずしも一朝一夕に形成されるものではない。
   経営者の試行錯誤、暗中模索の結果である。それは経営者の
   成熟と対応している。夢や理想、問題意識を持ち続けよ。
   経営理念の形成は、時間を必要とする自己実現のプロセスでも
   ある。』

  
  (『』内は、宮田矢八郎著「理念が独自性を生む」から)


 ★☆★☆★☆★☆★☆★ 今週のヒント ★☆★☆★☆★☆★☆★

   【 理念は、一人の人間の問題意識から熟成される】

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