先週「マイレージ、マイライフ」と2本立てでギンレイホールで観て、すごく良かったので
今日もまた観に行ってしまいました。
2009年のNFLドラフトでボルチモア・レイブンズに指名され入団したマイケル・オアーの実話を
映画化したもの。エンディング流れる本人や家族の映像を見ると更に感動が増して、涙腺が
緩んでしまうのでした。
サンドラ・ブロックの出演作品を観るのは「スピード」と「評決のとき」以来です。
久しぶりにスクリーンで彼女の演技を見て、目の動き、しぐさが上手いなあと思いました。
真冬の寒い夜に半袖短パン姿で歩いていたマイケルを見かけ、「家はあるの?」と声を掛けた
リー・アン・テューイは、特に篤志家だったわけではありません。マイケルを一晩泊めてあげた
時も何か盗まれたりしないだろうかと一抹の不安がよぎったくらいです。翌朝きちんとシーツ
などを畳んで黙って去ろうとするマイケルに興味を持ち、初めて自分が住んでいる町と反対側
に足を踏み入れたことで、今まで当たり前に思っていたことが覆られたというか、マイケルに
よって知らない世界を知ることにより、リー・アンは変わっていきます。
いきなり白人ばかりの学校に投げ込まれて戸惑っているマイケルに声を掛けたリー・アンの
息子SJといい、元々テューイ一家は寛容で分け隔てない思いやりがある家族なんだろうと
思います。
マイケルの育ってきた環境を知り、感謝祭に家族で過ごすという一般家庭でごく当たり前の
光景をマイケルも体験してみたり、子供の頃には出来なかった絵本の読み聞かせをSJと共に
ベットに横になりながら聞いてみたり。家族のふれあいを通して、マイケルの表情もだんだん
変わっていくし、またテューイ一家もマイケルを通して、自分たちの恵まれた環境に感謝し
変わっていきます。
それにしても「しあわせの隠れ場所」という邦題、全然映画の内容と合ってない題です。
隠れ場所って何?マイケルもテューイ夫妻も子供たちも隠れているわけじゃいし。
冒頭に原題の「THE BLIND SIDE」関わる逸話が出てきます。
アメリカン・フットボールではクウォーターバックが花形だけれども地味なオフェンスタックルが
その次に年俸の高いポジションになったエピソードです。クウォーターバックの死角を守るとか、
そんなお話でした。アメリカン・フットボールを始めたばかりのマイケルにリー・アンは
「クウォーターバックを家族だと思って、守りなさい」と話すシーンがあります。
そのアドバイスの後、マイケルの動きが格段に変わってきます。その辺りのシーンも汲んで
原題を生かした邦題をつけて欲しかったなと残念でなりません。
大学のコーチ達のスカウトの様子も面白かったし、マイケルの家庭教師役のキャシー・ベイツも
いい味だしてました。採用にどの政党を支持しているのか、政治の話が出てくる辺りもアメリカ
を感じるシーンでした。
公式サイト
今日もまた観に行ってしまいました。
2009年のNFLドラフトでボルチモア・レイブンズに指名され入団したマイケル・オアーの実話を
映画化したもの。エンディング流れる本人や家族の映像を見ると更に感動が増して、涙腺が
緩んでしまうのでした。
サンドラ・ブロックの出演作品を観るのは「スピード」と「評決のとき」以来です。
久しぶりにスクリーンで彼女の演技を見て、目の動き、しぐさが上手いなあと思いました。
真冬の寒い夜に半袖短パン姿で歩いていたマイケルを見かけ、「家はあるの?」と声を掛けた
リー・アン・テューイは、特に篤志家だったわけではありません。マイケルを一晩泊めてあげた
時も何か盗まれたりしないだろうかと一抹の不安がよぎったくらいです。翌朝きちんとシーツ
などを畳んで黙って去ろうとするマイケルに興味を持ち、初めて自分が住んでいる町と反対側
に足を踏み入れたことで、今まで当たり前に思っていたことが覆られたというか、マイケルに
よって知らない世界を知ることにより、リー・アンは変わっていきます。
いきなり白人ばかりの学校に投げ込まれて戸惑っているマイケルに声を掛けたリー・アンの
息子SJといい、元々テューイ一家は寛容で分け隔てない思いやりがある家族なんだろうと
思います。
マイケルの育ってきた環境を知り、感謝祭に家族で過ごすという一般家庭でごく当たり前の
光景をマイケルも体験してみたり、子供の頃には出来なかった絵本の読み聞かせをSJと共に
ベットに横になりながら聞いてみたり。家族のふれあいを通して、マイケルの表情もだんだん
変わっていくし、またテューイ一家もマイケルを通して、自分たちの恵まれた環境に感謝し
変わっていきます。
それにしても「しあわせの隠れ場所」という邦題、全然映画の内容と合ってない題です。
隠れ場所って何?マイケルもテューイ夫妻も子供たちも隠れているわけじゃいし。
冒頭に原題の「THE BLIND SIDE」関わる逸話が出てきます。
アメリカン・フットボールではクウォーターバックが花形だけれども地味なオフェンスタックルが
その次に年俸の高いポジションになったエピソードです。クウォーターバックの死角を守るとか、
そんなお話でした。アメリカン・フットボールを始めたばかりのマイケルにリー・アンは
「クウォーターバックを家族だと思って、守りなさい」と話すシーンがあります。
そのアドバイスの後、マイケルの動きが格段に変わってきます。その辺りのシーンも汲んで
原題を生かした邦題をつけて欲しかったなと残念でなりません。
大学のコーチ達のスカウトの様子も面白かったし、マイケルの家庭教師役のキャシー・ベイツも
いい味だしてました。採用にどの政党を支持しているのか、政治の話が出てくる辺りもアメリカ
を感じるシーンでした。
公式サイト