先程までフィギュアスケートのエキシビションをテレビで見ていました。
浅田選手のパガニーニの「カプリース」、ちょっと勝気な感じと躍動感に溢れていて、
彼女の持ち味を上手く引き出しているような気がします。好きなプログラムです。
競技会で扇子を使った独創的な振り付けは無理でしょうが、こういったプログラムを競技会で
見たかったなあと思いました。
昨季フリーの「仮面舞踏会」でも2度のトリプルアクセルを含め、ステップといい、高難度の
要素を詰め込んだプログラムで見ごたえがありました。
で、今季フリーの曲はラフマニノフ作曲の前奏曲「鐘」。これはタラソワ・コーチがかつて
他の選手に作ったプログラムなんだそうですね。実際に試合では使われなかったそうですが。
個人的にはもう一つ候補に挙がっていたフランツ・リストの「愛の夢」の方も見てみたいな。
「鐘」の荘厳な調べにあわせた浅田選手の気迫を感じる力強い演技、特にストレートライン
ステップという部分は印象的でした。
また、ずっと苦しんできたトリプルアクセルを五輪の大舞台でショートプログラムに続いて、
フリーでも2回成功させたのは素晴らしいことですし、飛んだ瞬間は一緒にテレビを見ていた
周りの人たちも感嘆の溜め息が漏れました。
アルベールビル五輪での伊藤みどり選手以来2人目となるトリプルアクセルをショートプログラム
と合わせて、計3度跳びながらも、結果は銀メダル。残念ながら勝てませんでした。
男子フィギュアと一緒の結果になってしまいました。
難易度の高いジャンプを成功させたけれども細かいミスのあった選手は銀メダル、
難易度の高いジャンプを跳ぶよりもノーミスで全体をハイレベルにまとめ選手が金メダル。
GOEはジャンプやスピン、ステップなどの要素の完成度や美しさに応じて評価されるそうですね。
フィギュアスケートは芸術的な要素も多く含んだ競技ですが、やっぱりミスをしてしまうリスクを
背負いながらも難易度の高い技に挑戦して成功させることも重要な要素なのではと感じました。
難しいジャンプを跳ばずに、出来るエレメンツの質を上げて得点を稼ぐ、という新採点システム
での勝ち方をよく心得ていて、しかも重圧の中でミスなく滑ったキム選手。
噂ではこの後プロ転向という話もあるだけに、ここで絶対金メダルを取りたかったでしょうし、
様々なプレッシャーに勝って、逃げ切った彼女はあっぱれだと思います。
そして滑りきった後にこみ上げて来た涙は、そういったプレッシャーから解き放たれた安堵感
だったのでしょうか。それに対し、呆然とした浅田選手の表情、そしてインタビューでの涙。
また表彰式で銀メダルを掛けてもらった時にも悔し涙を浮かべていたのが、見ていて胸が痛かった
です。4年後のソチ五輪にキム選手が出場するかは分かりません。もし今シーズン限りで引退
したとしてもプルシェンコ選手のように復帰してくるかも。それはよく分かりません。
現行の採点ルールだと曖昧な部分もあって見ていて、どうもすっきりしない。
跳ぶべきか跳ばざるべきか、いずれにしても史上初のトリプルアクセル3回成功は明確な結果
ですし、本当に凄いことだと思います。
スポーツとして、難易度の高い技にチャレンジし成功させたことを点数に反映して評価したら
いいのになあと思ってしまうのですが、でも考えてみたらキム選手を指導してきたブライアン・
オーサー・コーチが出場したサラエボやカルガリー五輪で女子シングルで金メダルを取った
カタリナ・ビット選手に伊藤選手も揶揄されていたわけで、「芸術かスポーツか」は今に始まった
わけじゃないですものね。。。そういえばカルガリーでのビット選手と米国のトーマス選手の
「カルメン」対決、今でも覚えています。
振り返ってみると、その時その時のオリンピックで印象に残る対決ってありますよね。
それにしても女子は上位5位の選手はロシェット選手以外、皆アジア、アジア系なんですね。
