先週末の土曜日、西荻窪のとあるライブハウスに足を運んだ。
友達の友達がギターリストで、あるプロのバンドの2~3曲をサポートするから来て欲しい
そんな誘いがかかった。
正直、あまり乗り気ではなかった。理由はそのうちに・・・・わかる。
まずは、時間。
約束したときに聞いた。
「何時に行けばいいのかな?」
「夜の7時ぐらいて゜・・・大丈夫だと思いますよ」
「そう、それじゃ大丈夫だよ」
まあ、7時すぎなら9時には終わるから後の予定は大丈夫だと判断した。
で、行ったところ数人の客と友達とその友達が缶ビールを飲みながら客席に座っていた。
「もう始まるんかい?」「いや、8時半からです。」「・・・・・・・・」
まあ、いいではないか・・・・友達からは「ゆるい奴」とは聞かされてたから気にはしなかった。
それから1時間半、缶ビールを2本飲んで時間をつぶした。
しかし、汚れた店だ。何もかも、椅子もテーブルも床も壁も汚れていて、しかも、それが居心地の良い汚れでは無いのだ。
メンテナンスしていない汚れなのだ。でも、缶ビールを買うときに鉄製の小ちゃなコップを渡される。
僕はさりげなく断ることにした。
だって、いかにも口に入れるものは気を使ってますよ・・・なんて最もらしいこと言っている気がしたんだ。
どうせなら、ワイルドさを強調してくれればそれはそれで緩くなれたのに・・・。
「私の店は儲けなんか考えていませんよ。いい音楽をいつも提供していますから・・・そんな緩い、アットホームな気さくな店です。」
店主の下心を感じてしまいそうだった。「フリ」をするなら徹底してくれればいいだけなんだ。