歳を重ねると楽しいとか賢くなるとか・・・・みんな戯言なんだよ。

感じるままに、赴くままに、流れて雲のごとし

中央沿線ライブハウス気質・・・・ツー

2013-12-13 | 音楽

それから1時間半、缶ビール2缶を飲み時間をつぶした。

そして、いよいよステージが始まった。

CDを数枚リリースしているミュージシャンの登場となった。

酔ってる。一目でわかる、そのしぐさ。別によくある事だし、一向に気にすることはない。

で、友人のエレキギターを爪弾き始めた。ボサノバふう~。

MCで「高石ともやの受験生ブルースを題材に・・・・むにゃむにゃ」

その間お客さんはクスクスだったり、わっははだっり、笑ってる。

歌い始めて、リズムはボサノバで歌詞は受験生ブルースの替え歌。

歌詞を変えたところだけで客は、笑う・・・・じぇじぇじぇ・・・だとか。

この辺で、もう一人の僕が言う「まあ、緩さもいいんだよね」て。

しかし、まあ、緩さも程度の問題と・・・もう一人の撲が言ってることもしかり。

たとえば、サビのところだけはキッチりとカッコよく決めるとか。エンディングはギターで決めるとか

そうすれば緩さも強調されて、いい雰囲気ができるのに・・・・

しかし、ひと昔まえのこのあたりのジャズだとかフォークのライブハウスでは毎夜繰り返されていたステージパターン。

何にも変わっていない。

大袈裟だけどこのようなステージがこのあたりの音楽文化であった時代はあった。

「飾らないほんとの自分を曝け出す勇気・・・」みたいな。

文化なんかなくても生きていけるし、その日その時が、楽しければいい。そうだよね。

でも、ホントに楽しいことってそう簡単に手に入らない。

なんでもかんでもが「ほどほどが一番!」「ゆるさは余裕」・・・とても楽に生きられる。

 

ホントにそれでいいのかい?


中央沿線ライブハウス気質・・・・

2013-12-09 | 音楽

先週末の土曜日、西荻窪のとあるライブハウスに足を運んだ。

友達の友達がギターリストで、あるプロのバンドの2~3曲をサポートするから来て欲しい

そんな誘いがかかった。

正直、あまり乗り気ではなかった。理由はそのうちに・・・・わかる。

まずは、時間。

約束したときに聞いた。

「何時に行けばいいのかな?」

「夜の7時ぐらいて゜・・・大丈夫だと思いますよ」

「そう、それじゃ大丈夫だよ」

まあ、7時すぎなら9時には終わるから後の予定は大丈夫だと判断した。

で、行ったところ数人の客と友達とその友達が缶ビールを飲みながら客席に座っていた。

「もう始まるんかい?」「いや、8時半からです。」「・・・・・・・・」

まあ、いいではないか・・・・友達からは「ゆるい奴」とは聞かされてたから気にはしなかった。

それから1時間半、缶ビールを2本飲んで時間をつぶした。

しかし、汚れた店だ。何もかも、椅子もテーブルも床も壁も汚れていて、しかも、それが居心地の良い汚れでは無いのだ。

メンテナンスしていない汚れなのだ。でも、缶ビールを買うときに鉄製の小ちゃなコップを渡される。

僕はさりげなく断ることにした。

だって、いかにも口に入れるものは気を使ってますよ・・・なんて最もらしいこと言っている気がしたんだ。

どうせなら、ワイルドさを強調してくれればそれはそれで緩くなれたのに・・・。

「私の店は儲けなんか考えていませんよ。いい音楽をいつも提供していますから・・・そんな緩い、アットホームな気さくな店です。」

店主の下心を感じてしまいそうだった。「フリ」をするなら徹底してくれればいいだけなんだ。