【週刊】企業理念

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Vol.218 ハイネットコンサルティング

2009-06-28 | Weblog

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【週刊】企業理念 Vol.218 ハイネットコンサルティングさまから学ぶ
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 経営の先輩達が悩みぬいて確立した企業理念をいろいろな
 視点から読み解き、企業理念育成・経営のヒントを学びます。

          ★今週の質問★

    【 我が社の「志のスケール」とは?  】
 
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 先日、

「臥龍海援隊」出航20周年/ハイネットコンサルティング設立20周年

 の記念イベントに参加させたいただいた。


 代表取締役の臥龍さんこと角田識之先生は、「経営者の整骨師」。 


 私も、時々曲がった思想・方針を正してもらっている。


 常にやること、話すことのスケールが大きくて
 この方といると、自分がとても小さく感じる。


 小さく感じる原因は、「志のスケールが違う」ということだろう。

 

 ところで、「志のスケール」とは?
 


 今回は、ハイネットコンサルティングさまから学ばせていただきます。

 


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここから)━━━━━━━━━


 【天命】


  APRA(エープラ)の心友(ソウルメイト)と共に、
 
  千年事業としての思想と仕組みを構築する。


 【使命】

  アジアの誇りとしての「人本主義(ヒューマンスタンダード)」の確立


 (出所 http://www.e-garyu.com/profile/profile.htm 2009/06/28)
 
 (APRA:  http://www.apra.jp/ )     


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここまで)━━━━━━━━━

【学び】


 記念イベントでいただいた言霊。


 ○財を残すは下、事業を残すは中、人を遺すは上なり、

  されど、財なくんば事業保ち難く、事業なくんば人育ち難し。


 ○トップが変われば、社員が変わる。社員が変われば、家庭が変わる。
 
  家庭が変われば、子供が変わる。子供が変われば、未来が変わる。

 ○与えるものが与えられる。

 ○文化を繋ぐスポンサーになろう。

 ○ウサギとカメ。

  ウサギはカメを見ていた。 カメは、ゴールを見ていた。

 ○「臥龍念願」

   子供たちに、世界中の人々が共生し、戦争と飢餓がなく
   義務教育を受けれる未来の遺してあげたい

 ○一生懸命にお志事をしましょう。

 ○夢は語り続けるから夢である。


【コメント】

 
 ■「志のスケール」とは? 


  まずは、「志」をグーグルで、検索してみた。


 「志とは、自分の心が向かう目標」  
  http://www.mskj.or.jp/seminar/gaiyou/20051108_keihatsu.html
 
 「志とは、人生の大目標」
  http://www.36juku.com/rekishi/youmeigaku.html

 「志とは、自分の力を超えた存在に、
  自分という有限な存在を同化させていく作業なのである」
  http://www.kotodama.in/quote/55756

 「志とは、自分が見届けられないことに対して、本気になれること」
  http://blog.canpan.info/tera/archive/76

 

  では、「志のスケール」とはなんだろうか?


  目標の大きさ?、ちょっと違う気がする。

 
  しばらく(かなり)考えこんだ。


  今の自分の答えは、


  「志のスケールとは、人が語る目標に共感し、集う人数の大きさ」。

 

  自分が語る目標に対して共感し、集う人数は、
 
  角田先生が語る目標に対して共感し、集う人数とは明らかに違う。

 

  ここに、志のスケールに違いがある。


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  企業に置き換えてみると。
  

  企業の志とは、企業理念として語られるべきもの。

  とすれば、

  リーダーが語る企業理念のスケールが、

  共感しその企業に集う人の数を決める。

┏━━━━━━━━━━ <今週の質問> ━━━━━━━━━━━━

┃      我が社の「志のスケール」とは? 

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Vol.217 縄文アソシエイツ

2009-06-21 | Weblog

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【週刊】企業理念 Vol.217 縄文アソシエイツさまから学ぶ
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 経営の先輩達が悩みぬいて確立した企業理念をいろいろな
 視点から読み解き、企業理念育成・経営のヒントを学びます。

          ★今週の質問★

【 我が社は、人との出会いが価値創出機会となることに気づいているだろうか? 】
 
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 先日、縄文アソシエイツ株式会社の方にお会いした。

 
 とてもお世話になってる方からの紹介だったので

 面会した。


 
 出会いから価値が生まれる? 

