【週刊】企業理念

こちらへ。「企業理念と戦略の図解」 https://note.com/missionstatement

Vol.72 ジャストシステム 

2006-08-27 | Weblog
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  Vol.72 ジャストシステム  さまから学ぶ
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 この土日、四国の徳島に出張してました。


 徳島で開催されたEV(電気自動車)のラリーに
 参加してきました。


 徳島で私のあたまに浮かんだ企業は、

 
 ワープロソフト”一太郎”で有名な 「ジャストシステム」さま

 と

 カップラーメン”金ちゃんヌードル”で有名な 「徳島製粉」さま
 (知ってる人は、知ってるカップ麺ですよね)

 でした。


 今回は、ジャストシステムさまから
 学ばせていただきます。



━━━━━━━━ Webからの引用 (ここから)━━━━━━━━━


 
   未来が見える力

    人間の可能性と成長を支援する


 (出所 http://www.justsystem.co.jp/mirai/  2006/08/27)


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここまで)━━━━━━━━━


【企業理念育成のヒント】


 ■願いを込めた企業理念


   「未来が見える力」には、

   すべての人々が自らのチカラで、
   最適な未来を創造していただくためのお手伝いをしていきたい。
    
   という願いが込められているようだ。


   これ、私も同感です。
  
   ”自らの力で、未来を創造できる人”がもっと増えたらと。
    


 ■人間を中心においた研究・開発

   人間を中心においた技術の研究・開発に取り組んでいるそうだ。


   (1)情報の獲得と蓄積から知識としての活用をお手伝いする技術。

   (2)考えるプロセスや論理的な思考、創造活動をお手伝いする技術。

   (3)豊かな表現やコミュニケーション能力を高める技術。


  そうか、

  これら技術を具現化した製品のひとつがワープロソフトなんだ。

  製品が企業理念に基づいて開発されているんだ。



 ★☆★☆★☆★☆★☆★ 今週のヒント ★☆★☆★☆★☆★☆★
 
【 わが社の製品は、企業理念に基づいて開発されているだろうか? 】

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Vol.71 コナカ

2006-08-20 | Weblog
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  Vol.71 コナカ  さまから学ぶ
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  「コナカ、フタタ、統合は12月15日」

  (日本経済新聞 2006/08/20)


  今週は、紳士服チェーン店が注目されましたね。


  そんなわけで今回は、コナカさまから
  学ばせていただきます。


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここから)━━━━━━━━━


 ■社是 Mission Statement

     知識 Knowledge

   行動  Action

   責任  Responsibility


  ■経営理念 Management Philosophy


    株式会社コナカは信用を重んじ、
    常に奉仕の精神をもって地域社会に貢献し、
    輝く未来を開拓すべく資本の蓄積と人材の育成に努め、
    社員の幸福と企業繁栄に努力する。


(出所 http://www.konaka.co.jp/outline/01_rinen.html 2006/08/20)


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここまで)━━━━━━━━━


【企業理念育成のヒント】


 ■人材の育成に努め・・


   人材育成システムがホームページで紹介されている。

   理念にある「人材の育成に努め」に対しての解説と読める。



   <  人材育成システム  >


   経営者研修   --> 海外研修

     ↑

   管理職研修   --> 社外研修

     ↑

   新任管理職研修 --> 店長立候補制度

     ↑

   幹部養成研修  --> 小売商販売士検定試験

     ↑

   主任研修    --> コーディネータ認定制度

     ↑

   中堅社員研修  --> 応酬話法コンクール

     ↑

   一般社員研修  --> ラッピングコンクール

     ↑

   新人社員研修  --> 職場内研修
   


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  就職活動で利用された情報源は、

  「インターネットの企業ホームページ」が一番。

  また、就職先の企業を選ぶ理由は、

  「個人の能力、技能ないし興味に関する項目」が上位を占める。

  
  (参考:平成18年度新入社員( 3937人 )の「働くことの意識」調査結果
            財団法人 社会経済生産性本部)
  

  これからの企業には、ホームページに、
  入社後のキャリアパスと、その階段を上がって行くための
  人材育成システムの開示が求められるであろう。



 ★☆★☆★☆★☆★☆★ 今週のヒント ★☆★☆★☆★☆★☆★
 
   【 わが社では、理念に見合った
       人材育成システムが用意できているだろうか? 】

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Vol.70 石川島播磨重工業

2006-08-13 | Weblog

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 Vol.70 石川島播磨重工業 さまから学ぶ
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  先日、石川島播磨重工業の方とお食事をする機会があった。


  お酒で酔いが回ってきたころ、
  
  その中で中間管理職クラスの方が、

  上司を「隊長」と呼び、

  また、硫黄島での戦いを引き合いに出しながら
  仕事への想いを熱く語りだした。

  「この熱気の源はどこにあるのだろうか?」

  そんなわけで今回は、石川島播磨重工業さまから
  学ばせていただきます。


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここから)━━━━━━━━━


 ■経営理念


   「技術をもって社会の発展に貢献する」 
    

(出所 http://www.ihi.co.jp/ihi/gaikyo/policy/policy.html 2006/08/06)


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここまで)━━━━━━━━━


【企業理念育成のヒント】


 ■土光敏夫氏の名言


  石川島播磨重工業といえば、土光敏夫氏のお名前が
  浮かんでくる。


  土光氏の名言を拾い上げてみた。



 ●「能力は必要な条件ではあっても、十分な条件ではない。
   その条件を僕は執念と呼びたい。仕事に困難や失敗はつきものだ。
   そのようなときに、困難に敢然と挑戦し、
   失敗に屈せず、再起させるものが執念である。
   およそ独創的な仕事といえるものは執念の産物であることが多い。
   できないのは能力の限界だからではない。
   執念が欠如しているのだ 。」