4位に入った米国の長洲未来選手も今後の成長が期待できそうでし、次のオリンピックでは
どんな選手たちが出てくるのか、今からとても楽しみです。
私は4年後、どこで何をやっているのかなあ~
。
☆。.:*:・'゜★。、:*:。.:*:・'゜☆。.:*:・'゜★。、:*:。.:*:☆。.:*:・'゜
打ち鳴らそうとした「鐘」=浅田真央物語、完結〔五輪・フィギュア〕
真央ソチ金獲りへ…タラソワ総監督+日本人新コーチ
悔し涙から一夜明け、浅田は晴れやかな表情で会見場に現れた。女子初の1大会トリプルアクセル3回を決め、手に入れた銀メダル。シルバーの輝きを首からかけ「終わった時は悔しいだけだった。でも、初めての五輪でアクセルを3回跳べたことは、今はすごくうれしく思う。銀メダルを獲れたこともうれしく思っています」と笑みを浮かべた。
あこがれていた夢舞台は、19歳の心に深く刻まれた。「選手村に入った時に凄く驚いた。五輪って凄く大きな舞台で普通の試合とは全然違う」。フリーの後半のジャンプでミスをした悔しさは残ったが、悔しさをはるかに上回る充実感を味わった。そして、気持ちは自然と4年後に向かった。「もう1回五輪に出たいという思いがある。ソチ五輪まで目指せればいいかな」と4年後への挑戦を正式表明した。
ソチへ向け、指導体制も変わる。昨季から師事しているタラソワ・コーチとの契約は、3月の世界選手権(イタリア・トリノ)で終了。同コーチがモスクワで指導したい一方、浅田サイドは国内の練習拠点を変えるつもりがないため、長期間、直接指導を受けられない状況は今後も続くことが予想される。そのため、同コーチは今後メーンコーチから外れるが、世界的にも評価の高い振り付けは来季以降も担当。しかも、ロシアでの五輪開催とあって「ロシアの情報も入ってくるし、つながっていたい。タチアナ(タラソワ)先生は、真央にとって必要なものをそろえてくれるコーディネーター的な存在になる」と関係者は明かした。
浅田選手のパガニーニの「カプリース」、ちょっと勝気な感じと躍動感に溢れていて、
彼女の持ち味を上手く引き出しているような気がします。好きなプログラムです。
競技会で扇子を使った独創的な振り付けは無理でしょうが、こういったプログラムを競技会で
見たかったなあと思いました。
昨季フリーの「仮面舞踏会」でも2度のトリプルアクセルを含め、ステップといい、高難度の
要素を詰め込んだプログラムで見ごたえがありました。
で、今季フリーの曲はラフマニノフ作曲の前奏曲「鐘」。これはタラソワ・コーチがかつて
他の選手に作ったプログラムなんだそうですね。実際に試合では使われなかったそうですが。
個人的にはもう一つ候補に挙がっていたフランツ・リストの「愛の夢」の方も見てみたいな。
「鐘」の荘厳な調べにあわせた浅田選手の気迫を感じる力強い演技、特にストレートライン
ステップという部分は印象的でした。
また、ずっと苦しんできたトリプルアクセルを五輪の大舞台でショートプログラムに続いて、
フリーでも2回成功させたのは素晴らしいことですし、飛んだ瞬間は一緒にテレビを見ていた
周りの人たちも感嘆の溜め息が漏れました。
アルベールビル五輪での伊藤みどり選手以来2人目となるトリプルアクセルをショートプログラム
と合わせて、計3度跳びながらも、結果は銀メダル。残念ながら勝てませんでした。
男子フィギュアと一緒の結果になってしまいました。
難易度の高いジャンプを成功させたけれども細かいミスのあった選手は銀メダル、
難易度の高いジャンプを跳ぶよりもノーミスで全体をハイレベルにまとめ選手が金メダル。
GOEはジャンプやスピン、ステップなどの要素の完成度や美しさに応じて評価されるそうですね。
フィギュアスケートは芸術的な要素も多く含んだ競技ですが、やっぱりミスをしてしまうリスクを
背負いながらも難易度の高い技に挑戦して成功させることも重要な要素なのではと感じました。
難しいジャンプを跳ばずに、出来るエレメンツの質を上げて得点を稼ぐ、という新採点システム