 

 今回は、ご縁のあった縄文アソシエイツさまから学ばせていただきます。

 


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここから)━━━━━━━━━


 【創業の理念】

  価値ある出会いを無数に創り、

  すべての人が働くことの素晴らしさを実感できる

  社会の実現に貢献します。


 (出所 http://www.jomon.co.jp/mt-contents/rinen.html 2009/06/21)


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここまで)━━━━━━━━━

【学び】


 ○“人と人が出会うことによって価値が生まれ、
   その出会いによって人は成長する”

   という思いをベースにサービスを提供している。

 ○「会社の終身雇用」から「社会の終身雇用」へ
   と我が国の雇用システムの大転換の実現をめざしている。

 


【コメント】

 
 「人と人との出会いから価値が生まれる」


  と聞いたときに誰もが今までの経験から
 
  根拠はないが、なんとなく納得させられるのでは
 
  ないだろうか。

 

  営業でお客様に会い、いろいろな会話をするなかから

  ビジネスが生まれた経験。

 

  あるご縁で出会った人との会話のなかから

  ヒントももらって生まれたビジネスモデル。

 

  転職してきてくれた人、新たに入社した人との
  
  出合いから共に育てた事業。


  など・・・・・  


  -----

  たしかに出会いから価値が生まれた経験がある。


  
  人との出会いの機会を増やすこと、

  これって価値創出機会を増やすことになるのだろう。


 
 
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┃我が社は、人との出会いが価値創出機会となることに気づいているだろうか? 

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Vol.216 三機工業

2009-06-14 | Weblog

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【週刊】企業理念 Vol.216 三機工業さまから学ぶ
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 経営の先輩達が悩みぬいて確立した企業理念をいろいろな
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          ★今週の質問★

【 我が社は、お客様の心を自分の心としているだろうか? 】
 
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 先日、三機工業さまに訪問した。


 三機工業さまは、創業1925年。

 年間売上高 1,909億2,500万円(平成21年3月期)。

 従業員数 1,947名(平成21年3月)。

 
 
 社歴74年の継続的経営の成功要因はなんだろうか? 

 

 今回は、ご縁のあった三機工業さまから学ばせていただきます。

 


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここから)━━━━━━━━━


 ■社是

  エンジニアリングをつうじて社会に貢献する。

  顧客の心を心として誠意をもってニーズに応える。

  よく考え、つねにフェローシップによって行動する。

                   (1980年制定)

 (出所 http://www.sanki.co.jp/csr/doc/2008.pdf 2009/06/14)


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここまで)━━━━━━━━━

【学び】


 ○電気工事をスタートに事業展開している。

  電気工事 → 空調工事 → クリーンシステム → 搬送システム etc

 ○トラブル・クレームを共有財産に変えている。

 ○人事評価は、「結果とプロセスの両面を評価する仕組み」としている。

 ○会社の歩みを次のように表現している。
 
 1925~ 昭和と共に近代化の歴史を歩む
 
 1940~ 戦後復興の機運に応え、技術力を発揮

 1960~ 高度経済成長の渦中で、社会基盤形成に貢献

 1980~ 社会・文化基盤の形成と環境ソリューションの追求

 2000~ 新時代に向かう都市開発と環境整備を推進


【コメント】

 社是の2行目にある

「顧客の心を心として・・・・」とは。


 ”お客さまの心を自分の心とすること、

 お客さまが何を望んでいるかを理解し、いかにこれに応えるかを

 考え実践するかということ”

 と補足説明がされていました。

 

 継続的な、

 「お客様の要望の理解、そしてその対応と実践の繰り返し」
 
 が社歴74年の継続的経営の成功要因である、

 と理解しました。


 そして、その想いの表現が

 「顧客の心を心とする」
 (お客様の心を自分の心とする)

 ということ。


 【おまけ】


  三機工業さまの  ”三”は、 三井系列と関係があるようです。

  大型受注案件は、三井系の物件が目立ちます・・・・・。
  http://www.sanki.co.jp/product/histry/index.html
  

 
 
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┃  我が社は、お客様の心を自分の心としているだろうか? 

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Vol.215 サキコーポレーション

2009-06-07 | Weblog

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【週刊】企業理念 Vol.215 サキコーポレーションさまから学ぶ
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 経営の先輩達が悩みぬいて確立した企業理念をいろいろな
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          ★今週の質問★

   【 我が社の商品開発は、「顧客起点」だろうか? 】
 
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 サキコーポレーションさまのHPを拝見した。


 サキコーポレーションさまは、

 プリント基板の検査機市場にあえて後発で参入。 
 
 会社設立から10年で世界シェア2位まで上り詰めている。


 
 この成功要因はなんだろうか?