 ●「私たちのまわりには、ごく僅かだが“火種のような人”がいる。そ
   の人のそばにいると、火花がふりかかり、熱気が伝わってくる。じ
   つは職場や仕事をグイグイ引っ張っているのはそんな人だ。」



 ●「やるべきことが決まったならば執念をもってとことんまで押しつめ
   よ。問題は能力の限界ではなく、執念の欠如である。」


 ●「行動となって現れないような思考は無用であり、時には有害でさえある。」


 ●「仕事には節というものがある。仕事の節は一日ごとにつけていきたい。
   朝職場に入った時に、今日やるべき仕事がもうちゃんと決まっている。
   それを全部果たすことによって今日の仕事が終わる。仕事を中途半端に
   残して家路につくいやな気持ちは、誰しも心覚えがあるはずだ。」


 ●「60点主義で決断せよ。」


 ●「考えるより当たれ。体当たりによって生きたアイデアが生まれる。」


 ●「失敗は失敗ではなく、ひとつの道行き、経験だと考える。
   人間失敗してはいかんと思うと萎縮する。
   そうではなく、失敗してもいいんだ。
   しくじってもよろしい。失敗してもそれを肥やしにして取り返す。
   前以上に盛り返す。失敗して投げ出してはいけないんだ。
   僕はそういうふうに考えて今までやってきました。」

 
 ● 常に「他のやりかたはないか」を考えよ。


 ●「物事をとことんまで押しつめた経験のない者には、
   成功による自信が生まれない。
   能力とは「自信の高さと幅」だといえる。
   自信を一つ一つ積み上げることが、
   能力を獲得する道である。
   執念の欠如する者には、
   自信を得る機会が与えられない。」


 
 ●「問題や摩擦は、組織成長の芽であり、
   組織が生きて若々しく動いている証拠である。」


 ●「それを前向きに受け止め、
   建設的に解きほぐしてゆく中でのみ、
   組織はダイナミックな成長をとげる。」


 ●「問題を見つけ問題を作り出せ。
   問題がなくなったとき組織は死滅する。」



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 「執念」 「火種のような人」 「熱気」 ・・・
 

  毎年、8月15日に終戦(敗戦)記念日を迎える日本人の魂を
  揺さぶるキーワードだ。


  土光氏のメッセージは、

  「祖生の歴史に恥じない行動を取れ!」と言っている様に

  聞こえる。


  そのメッセージ(土光イズム)が、社員に口伝されているのだろう。

  

 ★☆★☆★☆★☆★☆★ 今週のヒント ★☆★☆★☆★☆★☆★
 
 【 わが社では、祖国の歴史に恥じない行動が取られているだろうか? 】

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Vol.69 日本ヒューレット・パッカード

2006-08-06 | Weblog
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 Vol.69 日本ヒューレット・パッカード さまから学ぶ
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 「働きやすい会社2006」総合ランキング 
  が発表された。
 
  1位 松下電器産業
  2位 日本ヒューレット・パッカード
  3位 大日本印刷

  (2006/08/01 日経産業新聞)

  子育てに配慮した職場づくりや休暇・休業制度の充実など
  仕事と家庭の両立を制度面で支援し、一定の成果をあげている
  企業が上位にきている。

  
  今回は、2位の日本ヒューレット・パッカード
  さまから学ばせていただきます。


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここから)━━━━━━━━━



 「どんな人でも、立派な仕事、創造的な仕事をしたいと望んでおり、
  適切な環境があれば、必ずそうなるものだ。」


   会社は、本当に社員が働きやすい環境・制度を整備する。
   社員は、そうした会社の姿勢に応えるべく責任と義務を要する。
   こうしたお互いのWIN WINの関係をHPでは大事にしています。


 ■HPWay 
   
  HPWayの根幹となる「組織としての信条」は以下の通りです。

  ・私たちは社員一人一人を信頼し、尊敬しています。 
 
  ・私たちは高いレベルの成果と貢献を重視しています。 

  ・私たちは誠実をモットーとしたビジネスを行っています。 

  ・私たちはチームワークを大切にして共通目標を達成します。 

  ・私たちは柔軟性と革新性を奨励しています。 
    

(出所 http://h50146.www5.hp.com/info/hr/graduates/features/hpway.html
    2006/08/06)


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここまで)━━━━━━━━━


【企業理念育成のヒント】


 ■Diversity(多様性)


 「HPWay」には、社員の個性を尊重し多様性を認める考えが根底に
  流れています。
  この基本理念の実践ともいえるのが「Diversity(多様性)」と
  いう考え方です。
  性別・年齢・障害の有無・人種等にとらわれない「差こそ価値がある」
  という考えがこの言葉には込められています。
  同質的な組織ではなく、異質な人々の融合するダイナミズムを、
  HPでは尊重しています。

  ※Diversityの一環の具体的施策 

  ●ハンディキャップをもった人の雇用の推進

  ●女性管理職の積極的登用

  ●フレックスタイム制度

  ●産前産後休暇・育児休暇・短縮勤務制度・再雇用制度

  ●ローテーション申告制度

  ●社内公募制度

  ●キャリアトレーニングプログラム 

 (出所 http://h50146.www5.hp.com/info/hr/graduates/features/hpway.html
    2006/08/06)



  ★企業理念で「言っていること」 と 「やっていること」が 合っている。


  ★今後、少子高齢化時代の日本には、ダイバーシティ(人材の多様性)
   マネージメントがより求められてくる。

  

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 【 わが社では、企業理念で「言っていること」と
         「やっていること」が合っているだろうか? 】

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