
香港映画といえば『インファナル・アフェア』シリーズしか知らない方々に、こういった心和む香港映画らしい軽いタッチのラブコメディー

馬偉豪監督が撮った2001年の作品。
2000年「花様年華」で香港人として初めてカンヌ国際映画祭で主演男優賞を受賞、
2002年張藝謀監督の「HERO」、劉偉強監督の「インファナル・アフェア」に出演し
カッコイイ梁朝偉ですが、ここでは優柔不断で心優しい牛モツ店の若旦那を演じています。母親や妹たち、そして恋人に 女性陣に振り回され、情けない顔のトニーが拝めます。
牛モツ店の若旦那トンザイの店で秘伝のスープをサミーが捨ててしまい、他店から100個
テイクアウトで持ち帰り、再製を試みるシーンとその後 アイスクリームを片手にお互いの
首をマッサージしながら家路につくシーン。2人の間に連帯感が生まれ、見ているこちらも
ほのぼのとした気分になります。鄭秀文は動けば動くほど キュートで、気が強いようで
実はもろい女性を演じるのが上手いと思います。トンザイが恋人に別れ話をしに行った
けれど やっぱり別れられないと電話が掛かって来た時の表情はほんと良かったです。
元気が湧いてくる映画で、レンタル期間中に2回も繰り返し見てしまいました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます