みゆみゆの徒然日記

日本の伝統芸能から映画や本などの感想、
心に留まった風景など
私の好きなことを綴っているブログです♪

おおさか元気 能狂言公演(BS2)

2005年10月19日 | テレビ
 先日放送された番組を録画したものを観ました。休んでしまいましたが、お稽古日の予定だったし、体調不良でリアルタイムで観る気なかったので、どのみち録画予約しましたが、新聞で確認すると、番組が狂言とお能があるのにきっちり1時間。間違いかな?!(^^;と何度も確認してしまいました。が、間違いじゃなかった。それぞれ前半をカットしていた。
 NHK伝芸関係ではおなじみの葛西アナの司会で、公演前にいろいろな解説などがあったみたいです。そちらも面白そうですね。

狂言『寝音曲』
 千作さんの太郎冠者です。宗彦さんが大名。放送では、謡を所望されて、謡いはじめるところからでした。千作さんは、やっぱりすごい方です。観ているだけで面白いです。「存在そのものが狂言」という方もいますし(笑)

観世流能『隅田川』
 片山九郎右衛門師シテです。VTR含め、お能の『隅田川』を観るのは初めてです。(歌舞伎はあります。)子供を捜す母親の姿が哀れで切ないです・・・。船頭の話と我が子のことが合致して・・・というところからです。そこの場面のシテとワキのやりとりが切なすぎました。切ないといえば、「南無阿弥陀仏」と塚の中から梅若丸の声が聞こえてくるあたりも・・・。(低い声の地謡とは対照的に高い声なんで、余計切なく聞こえるんです。)歌舞伎では子役(梅若丸)は出てきません。(今年6月の玉三郎さんの公演では出てきたらしいけど。)母親の切なさと、子供の切なさが二重になって・・・。
 いつか、生で今度は全部観たいと思いました。

 二つで1時間弱という放送時間だったので、ちょっと不完全燃焼でしたが、とても面白かったです。が、やっぱり生で全部観たい(笑)