 

 今回は、HPでご縁のあったサキコーポレーションさま
 から学ばせていただきます。

 

━━━━━━━━ Webからの引用 (ここから)━━━━━━━━━


 ■経営理念

 
  『新しい価値の創造への挑戦』
  

 (出所 http://www.sakicorp.com/jp/AboutSaki_/ 2009/06/07)


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここまで)━━━━━━━━━

【学び】

 代表取締役 秋山咲江氏の講演会メモを下記のブログで拝読した。 
 http://d.hatena.ne.jp/shingotada/20070208/1170954276

 多くのヒントが含まれている。

 
 ○最先端を走っているお客様と一緒に仕事をしている。

 ○実際に形にしてお客様に見せることで、お客様から具体的なニーズ
  を拾っている。

 ○技術者が打ち出す技術とお客様が求める商品を近づけていくプロセス
  を重要視している。

  -世界の支社から支社長を集め、技術者との交流会を行っている

  -支社長は技術者たちが作った製品がどのように使われているか、
   お客様がどのような要望を持っているかを交流会を通して
   技術者と話し合っている。
 
 ○実績も何もない、小さな会社の製品をお客様に買っていただくまでのプロセス

  Step1:お客さまの工場のサブの生産ラインで無料で試運転させていただく

  Step2:その上でソフトウェア、ハードウェアを含め、改良を繰り返していく

  Step3:その上で初めてメインの生産ラインに入れていただく

  Step4:その生産ラインで初めて効果を出してから、ようやく商談がはじまる


 ○マーケットはグローバル

  -大規模受注の中心は日本から台湾や中国へ

  -世界で戦っていかなければ生き残る選択肢はない

  -日本人が出張で行き、片言の英語で話すようなペースではニーズをつかみきれない

  -各国で顧客ニーズも競争相手も変わってくる


 ○自分たちがどうやって生き残ってきたか。

  -「これをやらなければ生き残れない」という状況でそれを実践し続けてきた


【コメント】


  市場シェア拡大の成功要因は、

  徹底した「顧客起点の商品開発」にある、

  と読み取りました。


 【おまけ】 

 大切にしている言葉が

 アラン・ケイの

 「未来を予測する最善の方法は、それを発明することだ」

 にも、惹かれました。

 
 
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┃   我が社の商品開発は、「顧客起点」だろうか? 

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Vol.214 アチーブメント

2009-06-01 | Weblog

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【週刊】企業理念 Vol.214 アチーブメントさまから学ぶ
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 経営の先輩達が悩みぬいて確立した企業理念をいろいろな
 視点から読み解き、企業理念育成・経営のヒントを学びます。

          ★今週の質問★

   【 我が社の発するメッセージは本物だろうか? 】
 
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 先日、

 アチーブメン株式会社の青木仁志社長と
 名刺交換させていただいた。


 今回は、ご縁のあったアチーブメントさま
 から学ばせていただきます。

 

━━━━━━━━ Webからの引用 (ここから)━━━━━━━━━


 ■企業理念

 
  <上質の追求>

   わが社は選択理論を基にした、高品質の人財教育を通して、

  顧客の成果と創造に貢献し、全社員の物心両面の幸福の追求と、
  社会の平和と繁栄に寄与することを目的とします。

  
  <上質(クオリティ)とは?

  
  1.温かい人間関係の中で生まれる
  2.強制のないところから生まれる
  3.自己評価から生まれる
  4.そのときの最善のもの
  5.いつでも改善できるもの
  6.役立つもの
  7.気分の良いもの(しかし、破壊的でないもの)

  
 (出所 http://www.achievement.co.jp/company/rinen.html 2009/05/30)


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここまで)━━━━━━━━━

【学び】

 青木仁志社長のトップメッセージからの学びです。
 http://www.achievement.co.jp/10/topmessage/

 
 ○その国の意思と事業は同じ方向でなければならない。
 
 ○教育の目的は自信を与えること。自己概念を高めてあげること。
 
 ○衣食住学 学を衣食住と同様に事業にしたい。

 ○人づくりを業とする会社が発展する。

 ○真のキャリアとは本気で生きた時間である。

 ○勝つことを求めるのではなく、強くなることを求める。

 ○苦痛は成功の代償である。

 ○限界を突破するたびに自信が形成される。

【コメント】


 最近、webの動画で社長のメッセージを
 聞くことができるようになった。

  
 文字だけのメッセージと、
 
 動画でのメッセージでは、

 それに含まれる情報量に違いがある。

 動画によるメッセージは、ある意味ごまかしがきかない。


 青木社長のメッセージは、ごまかしのない本物の
 メッセージだと感じました。

 動画メッセージ
 http://www.achievement.co.jp/10/topmessage/
 
 
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┃    我が社の発するメッセージは本物だろうか? 

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