【週刊】企業理念

こちらへ。「企業理念と戦略の図解」 https://note.com/missionstatement

Vol.240 東洋システム

2009-11-29 | Weblog

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【週刊】企業理念 Vol.240 東洋システムさまから学ぶ
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 経営の先輩達が悩みぬいて確立した企業理念をいろいろな
 視点から読み解き、企業理念育成・経営のヒントを学びます。

          ★今週の質問★

【 我が社の商品開発には、夢と魂が入っているだろうか? 】

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 EOY2009 JAPAN
 アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー2009ジャパン

 日本代表に

 東洋システム株式会社 代表取締役 庄司秀樹氏が
 
 選ばれた。

 http://www.shinnihon.or.jp/eoy/entrepreneur/index.html


 EOYとは、
 新たな事業領域に挑戦する起業家の努力と功績を
 称える国際的な表彰制度。

 

 
 東洋システムさまは、どんな挑戦をしたのだろうか?


 
 今回は、東洋システムさまから学ばせて
 いただきます。

 

━━━━━━━━ Webからの引用 (ここから)━━━━━━━━━

 


「エネルギー産業における技術開発で世界に貢献する」

 

 
(出所 http://www.toyo-system.co.jp/jpn/kaisyashyoukai.htm 2009/11/29)


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここまで)━━━━━━━━━


【学び】

 
 ○二次電池開発のための評価試験装置の開発・製造を手がけている。

 ○この装置、ハイブリッドカーの開発に大きく貢献している。

 ○「独立型・企画提案型電機メーカ」を謳っている。

  請負業者のように受動的に仕事を行うのではなく、

  能動的な仕事をモットーにしている。

  http://www.jir-web.co.jp/jirnews/0706.pdf


 ○「3分の1利益還元の原則」という方針。
 
  “利益の

   3分の1は、将来の為の研究開発資金に、

   3分の1は、従業員の雇用を守る為の貯蓄に、

   3分の1は、和進の精神を持った従業員に還元する”


【コメント】


 代表取締役 庄司秀樹氏は、
 
 「二次電池の検査装置をつくる」という夢への挑戦のため
 
 1989年 27歳で起業したそうです。


 二次電池の普及を直感し、
 そこで必要とされる評価試験・検査装置の
 必要性を予見している。

 そして、約20社100人の技術者から
 意見を聞き、お客さまの要望をとりこんだ製品を
 カタチにした。

 
 庄司氏の夢と魂のこもった商品開発が
 アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー2009ジャパン
 へと繋がったのだろう。

  
 
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┃  我が社の商品開発には、夢と魂が入っているだろうか?

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Vol.239 向山塗料

2009-11-23 | Weblog

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【週刊】企業理念 Vol.239 向山塗料さまから学ぶ
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 経営の先輩達が悩みぬいて確立した企業理念をいろいろな
 視点から読み解き、企業理念育成・経営のヒントを学びます。

          ★今週の質問★

【 我が社は、真に地球環境にいいことをしているのだろうか? 】

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 先日、地球村の代表 高木善之氏の講演を拝聴した。
 http://www.chikyumura.org/


 講演タイトルは、「美しい地球を子供たちに」。

 

 地球には、
 
 地球温暖化/オゾン層破壊/森林破壊/生物種の絶滅
 人口爆発と貧困/食料問題/エネルギー問題/ごみ問題
 
 など多くの人類が起こした問題がある。


 まずは、問題の事実を知ること。

 そして、自分自身、企業が何ができるかを考え
 そして行動することが大切であることは
 わかった。

 しかし、行動にまでは落ちていない。


 講演の中で、真に環境問題に取り込んでいる企業として
 向山塗料さまの紹介があった。


 
 どんな取り組みをしているのだろうか?


 
 今回は、向山塗料さまから学ばせて
 いただきます。

 

━━━━━━━━ Webからの引用 (ここから)━━━━━━━━━


【 ごあいさつ 】 

 

 「私たちの仕事は地球を美しくすることです」


 
(出所 http://www.1611mp.jp/contents/company_1.html#1 2009/11/23)


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここまで)━━━━━━━━━


【学び】

 ○GESM経営(Gaia Enviroment Satisfaction Management)が基本方針。

 ○母なる地球環境に満足してもらえる考え方・行動が基本方針。

 ○社員農場を持って、自ら作物を育てることで地球に対する感謝の気持ち
  を育んでいる。

 ○「太陽光発電」、「ペレットストーブ」、「雨水タンク」など
  いくつかの環境活動に取り組んでいる。
  http://www.1611mp.jp/contents/environment.html

 ○親子リサイクル教室を開催している。
  http://www.1611mp.jp/contents/company_4.html 

 ○五風十雨農場で、『自給自足』を目指している。
  http://5fu-10u.com/


【コメント】

 
 「環境ビジネス」でグーグル検索すると、

 12,100,000 件

 がヒットする。


 「真」に、地球環境に良いことをしている件数は
 何件あるのだろうか?


