みゆみゆの徒然日記

日本の伝統芸能から映画や本などの感想、
心に留まった風景など
私の好きなことを綴っているブログです♪

御用邸能『鞍馬天狗』

2005年10月04日 | 能・狂言
 いきなりですが・・・やはり私は・・・雨女のようです・・・8月の熱海の薪能も雨。そして地元の御用邸(今は御用邸としての役目は終え、公園になっている。)での薪能も雨の予報。一応出かける前に、問い合わせたら、予定通り行うということ。私は自由席のチケットなので、早めに出かけました。画像は竹で作った特設舞台です。なかなか良い雰囲気です。下はふかふかの芝生だし。
 しかし・・・開演が近づくにつれ、ポツポツと雨が降り出してきました。やっぱり私は雨女です(苦笑)しかし、雨になることも予想し、寒さ対策(海がすぐそこなので、浜風が強いし)上着を着て、ポンチョ、カイロ、ストール、タオルなどあらゆるものを身に着け、配られた二枚のビニール風呂敷で荷物や足を守りました。こんな格好でお能を見ることになろうとは・・・・

 お能の方ですが、『鞍馬天狗』一番のみです。今年は義経ものが多いです!!でも去年も『安宅』だったなぁ・・。今、お稽古している曲だから、こういう場面か!!と思いながら見ていました。シテは毎年、御用邸能に来て下さる梅若六郎師。(何故か沼津の観光大使でもある・・・)お能一番で正面8千円はお高いです・・・(>_<)場所代かな?!
 子方は地元の子どもたち。可愛かった。(牛若は梅若六郎師のお孫さんの美和音ちゃん。)ここで、私がツボだったのは、一番小さい子(3歳くらいの女の子)を後見の晋矢さんが手を引いて、やさしーく後ろに座って見守る姿が微笑ましかったです。(見方間違ってる?!^^;晋矢師ファンなので、どうしても目がいってしまったのよ・・・)
 六郎師のお能は、やはり分かりやすいと思いました。ただ、雨が降ってきたため、客席はもちろんですが、演者もやりにくかったのかな?省略箇所がありました。ちょっと不完全燃焼だったな・・・。寒かったしね・・・^^;。

 シテ:梅若六郎 ワキ:村瀬純 子方:梅若美和音
 笛:田中義和 小鼓:鳥山直也 大鼓:柿原弘和 太鼓:桜井均

 今週8日土曜日は三保松原羽衣薪能へ行く予定。ですが・・また雨の予報です・・・(−−;。祈祷します、晴れるように・・・(笑)