での勝ち方をよく心得ていて、しかも重圧の中でミスなく滑ったキム選手。
噂ではこの後プロ転向という話もあるだけに、ここで絶対金メダルを取りたかったでしょうし、
様々なプレッシャーに勝って、逃げ切った彼女はあっぱれだと思います。
そして滑りきった後にこみ上げて来た涙は、そういったプレッシャーから解き放たれた安堵感
だったのでしょうか。それに対し、呆然とした浅田選手の表情、そしてインタビューでの涙。
また表彰式で銀メダルを掛けてもらった時にも悔し涙を浮かべていたのが、見ていて胸が痛かった
です。4年後のソチ五輪にキム選手が出場するかは分かりません。もし今シーズン限りで引退
したとしてもプルシェンコ選手のように復帰してくるかも。それはよく分かりません。
現行の採点ルールだと曖昧な部分もあって見ていて、どうもすっきりしない。
跳ぶべきか跳ばざるべきか、いずれにしても史上初のトリプルアクセル3回成功は明確な結果
ですし、本当に凄いことだと思います。
スポーツとして、難易度の高い技にチャレンジし成功させたことを点数に反映して評価したら
いいのになあと思ってしまうのですが、でも考えてみたらキム選手を指導してきたブライアン・
オーサー・コーチが出場したサラエボやカルガリー五輪で女子シングルで金メダルを取った
カタリナ・ビット選手に伊藤選手も揶揄されていたわけで、「芸術かスポーツか」は今に始まった
わけじゃないですものね。。。そういえばカルガリーでのビット選手と米国のトーマス選手の
「カルメン」対決、今でも覚えています。
振り返ってみると、その時その時のオリンピックで印象に残る対決ってありますよね。
それにしても女子は上位5位の選手はロシェット選手以外、皆アジア、アジア系なんですね。
4位に入った米国の長洲未来選手も今後の成長が期待できそうでし、次のオリンピックでは
どんな選手たちが出てくるのか、今からとても楽しみです。
私は4年後、どこで何をやっているのかなあ~
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_setsunai.gif)
☆。.:*:・'゜★。、:*:。.:*:・'゜☆。.:*:・'゜★。、:*:。.:*:☆。.:*:・'゜
打ち鳴らそうとした「鐘」=浅田真央物語、完結〔五輪・フィギュア〕
真央ソチ金獲りへ…タラソワ総監督+日本人新コーチ
悔し涙から一夜明け、浅田は晴れやかな表情で会見場に現れた。女子初の1大会トリプルアクセル3回を決め、手に入れた銀メダル。シルバーの輝きを首からかけ「終わった時は悔しいだけだった。でも、初めての五輪でアクセルを3回跳べたことは、今はすごくうれしく思う。銀メダルを獲れたこともうれしく思っています」と笑みを浮かべた。
あこがれていた夢舞台は、19歳の心に深く刻まれた。「選手村に入った時に凄く驚いた。五輪って凄く大きな舞台で普通の試合とは全然違う」。フリーの後半のジャンプでミスをした悔しさは残ったが、悔しさをはるかに上回る充実感を味わった。そして、気持ちは自然と4年後に向かった。「もう1回五輪に出たいという思いがある。ソチ五輪まで目指せればいいかな」と4年後への挑戦を正式表明した。
ソチへ向け、指導体制も変わる。昨季から師事しているタラソワ・コーチとの契約は、3月の世界選手権(イタリア・トリノ)で終了。同コーチがモスクワで指導したい一方、浅田サイドは国内の練習拠点を変えるつもりがないため、長期間、直接指導を受けられない状況は今後も続くことが予想される。そのため、同コーチは今後メーンコーチから外れるが、世界的にも評価の高い振り付けは来季以降も担当。しかも、ロシアでの五輪開催とあって「ロシアの情報も入ってくるし、つながっていたい。タチアナ(タラソワ)先生は、真央にとって必要なものをそろえてくれるコーディネーター的な存在になる」と関係者は明かした。