 「真」に、地球環境によいビジネスとは、何だろうか?

 今すぐに答えられないが、問い続けたいと思います。
 

【おまけ】

  高木氏の講演メモの一部を紹介します。


 「経営とは真理を一生かけて追究すること」

 「一生守ることを約束という」

 「とりあえずの仕事をしてませんか?」

 「本気でどんな未来をつくるのか?」
 
  いろいろと考えさせられた・・・・。
  
 
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┃  我が社は、真に地球環境にいいことをしているのだろうか?

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Vol.238 パルコ

2009-11-15 | Weblog

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【週刊】企業理念 Vol.238 パルコさまから学ぶ
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 経営の先輩達が悩みぬいて確立した企業理念をいろいろな
 視点から読み解き、企業理念育成・経営のヒントを学びます。

          ★今週の質問★

   【 我が社の幹部は、同志集団だろうか? 】

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 以前、部下であった男と久しぶりに再会し飲んだ。


 彼は、父の後を継ぎ会社を経営している。

 

 経営に懸ける想い、夢、課題について語りあった。


 あっという間に5時間が経過した。

 

 同志との語らいは有意義な時間となる。

 

 今回は、彼が経営するパルコさまから学ばせて
 いただきます。

 

━━━━━━━━ Webからの引用 (ここから)━━━━━━━━━


【 ビジョン Vision 】 


  私たちは、

  愛情のこもった食づくりを広げ、

  お客様の健康で幸せな未来に貢献します。


  私たちは、

  人と人とのつながりを深め、

  希望に満ちた心豊かな社会を目指します。


  私たちは、

  感性を磨き、人の可能性を信じ、

  進化し続ける集団を目指します。

 
(出所 http://palco.jp/about/000006.html 2009/11/15)


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここまで)━━━━━━━━━


【学び】


 ○自動券売機の販売、メンテナンスを通して
  食に関するコンサルティングなどを行っている。

 ○地域密着型/スピード対応でサービスを提供している。

 ○券売機というハードウェアにサービス価値を付加している。

 ○券売機を通して、経営者支援を行っている。

 ○自営業者、経営者を対象にした勉強会、セミナーを開催している。

 

【コメント】


  部下と酒を飲むときがある。

  上司と酒を飲むときもある。

  お客様と酒を飲むときもある。

  また、友人と酒を飲むときもある。


  飲む相手により、時間経過のスピード感が異なる。


  部下であれ、上司であれ、お客様であれ、友人であれ

  年の差、地位の差は関係なく、
  
  共有する夢・目標を持つ者、いわゆる同志と
  
  過ごす時間は有意義であり、時間経過が速い。


  語りあえば語りあうほど、夢・目標への道が見えてくるし、
  軌道修正もできる。

  
 
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┃      我が社の幹部は、同志集団だろうか?

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Vol.237 テクノスジャパン

2009-11-08 | Weblog

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【週刊】企業理念 Vol.237 テクノスジャパンさまから学ぶ
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 経営の先輩達が悩みぬいて確立した企業理念をいろいろな
 視点から読み解き、企業理念育成・経営のヒントを学びます。

          ★今週の質問★

【我が社の基幹業務における現場の苦労を知っているだろうか?】

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 昨日は、結婚式に参加。

 披露宴は、立食パーティーだった。

 多くの人との交流、そして新たな出会いが
 生まれることを新郎・新婦が願っての立食パーティー企画だったそうだ。

 
 確かに、いろいろな方と交流ができた。

 初対面でありながら、30分以上語りあった人もいた。


 今回は、披露宴で出会った方がお勤めのテクノスジャパンさまから学ばせて
 いただきます。

 

━━━━━━━━ Webからの引用 (ここから)━━━━━━━━━


【経営理念】


 1.コンプライアンス    : お客様に安心していただけるために

 2.CSR        : 社会的責任の自覚

 3.コア・コンピタンス : 他社には真似のできない独自性

 
(出所 http://www.tecnos.co.jp/company/management.html 2009/11/08)


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここまで)━━━━━━━━━


【学び】


 ○ビジネス系アプリケーションソフト導入のコンサルテーション、
  ビジネス系情報システムの開発を行っている。

 ○「基幹業務の改革」というニーズにIT技術をもって応えている。

 ○意思決定から現場での業務処理に至るあらゆる局面で、
  いっそうのスピード化や効率化を図らなければ生き残れない時代。

 ○企業経営における的確でスピーディーな意思決定や企業活動は、
  いまや様々なIT技術によってその根幹を支えられている。

 ○お客様の業種、業態に合わせて「基幹業務」を改革している。


【コメント】

  社員数が、50名を超えたころから、
  
  ワード、エクセルによる「基幹業務」の管理に限界を感じてくる。
  

  「基幹業務」には、下記の業務がある。 

   -会計
   -予算管理
   -SCM(Supply Chain Management)
   -CRM(Customer Relationship Management)
   -生産管理
   -販売・生産・在庫管理

