それから1時間半、缶ビール2缶を飲み時間をつぶした。
そして、いよいよステージが始まった。
CDを数枚リリースしているミュージシャンの登場となった。
酔ってる。一目でわかる、そのしぐさ。別によくある事だし、一向に気にすることはない。
で、友人のエレキギターを爪弾き始めた。ボサノバふう~。
MCで「高石ともやの受験生ブルースを題材に・・・・むにゃむにゃ」
その間お客さんはクスクスだったり、わっははだっり、笑ってる。
歌い始めて、リズムはボサノバで歌詞は受験生ブルースの替え歌。
歌詞を変えたところだけで客は、笑う・・・・じぇじぇじぇ・・・だとか。
この辺で、もう一人の僕が言う「まあ、緩さもいいんだよね」て。
しかし、まあ、緩さも程度の問題と・・・もう一人の撲が言ってることもしかり。
たとえば、サビのところだけはキッチりとカッコよく決めるとか。エンディングはギターで決めるとか
そうすれば緩さも強調されて、いい雰囲気ができるのに・・・・
しかし、ひと昔まえのこのあたりのジャズだとかフォークのライブハウスでは毎夜繰り返されていたステージパターン。
何にも変わっていない。
大袈裟だけどこのようなステージがこのあたりの音楽文化であった時代はあった。
「飾らないほんとの自分を曝け出す勇気・・・」みたいな。
文化なんかなくても生きていけるし、その日その時が、楽しければいい。そうだよね。
でも、ホントに楽しいことってそう簡単に手に入らない。
なんでもかんでもが「ほどほどが一番!」「ゆるさは余裕」・・・とても楽に生きられる。
ホントにそれでいいのかい?