   この管理には、IT技術の利用が業務のスピード化・効率化を加速する。


   会社成長の段階ごとに
   自社基幹業務にあった管理システムを開発・導入しなければ
   ならない時期が来る。


   しかし、システム導入の経営判断にあたっては課題が生じる。


   ●システム導入の経験がないため判断しにくい。
   ●システム導入による投資効果を評価できない。
   ●今までのやり方(ワード、エクセルベース)からの変化を嫌う。
   ●経営者が基幹作業に携わっていないため現場での苦労が理解できない。
  

   そこで、基幹業務の改革を行う専門家集団が必要とされる。

 

 
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┃  我が社の基幹業務における現場の苦労を知っているだろうか?

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Vol.236 日本志民会議

2009-11-01 | Weblog

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【週刊】企業理念 Vol.236 日本志民会議さまから学ぶ
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 経営の先輩達が悩みぬいて確立した企業理念をいろいろな
 視点から読み解き、企業理念育成・経営のヒントを学びます。

          ★今週の質問★

  【 我が社の「天分」は活かされているだろうか? 】

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 今日のYahooニュースにあった

 「前横浜市長らが政治団体設立」
 
 の記事が目に付いた。


 団体の名前は、

  
  ”日本志民会議”。

 

 どんな志をもって設立されたのだろうか?


 
 今回は、日本志民会議さまから学ばせて
 いただきます。

 

━━━━━━━━ Webからの引用 (ここから)━━━━━━━━━


【理念】 =めざすべき日本の新しい国家理念=

 


  「誇りをもって、自らの天分を活かしきること」

 

 
(出所 http://www.yoikuni-shimin.jp/idea.shtml 2009/11/01)


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここまで)━━━━━━━━━


【学び】


 ○国民各々がその「天分」を活かし、創意と工夫を重ね、
  適正な競争の結果として国民全体が豊かになっていくような
  政策の実行こそが必要。

 ○なぜ日本は、ここまで行き詰まってしまったのか。
  その根本原因は、日本人の「心」が行き詰まってしまっていることにある。
  つまり、「いまさえよければ、自分さえよければ」という自己中心的な
  思考が日本の社会を覆ってしまい、「いまも将来も、自分も皆も」という、
  将来を見つめつつ、自他共の発展をめざす思考ができなくなってしまっていること
  にこそ、問題の根源がある。

 ○わが国の先人たちの喜び、悲しみ、苦難、夢などを、
  私たちへの「貴重な贈り物」として感謝をもって受け止め、
  誇りをもって日本の歴史をしっかりとわが身に背負い、
  そして私たち自身の手で、あるべき未来へと受け継いでいくことが大切。

 ○「日本とはどのような国か」。

  それを考えることによって、この世界のなかで日本の「天分」
  とは何かが見えてくる。
  そして「日本の天分」が明らかになってはじめて、
  その「天分」をいかに活かし、いかなる国づくりをし、
  いかに世界に貢献していくかという「わたしたちの幸福なる使命」
  が明確になる。
  「日本よい国」と誇りをもって胸を張れる国とするために、
  わたしたちは何をなすべきか。

 http://www.yoikuni-shimin.jp/message.shtml


【コメント】


 上記の一文において、

 「日本」を「我が社」に、そして「国」を「企業」に置き換えて
 読んでみると考えさせられることがある。


 ●「我が社はどのような企業か」。

  それを考えることによって、この社会のなかで我が社の「天分」
  とは何かが見えてくる。
  そして「我が社の天分」が明らかになってはじめて、
  その「天分」をいかに活かし、いかなる企業づくりをし、
  いかに社会に貢献していくかという「わたしたちの幸福なる使命」
  が明確になる。
  「我が社はよい企業」と誇りをもって胸を張れる企業とするために、
  わたしたちは何をなすべきか。
 
 
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 「日本」を「自分」に、そして「国」を「人」に置き換えて
 読んでみても考えさせられることがある。
 

 

 【おまけ】

 
  「天分」の知り方

  
  -自社の「天分」を知るには、お客様に次の質問を。
 
  「当社の存在によって、何が助かっていますか?」
 
  
  -自分の「天分」を知るには、第三者(上司、部下などに)に次の質問を。

  「自分の存在によって、何が助かっていますか?」


 
┏━━━━━━━━━━ <今週の質問> ━━━━━━━━━━━━

┃    我が社の「天分」は活かされているだろうか?

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